バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

魔族の魔術学校 ダブモン!!20話/09

魔族の魔術学校 ダブモン!!20話09
 
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 「ささ、ここが体育館ですよ」
 階段を降りた後、左に伸びる廊下をしばらく歩いた先にあった両開きの扉の前でそう言われ、おっさんが紙製?の両開きの扉を手前に少し開け、その隙間から中を見る・・・
 そこでは一定間隔で整列して杖を振るい、炎を出して前に撃ち出す子供たちがいた・・・
 「大丈夫なんですか?この体育館・・・それに、子供にあんな力を・・・」
 僕は思わずこぼす
 「ああ、体育館なら問題ありません、紙に見えますが、強力な保護魔法を使っているんですよ、それに、子供達にもきちんと言い含めてありますよ、もっとも、こればっかりは外でそんな事件を起こしていないという言葉を信じてもらうしかありませんが・・・」
 だろうなぁ・・・
 おっさんが僕の視界外で説明してくれたことに思わず納得する
 「それじゃあ、紙に書かれた文字は・・・」
 今度は兎白の質問
 「勉強科目や魔法の呪文などですよ、どれだけ強力な魔法や物理攻撃でもこの建物を壊すことはできません!もっとも、限界はありますし、維持もかなり・・・とと、これ以上はいけませんね、さ、次に行きましょう・・・」
 はぁ・・・
 感嘆とも納得とも言えないただただのため息をつく中で、おっさんは扉を閉じ振り返って歩き出す、
 それに僕達は付いて行く、
 さて、いつここから出ると言い出すべきか・・・
 
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