我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話11
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洞窟は暗く、岩がそのままむき出しになって壁や天井を形作っている、
下も平坦などではなく足場の岩での高低差があり、とりあえず進めるが足を踏み外しそうで怖い、
・・・ダブモン勢はきっちり浮いてるが・・・
人は行けるもののかなり厳しいな、
まさにできたばかりの洞窟って感じだ・・・
「カンテーラ、ここでいいのか?」
「たぶんなー」
先行くカンテーラがこちらも見ずに少し間延びした返事を返す
呑気な・・・
「言っておくが、俺だってあの鉱石を見たのは初めてだからな、正直、あれと似たようなものをなぞってるだけであって確実に同じ物を追ってるのかと言えるかの保証は無いぞ?」
心を見透かされたかのようなカンテーラからの補足・・・
確かにこっちでいいのかと多少不安にはなったが、それ以前に進むのに難儀してる方が問題なんだが・・・
「まぁ、足元はしゃな」
「な・・・なんだ貴様らは!なぜここにいる!!」
と奥の方から声が聞こえ、そこには松明を右手に持つ少し着飾った小太りのおっさんが!?
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