バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

岩で鳴く音 ダブモン!!17話/10

岩で鳴く音 ダブモン!!17話10
 
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 リチャージ!
 ドロー!
 互いの声が響く中で山札からカードを引く・・・!
 そして引いたカードを見る・・・
 今度こそ・・・こいつで!
 セット!
 こっちは1番、向こうは2番に置いたカードを表にするっ!
 オープン!!
 と、向こうの男が俺を見据え、
 「今度は僕から行こうか、来い、サミアサ!!」
 「ダブモンNo.415、灰風の貿易事務、サミアサ!!」
 男の方の上方から引き出し付きの事務机を脚に掴んだロープの先につるした鳥が飛んで降りてきて現れる、
 灰色の両翼と体を持ち、どこか不機嫌そうな目つきが印象的であり、
 その目をデヴァルチャに向ける・・・
 「ならこっちは・・・ロッカワ!!」
 「ダブモンNo.388、濾過の浄水屋、ロッカワ!!」
 俺の前に短い手足を持つ胴の長いカワウソのような哺乳類が現れる!
 その尾を上の方に曲げパイプを巻きつけ持つ
 「憑依!」
 カンテーラがロッカワに憑依し、カンテーラがの首元にカンテラ付きのマフラーが付く!
 そして、ブルーテに向けて走り出した!
 「ロッカワのコストに『マルチエレメンタルパワーとマルチディガットエレメンタルパワーを指定』!!」
 「サミアサのコストに『マルチリアブラインドパワーシールエレメンタルとマルチウォールディフェンパワーエレメンタルとマルチバックパワーエレメンタルを指定』!!」
 1番戦闘!!
 互いの声が唱和する!!
 これで!
 カンテーラがブルーテに向かって行き、その筒を向ける、
 すると、その筒から水が噴射・・・いや、違う、筒の後ろから筒に向かって水が向かって行ってる・・・
 水流をつなぐように筒があるような・・・
 ブルーテもこれには驚いて吹き飛ばされるが、すぐに差し棒を振るい、
 すると、筒の先の水流の量が少なくなっていく・・・
 「甘いな・・・」
 これは・・・攻撃を封じられたか・・・?!
 「『マルチプルエレメンタルパワー!』」「『マルチディフェンパワーエレメンタルで相殺!!』」
 「『だけどマルチプルエレメンタルパワーをコストにマルチルプラスラスエレメンタルパワーを発動!!ロッカワとデヴァルチャのパワーを1000上げる!!』」
 と、俺が言った瞬間、カンテーラが筒を反転!
 ブルーテが反転した水流に巻き込まれ、筒に吸い込まれていく!
 慌ててブルーテが差し棒を振るい、水流が緩むが、速度が遅く、とうとう筒の中に閉じ込められた!?
 「ふふ・・・どうかね?」
 そこでカンテーラがブルーテが窒息するように尾で筒を激しく振ってしていき、ブルーテが爆発!消滅した・・・
 「さらに、2番戦闘!!」
 俺の声と共にデヴァルチャがサミアサに向かって飛び、
 サミアサも敵対するようにデヴァルチャの元に飛ぶ!
 デヴァルチャが試しにと両翼を前に羽ばたかせ砂風を吹き飛ばすと、サミアサが足に掴んだ机を振り回し打ち消す!
 ・・・あの机、あんな使い方するもんなのか・・・?
 デヴァルチャが体を大きく輪を描くように回し回し回し、砂嵐を形成していく・・・
 これをサミアサ、大きく事務机を叩きつけて消し去った!
 ・・・やっぱりあんな使い方をするものじゃないと思うんだ・・・
 が、ここでデヴァルチャが大きく翼を羽ばたかせ、一気にサミアサに向けて飛ぶ!
 サミアサが事務机を上から振り回すもデヴァルチャは体を縦にして避け
 デヴァルチャが一気に爪を向ける!!
 サミアサもくちばしを向けようとするが遅い!
 デヴァルチャの爪に嘴をつかまれ一直線に地面に!
 デヴァルチャの胴をどうにかくちばしでつつくが掴まれたままでは弱くデヴァルチャの勢いは衰えず、そのまま床にぶつかりそこでデヴァルチャが急ぎ離脱!
 なんだと思っているとサミアサの頭に足に掴んでいた事務机が激突!
 そのままサミアサが爆発、消滅する・・・
 さらにシバカンがこっちに来て右前足を叩きつけてくる!
 「いい加減しつこいですよ?」
 が、カンテーラが尾に持っていた筒を振り回して防ぎそのままの弾き飛ばす!
 しかし、向こうの男は不敵に笑う・・・
 「だが、ダメージは受けてもらったよ、これでターンエンドだ!」
 「ターンエンド・・・」
 だが、完全に調子はこちらに来ている・・・
 このまま・・・行けるか!?
 
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