バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

魔族の魔術学校 ダブモン!!20話/08

魔族の魔術学校 ダブモン!!20話08
 
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 「なぁ、カンテーラはどう思う?この学校・・・」
 前を歩く良星が頭上のカンテーラを見ながら質問する・・・
 「変なバリアがこの学校を覆ってる・・・」
 へ!?
 「ああ、外から侵入者が来ないように普段はバリアを張っているのですよ」
 一番前を歩くおっさんがこちらも水に先導しながら朗らかな声で返してきた、
 それってつまり、いざって時でも出られないってことでは・・・?
 おっさんの言葉に思わず慟哭する・・・
 横に扉と廊下に接する窓備えた壁持つ教室が見えてくる・・・
 机と椅子が規則的に四角く並び、向こうの壁には空除く大きな窓が並ぶ
 先程のローブを着た子供たちが、教科書を開いて読んでいてその前方には黒板の前に魔族の大人、
 赤い肌に長いローブを着けた長い髪の成人男性で、おそらく先生・・・
 その机と椅子まで白い紙と文字で構成されている様は異様だが、それ以外は普通だ・・・
 「はっ!はっ!はっ!どうですか?うちは独自カリキュラムで様々な魔術を学べますよ」
 おっさんのこっちも見ずにの声に思わず訊いてしまう
 「例えばどんな?」
 「各種属性の基本魔法から、魔法を利用しての薬学、あまり大きくは言えませんが呪いまで・・・」
 「マジックブックも?」
 「ああ、最近多いんですよね、マジックブックの魔法言語を教えて欲しいって、一応教えられますが、あれは教えられる講師が限られていて・・・」
 「そういうものなの?」
 「なんせ紙に表現させるもので普通の魔術より繊細な言語能力を必要とするんですよ」
 「へー」
 そんな会話の中、
 僕達は教室先を右に曲がりそこにあった左が上右が下に続くその二つの中央に厚広い手すりを持つ横幅広い階段を降りていく・・・
 
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