バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

騎士とリザードと案内屋の相棒・・・ ダブモン!!22話/24

騎士とリザードと案内屋の相棒・・・ ダブモン!!22話24
 
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24
 
 「無いね!!」
 ワナリューが勢いよく少しの嫌悪感感じるくらいで言い放つ!!
 「生誕祭ぐらい帰ったり」
 「やだね」
 「こんなにも良い牧場なら逆に呼ぶことも」
 「断る!」
 「せめてちょっと顔を見せる」
 「いやだっつってんだろ!!」
 ソダマモの淡々とした説得に言葉ごとに徐々に語気を強めて返していくワナリュー
 ・・・
 あ~これはどうなるんだ・・・?
 「致し方無い、この剣で」
 「ならこの銃で・・・」
 と、ソダマモが剣を、ワナリューが銃を取り出し構える!
 「いやいやいやいや待て待て待て待て!!」
 慌てて言いつつ両者の間に入って両手を出して止める俺!
 「いきなり暴力に訴えるな!!」
 「しかしですな、他に手は・・・」
 「そうだぜ!そっちが先に手を出そうとしたんじゃねぇか!!」
 少し諦め気味のソダマモに未だに勢いと少しの嫌悪感ある声のワナリュー、
 「カンテーラ、他に手は・・・」
 「Wカードで・・・」
 あ、結局それになるのか・・・
 カンテーラのこともなげなつぶやきにおもわずあきらめ気味に納得してしまう俺、
 「しかし、私はデッキもデッキケースも持っておりませんぞ!」
 「俺は持ってるぞ!!」
 ワナリューは持ってるのか・・・
 「じゃあ、俺達も力貸すから・・・それでいいか?ワナリュー?」
 その種族名を言いながらワナリューの方に顔を向ける、
 ワナリューは表情を変えずに、
 「いいぜ!じゃあ、俺もデッキケース取ってくらぁ!!」
 しかし納得したようにそう言って家の方に駆けだす・・・
 で、今デッキケースを持ってるのは・・・
 俺は頭の重みに目を向けすらせず
 「カンテーラ、どうする?」
 「俺はいいぜ?ソダマモに力貸してやれよ」
 「おお!かたじけない!!カンテーラ殿、良星殿!!」
 カンテーラのただただ納得したような声に喜んだようなソダマモの声、
 こうして、俺達は戻って来たワナリューに対峙する・・・
 「それじゃ、行くぜ!!」
 「わかった!」
 ワナリューがデッキケースを出して来る、
 炎のような赤の色に真紅の宝玉の付いた立方体・・・
 じゃ、こっちも・・・
 俺がデッキケースを出すと、
 デッキケースは緑色の深緑の宝玉の付いたものに変わっていた
 「おっと、良星殿、こちらを!」
 後ろ左のソダマモがカードを差し出し渡して来る、思わずソダマモの方を見る、
 ソダマモはその目に力込めた決意の目をしていた・・・ワナリューを本気で連れ戻したいのか・・・ワナリューの親の為ではなく、ワナリュー自身の為なのだろう・・・
 「少ないながらも私が持っているカードです」
 「わかった」
 カードを受け取り、急いでデッキケースの中身を入れ替え再度差し出す
 「もういいか?」
 「いいぜ!」
 ワナリューの声に応え再度デッキケースを出すと俺とワナリューの前に
 左前に画面の付いた板が出てくる、
 俺の方は緑の板で向こうのは赤の板だ、
 それぞれの板中央に自身のデッキケースを置くと、デッキケースが左手側に移動、
 デッキケースからデッキが外れてシャッフル、山札となってデッキケースがさらに左側に移動、上下反転して置かれ、
 元の場所には山札が設置、
 互いに山札から五枚のカードを引いて手前に置いてライフカードとし、
 同じ枚数のカードを引き左手に持ち手札とする
 「さぁ、行くぜ!!」
 「行きましょう!!」
 ワナリューと前に出るソダマモの威勢のいい声に触発され
 「おう!」
 勢い良く応え
 「カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 スタート!!
 俺、カンテーラ、ソダマモ、ワナリュー、全員の声にカードバトルが始まる!
 
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