バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

岩で鳴く音 ダブモン!!17話/13

岩で鳴く音 ダブモン!!17話13
 
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 リチャージ!
 ドロー!!
 俺と兄ちゃんの声が響き渡る!
 こっちは3番とチャージゾーン、向こうは1番とチャージゾーンに裏側で置き
 セット!
 互いにモンスターゾーンのカードを表に!
 オープン!!
 「来い!ジプシェリー!!」
 「ダブモンNo.113、海月の放浪踊銃士、ジプシェリー!」
 俺の前の床から盛大に水を跳ねさせ透明なクラゲが飛び出して来る!
 幾多の触手を左右でまとめて縦ロールにし、上が丸く膨らんだ透明な帽子をかぶっているようにも見え、
 その下の方でわだかまる闇に一対の縦長黄色光点が顔と目のように配置されている
 「ではこちらは、アカギメキ!!」
 男の前に降って着地し現れたのは起こした人型の上半身を持つ蜘蛛のような体に蜘蛛の仮面と鎧をまとったような四足四腕戦士、
 幾つもの赤い複眼を持つ白の仮面に鋭く外骨格な筋骨隆々の腕と指を構成させたような両腕を持つの上半身に細く鋭い四本の足、
 副腕を前に構え這え付けたような白い鎧を持つ
 その赤い複眼がカンテーラの方に向く
 「ダブモンNo.382、赤外の荷物検査、アカギメキ」
 「『コストにマルチリアブラインドパワーシールエレメンタルとマルチウォールディフェンパワーエレメンタルとマルチバックパワーエレメンタルを指定!』」
 「それじゃ、こっちは『マルチエレメンタルパワーとマルチディガットエレメンタルパワーとマルチルプラスラスエレメンタルパワーだ!!』」
 1番戦闘!!
 俺と男の声が響き渡ると同時にアカギメキがカンテーラに向かって駆け始め、
 対してカンテーラが筒をアカギメキに向けると共に、水流を飛ばす、
 しかし、アカギメキはその爪で水流を長く斬り裂きつつ四つの足で確実に歩を進めてくる!?
 ならばと今度はカンテーラは筒を反転させる、
 筒を通り抜けさせて後ろから攻撃する気か!?
 が、そこでいきなりアカギメキの目がいきなり赤くなり、そこから熱線が放出!
 「は!?」
 カンテーラが驚く間にも熱線がカンテーラの前の地面に当たって下から上に通って行き
 「『マルチアサリスエレメンタル!!』」
 「『アカギメキの効果で相殺!!』」
 俺の宣言に男がすかさず返す、だが、まだ効果はあるっ!!
 「『ロッカワの効果!!』」
 男がチャージゾーンのカードの1枚を手をかけ表に
 「『おっと、マルチディフェンパワーエレメンタルで相殺!!』」
 今度は返してきた、だがまだ!
 俺は再びチャージゾーンのカード1枚を表にするっ!
 「『マルチプルエレメンタルパワー!』」
 「『マルチパワーリフレクスエレメンタル!もちろん相殺だよ』」
 くそ!残ったデヴァルチャとジプシェリーの効果じゃパワー800、届かない!!
 男がチャージゾーンのカードを戻す間にも、
 熱線がカンテーラにぶち当たりロッカワが爆発!!
 カンテーラがこちらに飛んできて転がる
 思わず近づいて抱き起し
 「大丈夫か?」
 「もうちょっと・・・休ませて・・・」
 そう言ってカンテーラは体をぐったりさせる、
 仕方無しに横によけ、男の方に顔を向け
 「2番戦闘!」
 俺の宣言にデヴァルチャが飛ぶ!
 その嘴を前に出し、男に突進!
 が、男はこれを下から蹴り飛ばし、
 「続けて3番戦闘!」
 デヴァルチャがこちらを向いて飛び戻る中で俺の宣言が飛ぶ!
 ジプシェリーがシバカンに向かい、縦ロールの底を向け、そこから水圧銃をぶっぱなす!!
 シバカンはそれを横にかわすが、続けて放たれた二発目は抵抗する間もなくぶつかり壁まで吹っ飛ぶ!
 それでも何とか四肢を振るい駆け出す、
 近づいて右前足を振り上げその爪で斬り裂こうとするも、ジプシェリーは回り踊りながら回避、
 そのままツインテールの裏を突きつけていた、
 目を見開き驚くシバカン、
 しかし、ジプシェリーその間もなく水をぶっぱなしシバカンが爆発、消滅した
 「ターンエンド!」
 「・・・ターンエンド」
 男の歯を食いしばってのためらい遅れの宣言、
 このまま、勝利まで・・・行ってやる!!
 
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