バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話/29

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話29
 
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 クリアードが少年の姿に戻る
 「まったく・・・ここまでとはね・・・」
 そして立ち上がり俺達を少し穏やかな目と表情で見る
 「まぁいいさ、僕はいったん下がるよ、でも、忘れないでね?」
 「何をだ?」
 「僕はいつでも見ている、そして、裁きに来るということをね・・・」
 「いいだろう、その時は・・・」
 「また相手してやる、かな?」
 俺の返事からの問答でアグニスの意気込む言葉にクリアードが応えた・・・
 俺は・・・その時にこの世界にいるのだろうか・・・?
 「じゃあな」
 「・・・マタ・・・」
 カンテーラにネクロス、クリアードに対して、まるで友達のような言い様だな・・・
 クリアードが身一つで向こうに飛んでいく
 入れ替わりに伝説のダブモン達が斜め四方向より飛んでくる
 「終わったようだな」
 右前のイーグッドの言葉に俺は見る
 「ああ」
 「それじゃあ、戻ろうか、今回の事は礼を言う、彼を止めてくれてな・・・」
 「え、はぁ・・・」
 「礼には及ばん」
 俺に続けてアグニスが返事をする
 俺達はただ巻き込まれただけなんだけどなぁ・・・
 「それでは改めて戻ろう、今回の事の影響が無いように、皆を元の位置に戻さねば・・・」
 影響って・・・ああ、俺達は裁定の剣をめぐって戦ってたんだっけ・・・
 「お前もまたあおうな」
 「・・・!」
 カンテーラとネクロスも話してるし・・・
 ま・・・いいか!
 俺はアグニスの方を見る
 「じゃあな、アグニス、裁定の剣、必ず取り戻すからな」
 「は、そうはさせん、次会った時は容赦なく叩き潰してくれる!!」
 まったく・・・
 こうして、俺達は元の遺跡に戻る
 良星!カンテーラ!!
 みんなが出迎えてくれる
 「二人共、」「どうだった?」
 「どうにかなったぜ」
 「だな」
 兎白と鼓動の言葉にカンテーラとそう言って返す
 「それよりも大変なんだ」
 「アグニスとネクロス、もう魔族領に入ってる」
 「なんだって!?」「それ本当!?」
 兎白と鼓動が大声上げ驚く
 「ということは・・・」
 「ちゃっちゃと行かなきゃいけないってことね・・・」
 イグリードとフリィジアも俺達を見て冷静に言って応える
 「ありがとう・・・」
 女神様?
 一つ離れたところで俺達を見ていた女神様の方を俺は見る
 女神は安らかな笑顔を浮かべていた・・・
 「それでは、私は神殿に戻ります・・・」
 「なら、我々も、ああ、」イーグットが後ろの壁際まで離れて俺達を見ていた商人たちの方を見る「そいつらは私たちが教皇庁に引き渡しておこう・・・」
 続けてのトリプティオが俺達を向き、
 「ここも教皇庁の者達に管理するように言っておこう、では、さらばだ!」
 女神が消え、イーグッドとトリプティオが水晶のそばにいた人間たちを連れ飛び去っていく・・・
 そして、俺は皆の方を見る
 「さぁ、行くぜ、アグニスを追って!!」
 おぉ~!!
 みんなの右拳を上げての声が唱和した!!
 
ダブモン!! 十六話 我はダブモン!我こそがダブモン!! おわり
次回に続く!!
 
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