魔族の魔術学校 ダブモン!!20話07
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「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
「セット!」
「セット!」
「オープン!!」
「オープン!!」
「グリブレイ!!」
「ダブモンNo.31、生命の壊し屋、グリブレイ!!」
僕の前に風の球が着弾して弾け、嵐を巻き起こし、さらに、それを縦に斬り裂いて刃角付きのグリフォンが現れる!
表茶色、裏白色の翼をはためかせ、白い鷲の頭に茶色の体、四肢の体の後部、
黄色いくちばしに足を持ち、その額には透明と言っていいほど透き通った四光星にすこしふくらんだ両刃の刃が付いていた・・・
「ジャコク!!」
「ダブモンNo.378、孤黒の損害保険考調査員ジャコク!!」
向こうの前で降って現れたのは、毛皮の量が少し多い黒いジャガー?
それは、明らかにグリブレイを見上げ、敵意を向ける!!
「『グリブレイのコストにマグマエレメンタルパワー、爆発バニッシュエレメンタル、刧爆バニッシュエレメンタルを指定!!刧爆バニッシュエレメンタルの効果で2番戦闘、パワー差500までの敗北を引き分けにする』」
「ならばこちらは『火炎魔力アップエレメンタル、コンセントレートアゲインストエレメンタルパワー、コンセントレートサゲインストエレメンタルパワーだ!!火炎魔力アップエレメンタルの効果でジャコクのパワーを200上げる!!』」
1番戦闘!!
僕とおっさんの声が響く!!
グリブレイが空に飛び、ジャコクに上空より跳びかかる!
これをジャコクは軽やかに斜め右上に飛び避けるものの、地に着いたグリブレイがその翼で打つ!
吹き飛ばされるジャコク、が、そのしなやかな体で着地し、グリブレイに跳びかかり返す!
グリブレイが透明の刃角を向ける!
「『ジャコクの効果!引き分け時を勝利にし、勝利した時、追加攻撃だ!!』」
が、ジャコクは胴から毛皮に偽装していた大きな翼を広げ、その尾を、いや、ただの尾に見せていた尾羽と尾が一体化したようなものの尾羽の部分扇のように広げて飛び、グリブレイの後ろに着地グリブレイに跳びかかる、
飛ばれたことで見失い、不意を突かれるグリブレイ、その背中に取りつかれ、
慌てて振り返ろうとするも、振り返ったところでジャコクがその牙を立てた!!
グリブレイが痛がり暴れるも、そのままジャコクはグリブレイを捕まえ上まで飛び、
そのまま一気に地面に飛んでグリブレイを叩きつけ、グリブレイは爆発!消滅する
ぐっ、グリブレイ・・・
「でも、2番戦闘!!」
マグフラッがルエカラウへと走る!!
そして、その勢いを利用して、手から円盤をルエカラウへ投げる!
水の中に突入する円盤!マグマが冷めただの岩になりながらもルエカラウへ届きかける、
が、ルエカラウが真剣白刃取りの要領で円盤を行けとめ、投げ返しつつ自ら三つの水弾を勢いよく発射!!
対するマグフラッは腕で円盤を受け取りつつその円盤で水弾を順番に全て受け止め円盤が砕かれながらもダッシュ!ルエカラウに拳をぶち込んでいく!!
ルエカラウも思い切り大きな水弾をぶち込んでいく!!
水弾で砕かれる拳!だが、マグフラッの跳躍により、ルエカラウに体当たり!
互いに頭がぶつかり背より地に落ち爆発!消滅する・・・
「だが、3番戦闘!!」
ジャコクが大口開け牙を突き立てようとこっちに来る!?
「ぬおりゃあああ!!」
が、それをイグリードが突如僕の前に出てその右拳を牙に突き出して当てはじき返した!!
「イグリード・・・」
イグリードが僕を見ずに目じり上げた挑戦的な笑顔で口を開く
「さ、次はどんなので行くんだ?相棒!!」
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