霊奴の廃坑 ダブモン!!18話18
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18
「・・・」
黙ってこちらを見るだけ、
何の返答も無い・・・か・・・
俺は振り返り
「行くぞ、これ以上は無駄だ」
言いつつ相棒たちの横を通り抜ける
「おいおい、いいのかよ」
「仕方ないだろ、どうにもできないんだから」
「出口は」
「意地でも探してやるさ」
そう相棒に返しつつ俺は出口より出ようと・・・
が、いつの間にか白い幽霊が密集し、こちらを見て行く手を塞いでいる、さらに・・・
・・・後ろから黒い気配がする!
振り返ると、コウザンドが俯いて黒い力を放出し、髪の毛をその力で逆滝のように登らせている、
・・・やっぱり、何か思惑有り・・・か・・・
俺はもう一度、皆の前に踊り飛ぶ
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