騎士とリザードと案内屋の相棒・・・ ダブモン!!22話22
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22
「リチャージ!」
「リチャージ!」
「セット!」
「セット!」
「オープン!!」
「オープン!!」
「テンッカ」
「ダブモンNo.343、線木の点火プラグ製造工、テンッカ」
「ニジアコヤ」
「ダブモンNo.302、虹鱗の真珠玉出作業員、ニジアコヤ」
俺達の前に現れたのは、木の皮で出来た・・・爆弾?
上に導火線みたいなものが付いていて、赤い点の光の宿る木のうろの様な両目が見え、それが地面に転がる・・・
向こうの前に現れたのは、鱗で覆われた・・・忍者?
目とその周りの人肌のようなものを出した部分以外は鱗のような物に覆われているが、鱗が自在に忍者のような姿を模している・・・
しかし、その姿は七色に光り、ド派手である・・・
「『テンッカのコストにウッドリーフエレメンタルとウッドマニューアエレメンタルとウッドフレイスエレメンタルを指定!!』」
「『こっちはニジアコヤのコストにフレイムバァ二ングバーンドエレメンタルとバァニングバーンドエレメンタルとバァニングバーンアップエレメンタルだ!!バァニングバーンアップエレメンタルの効果でニジアコヤのパワーを100上げズデールのパワーを100下げる!!』」
1番戦闘、行くぞ!!
キネトキルとテンッカが対峙する!
・・・宙に浮く鱗の球体と地面に転がる木の皮の球体か・・・
鱗を発射する球体に対し、木の皮を前方に弾けさせて盾にする球体!
鱗を刃物のように立てて突進していく球体!
木の皮を外に出し、回転して球体を弾く球体!
だが、球体は宙をUターンしつつ目より火のビームを出す!!
球体が体を縮めつつ弾けるように横に跳んで回避!
『「フレイムファイアエレメンタルでキネトキルのパワーを600上げる!!」』
『「ウッドブランジングエレメンタルで相殺!さらにテンッカの効果でキネトキルをトラッシュ!!」』
『「キネトキル自身の効果で相殺!ファイアフレイムバーンドエレメンタルでパワーを800上げる!!!!」』
『「ウッドアブソーブエレメンタルで相殺!!」』
『「フレイムファイアバァニングエレメンタル、パワーを600上げる!!」』
『「ウッドリーフフォースエレメンタルで相殺!さらに、ここでウッドブランチトラストエレメンタル!戦闘でキネトキルに勝利した後、そっちのニジアコヤもトラッシュに!コストにウッドブランジングエレメンタル、ウッドリーフフォースエレメンタル、ウッドアブソーブエレメンタルを指定!!」』
『「しかし!戦闘後のバーンラジットバァ二ングエレメンタルでそちらも巻き添えだ!!コストにフレイムファイアエレメンタル、ファイアフレイムバーンドエレメンタル、フレイムファイアバァニングエレメンタルを指定!!」』
だが、球体の導火線にビームがかすり、ビームから火が引火!?
慌てるように球体が急激な回転をして予想もつかない無茶苦茶な動きをしだし、そのうちもう一方の球体に向かっていく!?
球体も火のビームを出して倒そうとするが地を空転したりして曲がったりして動きが読めず外れる、
そこにニジアコヤが乱入して、地を駆けまわる球体を片手で掴み、
そこで球体から光が放たれ、大爆発!!
そこらのモンスターをすべて巻き込み消滅させた・・・
さらに、その爆発で放射線を描いて鱗が飛んできて
「いたっ!!」
ソダマモの頭に当たった・・・
当たったところを気を抜いていたところに喰らった不意打ちのように目を向け右手でさするソダマモ・・・
ダメージってことか、とにかく・・・
と、ソダマモがワナリューに向き直る
「行きますぞ!良星殿、カンテーラ殿!!」
「おう!」
「お~!」
「けっ!返り討ちにしてやらぁ!!」
俺が両こぶしを握り構え、カンテーラが右手を上げ呑気に答えたところに、ワナリューが上から右目で威嚇するかの如く鋭く見降ろすように目を向け返り討ちの宣言をしてきた・・・
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