バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

魔法ある世界・・・ ダブモン!!19話/07

魔法ある世界・・・ ダブモン!!19話07
 
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 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 引いたのは・・・高パワーカード!これで一気に決める!!
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「これで決める・・・グリブレイ!!」
 「ダブモンNo.31、生命の壊し屋、グリブレイ!!」
 俺の前に風の球が着弾し巻き起こる嵐、
 それを縦に斬り裂いて、刃角付きのグリフォンが現れる!
 表茶、裏白の両翼、白い鷲の頭に黄色いくちばしと前足、
 茶色い毛皮の体の前半分に獅子の後部を持ち、
 その額には嵐を斬り裂いた中ほどが四光星にすこしふくらんだ透明な両刃の剣角が着いていた・・・
 「こっちはこれよ、テリトリイルーズエレメンタル!!オーバックスよ!!さぁ、グリブレイのコストを選びなさい!!」
 オーバックス!?何が来るんだ!?
 「グリブレイのコストにアイスエレメンタルパワーとフリーズフリージングアイシングエレメントと凍える風エレメンタルパワーを指定!!さらに、凍える風エレメンタルパワーの効果で相手の全てのモンスター、オーバーのパワーを100下げる!!」
 お嬢様の前で山札が左から右に巻物のように動き始める・・・
 「これよ!!」
 「ダブモンNo.397イィィィエェェェェックス!鋏器鼻の庭師、グラデア・オーバー!!」
 上から降ってきて地響きを上げる巨体、
 それは象のようで長い鼻に大きな鋏を持ち、体に葉っぱ生い茂る木を巻きつけている・・・
 1番戦闘!!
 俺と向こうの声が唱和し、
 翼持つ体と長い鼻持つ巨体が向かって行く!!
 グリブレイがグラデアに向かって飛んでいき刃角の振り下ろす!
 対するグラデアが鼻と鋏を振り上げ刃角を受け止め、鋏で切り取ろうと挟む!
 グリブレイが翼を前に羽ばたかせて下がる、
 今度はグリブレイが真上に飛び、そのままグラデアの背に刃角を突き刺そうと飛び、そのまま突き刺す!
 痛みで悲鳴を上げるグラデア、
 「甘い!私はここで一点マネジメントエレメンタルパワーを発動!!テリトリイベントデイエレメンタルパワーをコストに、グリブレイのパワーを400下げ、グラデアのパワーを400上げる!!」
 お嬢様の声と同時にグラデアは目に力を込め、火が灯ったような闘志の目となり、グリブレイに向かって鼻で持った鋏を伸ばす!
 気付き慌てて左に避けるグリブレイ、そっちに向かって鋏が伸びグリブレイが右に避ける!
 が、刺さったままの角の方に鋏が伸び、慌ててグリブレイが抜こうとする、
 ものの、一足遅く、グリブレイの首を鋏が挟んでグリブレイが爆発!消滅する・・・
 っつ・・・!
 「でも、2番戦闘!!」
 ヒョウセンがスフィアジャに向かって氷の道を伸ばし滑る!
 対しスフィアジャが光を集めて照射!!
 ヒョウセンが氷の壁で光の角度を変え光を避ける!
 そのまま突撃するヒョウセン、
 さらに、前方を凍らせていきスフィアジャの本体を氷漬けにする
 「テリトリデイエレメンタルパワーの効果でパワーを逆転!」
 「いいや、ヒョウセンの効果で相殺だ!!」
 しかし、スフィアジャが光り輝いていくと氷が解け、
 ヒョウセンの腕の一撃を上に飛んで危機一髪で回避!
 上に飛んで光を自身に集めレーザーとして放つ!
 今度もヒョウセンはスフィアジャに向かいながら氷の壁を形成するも
 出力の違いか氷の壁が逸らしきれずに解ける!
 が、その一瞬の猶予でヒョウセンはレーザーを右に避けて一気に向かって行き、氷の壁をスフィアジャを囲むように話してボックス状に形成、
 スフィアジャを逃げられないようにしてヒョウセンがスフィアジャをその腕で掴み、光を強く放つ前に思い切り握りつぶして
 スフィアジャが爆発!消滅する
 お嬢様の目を細めた冷たい目がこちらに向く
 「パワーたった100で痛み分け・・・ですが、敗北からは逃れられませんわ!!」
 「それはこっちの台詞だよ、ね、フリィジア?」
 フリィジアの上半身が上がり、眠そうに目を閉じ、大口を開け、両腕を上に伸ばす
 「ふぁああ・・・おはよう、相棒!」
 フリィジアが顔に力を取り戻した真顔に戻りながら浮遊し、僕の前に出る!!
 「ターンエンド!!」
 「ターンエンド!!」
 互いの宣言が響き渡る!!
 
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