バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

煉瓦の聖都 ダブモン!!14話07

煉瓦の聖都 ダブモン!!14/07
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20210130024051p:plain
 
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 このモンスターで一気に情勢を固める!
 「セット!」
 「セット!」
 互いに1番とチャージゾーンか・・・
 「オープン!」
 「オープン!」
 「グリブレイ!!」
 「ダブモンNo.31、生命の壊し屋、グリブレイ!!」
 風の球が着弾!竜巻が巻き起こってそれを真っ二つに斬り裂いて刃の角付きのグリフォンは姿を現す、
 白い鷲の頭に翼の裏、黄色いくちばしと前足に茶色い翼に体の後部に後ろ足、
 そして、その額には中程が四光星に少し膨らんでいる透明な両刃の刃を備えている、
 「私はこれだ!オーバー!!さぁ、コストを宣言しろ!!」
 「マルチエレメンタルパワー、マルチプルエレメンタルパワー!、ダークスゥインドエレメント!!」
 山札がアグニスの前で巻物のように右から左に流れていく、
 と、その中で右手人差し指で一枚のカードを指し示す!!
 「さらにオーバックス!!スタティックエレキッティエレメンタル!!」
 「やはり・・・オーバーにオーバックス!!」
 「さらに、『このオーバックス、スタティックエレキッティエレメンタルで召喚されたターン、相手はコスト0かつ戦闘前戦闘後タイミングを持つハンドカードを発動できなくなり、召喚したオーバーのパワーを100上げる!』」
 「な!?」
 そんな効果が!?
 「来い!アンライガ!!」
 「ダブモンNo.160イィィィイイエェェェックス!半霊獣雷鳥獣の募兵官、アンライガ・オーバー!!」
 いくつもの雷が一点に収束し、それが黒い雷雲に変わり膨れ上がりその中から雷のような鋭い目が現れ、振り落ちて辺りが白くなるほどの雷の爆発と共に黒雲を消し飛ばしてその姿を現す、
 背に翼持ったイタチにも似た鋭い印象を持つ足の長い獣、
 全身に電気を帯び、雷の影のような翼に全体的に尖った四足の獣のシルエットを持つ
 さっき、山札より選んだカードはアンライガ!!
 「1番戦闘だ!!」
 グリブレイとアンライガが一直線に飛び、額の角と右前足の爪を叩きつける!
 金属の大きな音共に辺りに雷と風が一気に拡大する!
 そこで互いに押し合い弾きあう両者、
 前回とは違う激しい肉弾戦・・・
 と、アンライガの四肢の爪に雷が刃として拡張し、
 グリブレイの角が風で一直線に伸びたような刃と化す!
 グリブレイの大横振りの角をアンライガは上に飛んで避けつつ後部を前から一回転させての宙返りからの両前足を前に出してのグリブレイへの突進!
 グリブレイは慌てて角を上より振り下ろすもアンライガは右翼側に避け
 その勢いでグリブレイは向かってきたアンライガに後ろ脚蹴りを叩きつけアンライガが面食らっている間に上より再度角を振り下ろす!
 避ける間もないアンライガは何とか右前足の爪を出して防いだ!?
 しかし、グリブレイはそのまま角を振り下ろしていく、
 このままいけばアンライガが斬り裂かれるか、地に叩き落せるはず!!
 「私はここでダークライトニングエレメンタル!を発動!!『コストにダークエレメンタルパワーを指定し、グリブレイのパワーを900下げる』」
 くそ!やっぱり使ってきやがった!!ハンドカードを封印したのもこの時に相殺させないためか!!
 と、アンライガの体が闇に包まれ、なんと爪と角を軸に縦に反時計回りに体を回転!
 上に行ったところでグリブレイの角を見事に受け流し、角を爪で挟んだまま一気にグリブレイに飛ぶ!
 爪と角が火花を上げる中で角と風が連動しているのか動きを一瞬とられるも解除したときにはもう遅い、
 その背にアンライガの雷爪を受けグリブレイは墜落、爆発して消滅する、
 「だが、2番戦闘なら!」
 「こちらには3番戦闘がある!!」
 バーンウルフとライヒョウが駆け、互いにすれ違う、
 そのままバーンウルフが至近距離よりの炎をアグニスが右手の一閃で吹き散らし
 こっちにライヒョウが
 「復活!」
 いきなりカンテーラが立ち上がり、
 「シャドウブレイド!」
 吹っ掛けてきた電気を受けつつも刃を地面に突き立てることで流す!
 「ちょっとびりッとしたぜ・・・」
 俺とアグニスは見合う
 「1ダメージずつか・・・」
 「次のターンより、思いっきり攻めさせてもらおう・・・!」
 そして睨み合う・・・次の戦いのために威嚇するように・・・!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――