ダブモン!ダブルカードモンスター!!18
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「おい、ちょっとやりすぎじゃ」
「安心しろ、峰打ちだ」
「お前の剣、峰の無ぇ両刃じゃねぇか!!」
「・・・あ・・・」
カンテーラがまじまじと自分の右手の剣を上げ、見る
こいつは・・・
「いたたたた・・・」
が、それにもめげずに女神が立ち上がる、思わず駆け寄る俺
「おい、大丈夫かよ!」
「ええ・・・大丈夫大丈夫、剣の刃の無い腹の部分で打ってくれたのね」
女神がはかなげな笑顔を浮かべる
「そうそう、そんな感じのが言いたかったんだよ俺は」
嘘つけ、絶対峰打ちとか言いたかっただけだろうが・・・
「さて・・・」
と、女神が表情を引き締め直し、改めて俺の方を見据える
「あなたの願いを叶えましょう、さぁ、目を閉じて・・・」
「お、おぅ」
目を閉じる俺の周りを、目を閉じていてもわかるほどの光が包み込んでいく・・・
終わり
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――