足踏み入れし暗い街で・・・ ダブモン!!21話19
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ううむ、避ける精度も精密、か・・・
「リチャージ!」
「リチャージ・・・」
「ドロー!」
「ドロー!」
「セット!」
「セット・・・」
「オープン!」
「オープン!」
「クライメントエレメンタルパワー、オーバックス・・・!」
オーバックス!?来るか・・・でも、こっちが先!
「メイコーリン!!」
「ダブモンNo.112、一点星の愛玩番犬、メイコーリン!」
光が私の前に集まり、そこで光が弾け、一体の子犬が現れた、
の模様のような光の文様をもつ小さな体躯、毛がマントのように背中で伸びている・・・
私は少年に視線を戻し宣言!
「『メイコーリンのコストにウィルピーキラメントとシャインフラッシュティングエレメンタルパワーを指定!ウィルピーキラメントの効果でこのリサイクルを裏に!!』」
「では、」
向こうの山札が巻物のように右手側から左手側に移動していく・・・
「これだ・・・!」
少年の右人差し指で指定したカードが1番に移動する!!
「ダブモンNo.439イィィィエェェェェックス!、重刃の刃物金属切断工、アリブド・オーバーァアア!!」
少年の前で闇色の水が吹き上がったと思ったら、それが雨となって降り注ぎ、
その中で闇色のそれが闇霧がかった姿から前進してきて
雨を吹き飛ばすように吠え、その姿を明確にする、
それは、濃緑の闇色の鰐、その歯は刃のようになっており、
果物が描かれたステッカーのように体の鱗に一部が白と黒になっている
少年のつり上がった目の視線が現れた鰐から私に戻る
「さ、1番戦闘だ・・・」
現れたアリブドが四つ足動かしエッキーに向かう!
エッキーもその足で向かって行き、飛びかかる!
エッキーが右拳を突き出し、アリブドの目を狙う!
アリブドは顔を上げてその口を開き噛みついていく!
が、エッキーが両手を上下に向けその口を開けた状態で防いだ!
エッキーは後ろ足、アリブドは四肢が地上に付き、口と手を介して向かい合う両者・・・
と、アリブドが口より闇色の水を一直線に放出!エッキーが壁にまで叩きつけられ埋まる!
そこでアリブドが四肢を伸ばしてエッキーに向かって放物線状に跳躍!
エッキーに壁ごと喰い切り、
エッキーがアリブドの口の中で爆発!消滅する・・・
壁の破片がこっちに飛んで来る!
「っつ!」
「ウィルピー!?」
ウィルピーが前に出てかばった!?
「四葉さんは続けてください!」
「わ・・・わかった、」
「おっと、クライタウンディングキラーディングパワー!」
少年が手札を見せて宣言してきた!?
『コストに闇の階級演技エレメント闇の鏡の惑わしエレメント、クライッシュディングキラーディングパワー、クライメントエレメンタルパワーを選択し、戦闘勝利時エッキーとメイコーリンをトラッシュに、無論、そっちのカードじゃ相殺できないはずだ』」
相殺できない!?
そのまま2番戦闘が始まる!!?
サメエンティストが紫の重力場を開放!!
メイコーリンは重力が無くなり浮く!
が、四肢を懸命に床に着け、サメエンティストに向かって跳ぶ!
しかし、サメエンティストは翼を動かして上に浮くだけで避ける!
メイコーリンは四肢を動かしてそっちに行こうとするも全く軌道が変わらない・・・
メイコーリンの体が光り、足の速さも上がるが、変わらない、
そこにサメエンティストが飛びコマのように回転、
その尾ヒレをメイコーリンに叩きつけてメイコーリンが勢いよく飛んで壁にぶつかり爆発!消滅する・・・
「でも、3番戦闘!!
プーマヤが右肩の剣を少年に突きつけ走る!
が、今度は体ごとの体当たり、しかし、向こうは少し跳躍して、
剣の切っ先にその両足を乗せて剣を止めた!?
プーマヤがそれを見上げ目を丸くして動きを止める、
向こうはそのまま後ろに宙返りして着地!
・・・ここまで来ると嫌味にすら見えるわねぇ・・・
そんなことを考えつつ私は宣言、
「ターンエンド!」
「ターンエンド!」
返すような少年の、こちらを見据えた少年の私に返すようなの宣言により、
互いの宣言が裏路地に響いていく・・・
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