魔族の魔術学校 ダブモン!!20話06
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「ささ、どうぞどうぞ」
重厚な紙と文字の机、その左右にある紙と文字のソファの右の方のソファに座り、
スーツを着た二足歩行のジャッカルのような姿をしたダブモンがらしてきた小さい器のお茶を飲む・・・
うん、苦みが効いてる・・・
「そうだ!これから学校を見学してみませんか?」
正面のおっさんがいきなり朗らかに少しの緊張が解けた笑顔で大きな口開け言い出す、
いきなりそんなこと言ったって・・・何か裏がありそうな・・・?
でも、なんか、見学しないと出してくれなさそうな・・・・?
「少しならな・・・」
良星がつぶやくように言う
「うん・・・」
少し首を縦に振る兎白
「・・・ちょっとだけなら・・・」
僕も戸惑いながら返す
「仕方ない・・・」
ため息交じりの声の四葉さん
「おお!それではこちらにどうぞ!!」
と、おっさんが笑顔になりかけの顔で扉まで行って開け部屋を出て行き、僕達も出ていき、最後の四葉さんが扉を閉める・・・
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