バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話/10

我はダブモン!我こそがダブモン!! ダブモン!!16話10
 
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 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 さって、どうするべきか・・・
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「セット!」
 こっちは1番、向こうは2番か・・・
 「オープン!」
 「オープン!」
 「オープン!」
 「パレレドンにスリブット!!」
 「ダブモンNo.374、氷核の宇宙実測員、パレレドン」
 「ダブモンNo.375、核氷の宇宙観測員、スリブット」
 刺々しい氷がいきなり生えるように形成されていきその隣でマグマが湧いて出て、一部が混ざりながらあたりに触手伸ばす塊が形作られ、その本性を現す、
 それは氷のタコと核のイカ
 それぞれ触手の一本がマグマと氷となっている・・・
 「こっちはこれだ!ナイソウ!!」
 後ろより俺の前に跳んできて着地したのは、緑色のカマキリ、
 その鮮やかな緑は薄緑から漆黒に近い新緑まで光かげんで可変し、周りに溶け込む・・・
 「ダブモンNo.227、隠穏の内装工、ナイソウ」
 「これだ!ヤバネス!!」
 アグニスの前に風邪と共に上から降りてきて着地し現れたのは真っ黒な覆面と忍び服に身を包んだ・・・
 あれは・・・覆面の目の開いたから見る限り・・・藁人形か・・・?
 「ダブモンNo.371、イカヅチ威嚇の電動案山子製作、ヤバネス」
 「パレレドンのコストにはライトレエムエレメンタルパワーとファイアスチームエレメンタルパワーとエレキネットエレメンタルパワーを指定!、さらにスリブットのコストにはダークレエムエレメンタルパワーとアクアスチームエレメンタルパワーとローチネットエレメンタルパワーを指定!」
 「ヤバネスのコストにダークエレメンタルパワーとダークネスエレメンタルパワーとディアボラッシュエレメンタルを指定!」
 「ナイソウのコストにマルチブラッシュバニッシングエレメンタルとマルチプルエレメンタルパワーを指定!」
 1番戦闘、行くぞ!!
 ナイソウが羽を広げて空を飛び木のドラゴンの方に、ヤバネスが走って雷のドラゴンの方へ向かう!!
 雷のドラゴンがいきなり吠え、放射状に広がる雷を打ち出す!と、ナイソウとヤバネスの周りを囲うような位置で曲がり、まっすぐにナイソウとヤバネスのいるところに周囲から狙う!
 これでは逃げ場がない!
 しかし、ナイソウとヤバネスは雷の隙間で巧みに避け、
 そこに続けての木のドラゴンが咆哮と共に右足を大きく踏み込む!
 右足の裏より地面を通り、ナイソウとヤバネスの周りの地面より棘をいくつも生やした螺旋木々が生え、巧みにナイソウとヤバネスを狙う!
 何とか前に跳んで避けかわすナイソウとヤバネス、
 しかし、そこに雷のドラゴンよりまっすぐのびる二条の雷が!
 背後の木々もろとも雷を受けるナイソウとヤバネス!!
 が、木が雷に焼かれ雷光が切れたそこに、いつの間にか二体はいなかった!
 一体どこに・・・
 風が吹き、たくさんの藁が飛ぶ・・・
 ん?藁?
 藁が雷のドラゴンの付着し・・・
 一気に集まりヤバネスが姿を現す!
 雷のドラゴンが驚き振り切ろうと体をよじらし、体中の電気が爆発しようと膨張する、
 「おっと、ダークエレキシールエレメンタルでその雷ごとグロムネットの効果を封じる!」
 「何を考えているか知らないがグロムネット自身の効果で相殺だ!」
 と、木のドラゴンが体をいきなり曲げて暴れ出す!
 あ!いつの間にか木のドラゴンの背中の緑が歪み、ナイソウが四本の足を刺して張り付いていた・・・
 そうか、生えていた木に擬態して移動して近づいていたのか!
 しかし、木がナイソウごと弾けさせようと雷光混ざる生命エネルギーのように光膨張していく・・・
 それなら次は俺が!右手でチャージゾーンのカードを一枚表にして右手を前に出す!
 「ならこっちはマルチアサリスエレメンタル!マネジネットのパワーを下げたうえで効果も封じる!」
 「グロムネット自身の効果で相殺!!」
 よし!
 「俺はナイソウの効果を発動!!」
 「こっちはヤバネスの効果だ!」
 「それが・・・」
 状況が分かっているのだろう、クリアードは歯を食いしばり悔しそうだ
 「この効果でグロムネットをトラッシュに送りクリアードにダメージ!!」
 「この効果でマネジネットをトラッシュに送りクリアードにダメージ!!」
 「ちぃ・・・」
 悔しそうなクリアードの舌打ち、だが、その間にも、
 雷のドラゴンの電気が膨張しきるその前にヤバネスが腰の忍者刀を抜き、雷のドラゴンの胸に突き刺す!
 暴れる木のドラゴン、木を膨張させようとする前にナイソウが背よりその鎌を深々と突き刺す!
 「だが、2番戦闘だ・・・」
 氷のタコと核のイカがカンテーラとネクロスの方に行く!
 氷のタコが氷の触手を思い切り叩きつけ、その瞬間に触手から生えた氷の棘を向こう波状に飛ばして来る!
 カンテーラとネクロスは左右に分かれこれを回避!
 その隙間を埋めるつつ二者を追うように今度は核のイカがマグマの触手をまとめて二つに分け振り下ろしてくる!
 「ちょ!?」
 「・・・!?」
 ズドン!
 轟音とともに潰されるカンテーラとネクロス!
 しかし、
 「火属性で助かったぜっ!」
 核属性の触手の上に何とか隙間より脱出して立つカンテーラ、
 素早く出てきてマグマの触手の上を避け氷の棘があたりに刺さっている床の上に立つネクロス
 「行くぞー!!」
 「・・・!!」
 氷のタコと核のイカ本体に向かって駆けだすカンテーラとネクロス!!
 氷のタコの氷の触手が横なぎに薙ぐ!
 跳躍して避けるカンテーラとネクロス!
 そこに核のイカのマグマの触手が反対側から横薙ぐ!
 「な!?」
 「・・・!?」
 対応しきれずカンテーラとネクロスがぶち当たり、
 そこで氷のタコと核のイカが跳躍、
 口より氷の墨とマグマの墨を全く重ならないようにまばらに隙間なく吐き出し
 カンテーラ氷漬けに、ネクロスをマグマ漬けにして、
 両者が爆発!こちらに飛んでくる!!
 「おっと!」
 「まったく・・・」
 偶然にも相棒がこっちに飛んできたので受け止める俺とアグネス、
 「おっと、逃がさないよ、アイスズスペースエレメンタル、フレアズスペースエレメンタル!!」
 と、いきなり表れた木と雷の人形が向こうの前に出てきて自爆!
 氷の墨とマグマの墨を巻き込みながら、
 俺の方に木と氷の破片を、アグニスの方に雷と炎を伸ばして来る!!
 「はぁっ!」
 「ふんっ!」
 カンテーラがそのカンテラで、アグニスがその右手で弾く!
 「これで状況逆転だね・・・」
 クリアードが左口端を不気味に上げ笑う
 逆転て他には誰も・・・
 って、さっきの攻撃でライフカードの枚数が向こうより下に・・・
 「とにかく、ターンエンドだ・・・」
 「ターンエンド」
 「ターンエンド」
 くそ!とにかく、次のターンでどうにかできるか・・・!?
 
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