バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

煉瓦の聖都 ダブモン!!14話/17

煉瓦の聖都 ダブモン!!14話17
 
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 えげつないなーもー
 でも、打ち合わせ通りに・・・
 「ウィルピー、デッキケース」
 「了解」
 衝撃波で吹っ飛んだデッキケースをウィルピーが向こうに行って取り、
 こちらに戻ってくる間にカードを取り出し私にカードを渡して教会の中に入っていく
 その様子を訝しげに見ていたアグニスが、再度私の方を見る
 「どういうつもりだ?」
 「すぐわかるわよ、で、私は消えさせてもらうわね」
 「ほう・・・」
 「追ってはこないでしょ?目的が目的なんだし」
 「確かに・・・な・・・」
 そういうわけで教会の角っこまで移動し、、アグニスの気配が消えた時点で教会の入り口まで戻り、こっそり中をうかがっちゃう!
 と、ウィルピーが戻ってくる
 「あ、四葉さん、作戦通りに渡して「しーっ!しーっ!しーっ!」
 ウィルピーが言ってくる中で急いで右手人差し指を口元に当て黙るようにジェスチャーする
 ウィルピーが黙り込んだのを見計らい、私は大聖堂の中をこっそりと見る、
 そこではアグニスとネクロスに対し、兎白と鼓動、フリィジアとイグリードが対峙していた・・・
 「お前達二人が相手をするのか?」
 「そうだ!」「一応、二人でって言われてるけど嫌なら」
 「いいや、二人まとめて相手をしてやろう!!2T1S5Tルールだ!!パワーは合算、味方にも相殺判定が出せる!!」
 そうして三人がデッキケースを前に出す
 「どうやら、作戦通りにやるみたいですね・・・」
 「向こうのおかげだけどね・・・」
 もっとも、卑怯っぽいからみんな気が進まなかったけど・・・
 ・・・もう状況が状況だしねぇ・・・
 「じゃ、やるわよ」「そういえば、お前もずっといたんだよなぁ、気付かなかったぜ・・・」
 「・・・」
 イグリードが話しかけるも、ネクロスは全く反応しない
 ちなみに兎白と鼓動のデッキケースは氷の様な水色の基礎に水色、オレンジの基礎に橙の宝玉、
 私の貸したデッキケースの色、ちゃんと変わってるなぁ・・・
 そして、兎白の前は氷色の板、鼓動の前には橙の色の板が現れ、全員がカードバトルの準備を終え
 「カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 「カードバトル・・・」
 「スタート!」
 「スタート!」
 「スタート!」
 さて、この作戦で行けるかしら・・・?
 
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