魔族の魔術学校 ダブモン!!20話16
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16
「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
「セット!」
「セット!」
「オープン!!」
「オープン!!」
「では、次はこちらから行くぞ、ヒゲボウキ!!」
「ダブモンNo.394、顔付きの床清掃業者、ヒゲボウキ」
おっさんの前に突如硬質の草が着地する音して立った竹箒が現れる、
ブラシ部に立派な髭の付いた顔のような造形がされたユニークな箒だ・・・
・・・ダブモンだよね・・・?
そうと信じてこっちも!
「行くよ、コクユ」
「ダブモンNo.386、黒油の給油所従業員、コクユ」
黒い液体の水たまりが現れると、それがトカゲの形に盛り上がり、
イモリの様な両生類となる、背中に左右対称に波打つ金色の模様、
それ以外にも小さな金色のあざがそこここに少しある・・・
「『私はヒゲボウキのコストに火炎魔力アップエレメンタル、コンセントレートディアゲインストエレメンタルパワー、コンセントレートディサゲインストエレメンタルパワーを指定!』」
「『僕はコクユのコストに爆発バニッシュエレメンタル、刧爆バニッシュエレメンタルを指定!!』」
1番戦闘!!
ヒゲボウキがまるで上に魔女を頂くが如くにグハガネツに向かって飛ぶ、
グハガネツがマグマの爪を振り上げ振るう!
引火するヒゲボウキ!
慌てるように目を見開き体を上下させるが、
箒を払うように体を振るうと、なんと、炎が凍り、消える、
・・・にしても、ヒゲボウキの効果、止められるか?パワー差800より上まで上げないと・・・ただいま100・・・
「『グハガネツの効果!グハガネツのパワーを100上げる』」
反応無し・・・くそ!
「『マグマエレメンタルパワーで600上げ』」
「『コンセントレートサゲインストエレメンタルパワーで相殺!』」
反応してきた・・・だけど・・・
「『ヒートジオエレメンタルパワー!』」
「『コンセントレートアゲインストエレメンタルパワーで相殺だ!』」
くそ・・・残ったマグマグラスエレメンタルパワーじゃ600上げられるだけ・・・届かない!!
と、ここで今度はグハガネツが爪に水をまとわりつかせてヒゲボウキに振るって行く!
しかし、ヒゲボウキが体を払わせると、水が凍りついた!
下がるグハガネツ、ここで足のマグマを熱し、水を蒸発させタービンを回す!
同時に、ヒゲボウキが体を回す、と、その足元に円を描く六芒星を中心とした白色魔法陣が展開した?!
グハガネツが電撃を放射!!
ヒゲボウキの魔法陣の周りに透明な魔法の障壁が出現!電撃を左右に分ける!
そこでグハガネツがマグマの爪を突進して振るい、魔法の障壁を破壊!
そのまま大口開けヒゲボウキに突っ込む!
「『ここで私はヒゲボウキの効果を発動!!800以下のパワー差の戦闘後、互いの敗北、引き分け時のトラッシュ送りを無効化し、ターン終了時にヒゲボウキを3番に、さらに、チャージゾーンの裏側表示のカードを三枚ターン終了時までトラッシュに送ることで、戦闘を行ったグハガネツをトラッシュに!!』」
が、そこでヒゲボウキが自身で一払い、寸前のグハガネツを凍り付かせた
さらにヒゲボウキが飛んでグハガネツの後ろに着地し、グハガネツの後方へから上へ自身を一回転、グハガネツの頭に箒の払い部分を叩きつけ
グハガネツを床に叩きつけ氷ごと砕きながらグハガネツが爆発!消滅する・・・
でも・・・!
「2番戦闘!3番戦闘!!」
ギカルサンがスケートでも滑るようにおっさんの周りに白い円を描き、
コクユが口から黒い液体を吐きかける!
ゴッ!!
円から出た火が黒い液体に引火、大きな音立て大火炎がおっさんを包み込んで一瞬で燃え上がり、消える、
「ゲホッ!ゲホッ!これはきついね・・・」
そ・・・そうなの・・・?
右拳を口に当てせき込むおっさんに思わず突っ込む、
と、おっさんが改めて僕を見据え、
「ともかく、そろそろ切り札行かせてもらおうか!」
来るか!?
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