バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

足踏み入れし暗い街で・・・ ダブモン!!21話/22

足踏み入れし暗い街で・・・ ダブモン!!21話22
 
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22
 
 「リチャージ!」
 「リチャージ・・・」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット・・・」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「私はオーブカード、シャインプランニングR!」
 「なら、こちらから、ジャッカ!!」
 「ダブモンNo.442、刃毛の金属切断設備制御員、ジャッカ」
 向こうの前に犬の様な腹灰色背が黒灰色のジャッカルが現れる、
 その目には隈ができ、どことなく卑屈にこちらを見てきている・・・
 「ジャッカのコストに闇の階級演技エレメントとクライメントエレメンタルパワーとクライッシュディングキラーディングパワーを指定だ・・・」
 私の前に山札が来て、左から右に巻物のように移動していく・・・
 「これ!」
 そのうちの一枚に右人差し指を突きつけ、それが私の1番に行く!
 「ダブモンNo.33イィィィエェェェェックス!、禁忌の鍛冶屋 ウィルピー・シィン!!」
 ウィルピーの体が光っていき、尾の生えた大人の人型となり、顔が少し先鋭化し、光が晴れる、
 そこにいたのは、半人半蜥蜴人、
 体の右半分が緑の鱗のリザードマン、左半分がいかつくてやせ形の大人の男性の物であり、
 尾は半分人肌、境界線の部分は黒くなっている右半身のみ指は三本になっている
 背には無論、鍛冶槌と鍛冶鋏を背負っている、
 「うおぉおおおおおお!!」
 「おや?」
 叫びをあげるウィルピーに対し向こうの方が目中を上げた笑いかけた好奇の目でウィルピーを見る、
 「いいねぇ、どうだい?この街に住まないか?この街に合った雰囲気だ・・・」
 「断る!!」
 言いながらウィルピーはいきなり槌を手にしながら振り上げ殴りに行く!
 ガン!
 横入りし受け止めたのはあの鰐、アリブドの開けた口と中の牙!!
 少年が、姿を変えて自身を眼に力込め睨むウィルピーを笑いの消えた冷静な目で見上げながら口を開く
 「残念、君の相手は彼だよ、1番戦闘!」
 「1番戦闘!」
 向こうに呼応するように私も応える!!
 ウィルピーがアリブドの口に挟まれた槌を離させようと槌引き左右に動かしあがく!
 「ぐっ!離せ!!」
 しかし、アリブドも挟んだまま、ウィルピーに合わせて口を動かし離さない!
 「ならこれで!」
 アリブドに向かって鍛冶鋏を突きつけ、歯を挟む!
 「そりゃ!」
 引っこ抜こうとする!
 次の瞬間、アリブドが体を回転させ、鍛冶鋏を歯からすり抜けさせさらに、ウィルピーを回す!
 「ぐお!」
 回転し胴体が叩きつけられるウィルピー!
 まったく、何やってんのよ・・・
 「『シャインエレメンタルパワー!』」
 ウィルピーの体に光の力が宿る!
 「『クライタウンディングパワー、相殺だ』」
 アリブドの闇がそれを相殺しとする
 まだよ!
 「『シャインエレメンタルパワー+!』」
 ウィルピーに宿る光の力が強まる!
 「『クライキラーディングパワー』」
 闇がウィルピーの光を消し去ろうと覆っていく!
 「『シャインフラッシュティングエレメンタルパワー』」
 一瞬の輝きが闇を払おうとする!
 「『闇の鏡の惑わしエレメント』」
 闇の中から突如現れた鏡が輝きを跳ね返し、そのまま闇が迫る!
 「『シャインエレメンタルパワー++』」
 闇を払おうと光がさらに強まった!
 「『クライホーリーキラーディングパワー』」
 闇が集まり蛇が己を伸ばすように光に突入していく!
 「『シャインエレメンタルパワートリプルプラス!』」
 しかし、光はそれを許さずに輝く!
 「『クライダークネスエレメンタルパワー』」
 今度は全体的に強まった闇が圧力のように包みかかる・・・!
 ええいしつこい!ならこれならどうだ、手札から!
 「『シャインエマージェンシーシールド!』」
 突如、ウィルピーの周りに直線の部分が光る細かい三角形が球を描く様なシールドが出現!闇を弾いていく!
 「『アリブド自身の効果で相殺だ』」
 アリブドに闇が集中、アリブドに闇の力が宿る・・・
 「『シャインハイライトエレメンタルパワー!』」
 「・・・」
 お、止まった!
 「『それならこのまま発動!シャインエレメンタルパワー、シャインエレメンタルパワー+、シャインフラッシュティングエレメンタルパワー。シャインエレメンタルパワー++』」をコストにウィルピーのパワーを1800上げこの戦闘勝利時にアリブド以下のパワーを持つサメエンティストを相手の手札に戻す!!
 「このぉ!」
 光宿るウィルピーが体に力込め無理矢理立ち上がり詰めにアリブドを力づくで持ち上げ、
 一気に地面に叩きつける!!
 アリブドはその直前に離れ、
 着地しつつ口よりウィルピーに闇の水を勢いよく放出してきた!?
 「甘いわぁ!!」
 ウィルピーが鍛冶槌で一気に闇の水を斬り裂く!!
 さらに、鍛冶鋏を突き出して上あごを掴み下に叩きつけて口を閉じさせ、その上に鍛冶槌を叩き込んでいく!!!
 が、アリブドがローリングで回避!
 鍛冶鋏が外れた口でウィルピーに跳びかかる!!
 「ここだ!!」
 ウィルピーが鍛冶鋏を無理矢理アリブドの口に突っ込む!
 「とどめ!!」
 さらに喉奥に鍛冶槌を突き叩き込んでいく!!
 アリブドも闇の水を吐いて対抗しようとするも、その前に鍛冶槌が入る!
 アリブドが衝撃で爆発、消滅する!
 「さらに、『ウィルピー・シンの効果!!2番戦闘で追加攻撃!!』」
 ウィルピーが続けて向こうの方に跳躍!
 そのまま鍛冶鋏で大きく右から左に払う!
 向こうが跳躍で避けると、そこに上から鍛冶槌を叩き込む!!
 少年が柄の黄色い鈍い輝きの短剣を顔前に横に出し防ごうとする、が、短剣に槌が当たると短剣が砕けた!!
 
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