バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話/27

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話27
 
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 「やぁ、久しぶりだね、イーグッド、トリプティオ、バサラマンダ、ダイブシーク」
 「知り合いか?」
 「ああ、色々とね・・・でも、今日は会話する気は無いよ、さ、降りて会話するんだ、君達が、ね」
 良星とイーグッドの会話に続き、私達は降ろされ、
 未知の存在と対峙する・・・
 「おやおや、久しぶりの再会なのにつれないね、さて、あれからどれぐらいたったのか知りたいが、その前に、僕の会話相手は君達なんだね?」
 「そうだ」
 「ああ、その通り」
 ・・・すごい力と敵意と余裕を感じる・・・
 「人間と魔族の抹殺派の僕に、そいつらと会話しろとは、随分と不快だね・・・」
 抹殺派・・・だと・・・?
 「こういうのなんて言うんだっけ・・・?過激派・・・かな?でも、勝手にそんな奴ら作った方が悪いんだよ・・・」
 作った方・・・?魔王様と女神の事か?だが、奴の半身は魔王様を知らない様子だったが・・・?
 「でも、あいつらも変わって無いね、背中に人間と魔族をしょってたから、君達に合わせてこんな姿になったけど、それで、君たちは何ができるの?」
 「何がって・・・」
 「私達も何が何やら・・・」
 会話しろと言われただけだ、だが、彼を説得しろという意図は伝わる・・・
 「何もできないの?まぁいいや、勝手に作られた奴らに興味なんてない、死んでよ」
 「聞き捨てならないな・・・」
 「ソノトオリ・・・」
 俺達の横にいるカンテーラとネクロスがいきなり異議を唱える
 喋ったああぁ~!?
 何を驚いているんだ良星とカンテーラは・・・?
 左手側で思わず驚き少しのけぞりすらしている良星とカンテーラに向かい口を開く
 「何を言っている、憑依しているときに話していただろう」
 まったく、何を見てきたんだこいつらは・・・
 「ワタシハ、アグニストトモニタタカッテキタ、ソシテコレカラモ」
 「そうだな、俺と相棒の戦いはまだ終わっていない」
 ネクロスの言葉に、ネクロスから未知の存在に目線を移しつつ言葉を紡ぐカンテーラ
 「で、これからも一緒に戦うと?」
 「ソノトオリ」
 「その通りだ」
 未知の存在のネクロスとカンテーラを見る目に、ほんの少し敵意が混じる・・・
 「で、それをどうやって証明する?」
 「セカイジュノ」
 「導きのままに・・・だろ?」
 「いいだろう!!」
 未知の存在が大きく右手を上げる、と、どこからかカードが集まってきてデッキに、さらにそれを透明な水晶が覆いデッキケースとなり、それをこちらに向けてくる!!
 「来い・・・!こっちが2プレイヤー分を行う2VS2だ・・・」
 すると、デッキケースと山札を分身させ、出現させた板の上に置き、準備を整える
 「行くぞ!」
 「・・・仕方が無い・・・!」
 そして、こちら側も一気にカードバトルの準備を終わらせ・・・
 唐突にクリアードが口を開く
 「おっと、自己紹介がまだだったね、僕の名前はクリアード、君達は?」
 「双運 良星(そううん りょうせい)」
 「アグニスだ」
 「カンテーラ」
 「・・・ネクロス・・・」
 クリアードに俺達も返し
 当のクリアードが微かに笑いだした・・・
 「ふふふ・・・すぐにこの世から消し去ってあげるよ さぁ、カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 「スタート!!」
 「スタート!!」
 「スタート!!」
 
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