煉瓦の聖都 ダブモン!!14話10
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「リチャージ!」
「リチャージ!」
「ドロー!」
「ドロー!」
グリブレイがやられたが・・・このまま、行かせてたまるか!
「セット!」
「セット!」
「オープン!!」
「オープン!!」
「バルダナム!!」
「ダブモンNo.338、螺旋草根の町大工、バルダナム!!」
草が一筋俺の前に生える!
アグニスの目口端が楽しそうに笑う
「またそれ系か?」
「悪いね、芸が無くて」
「こちらはこれだ!セグロミユ!!」
「ダブモンNo.216、黒漆の家具大工、セグロミユ!!」
向こうで上よりくちばしが上下に分かれたドリルのようになっている背の黒い小さめの鳥が下りてくる、バーンウルフを見下ろすその目つきはまるでドリルのように鋭い・・・
「こちらはセグロミユのコストに『ダークエレメンタルパワーとスキップスナイプエレメンタルを指定!』」
「こっちはバルダナムのコストに『マルチエレメンタルパワーとダークスゥインドエレメント』だ!!」
「1番戦闘!!」
「1番戦闘!!」
いきなりアンライガの下より尖った植物が出てくる!
思わず後ろに避けるアンライガ!
が、その先でも植物が出てくる!
「何をしている!?そんなもの、引っこ抜け!」
「おいおい無茶を・・・」
等と考えている間にも、植物が出てきた瞬間に下がって出てきた植物をうまく口の方に持ってきて、
口でかじって一気に引き抜く!
っち、さすがにパワーの差がありすぎるか・・・
「マルチプルエレメンタルパワー!」「ダークライトニングエレメンタル!で相殺だ!」
「バルダナム!」「ぐっ」
ないな・・・よし!!
「『バルダナムの効果!!アンライガのパワーを900下げる!!』」
いきなり口に咥えた植物が回転!口の中で火花を散らしながら突進し、ライヒョウを貫き爆発させる!!
「だが、2番戦闘!」
セグロミユが大きく羽ばたき空を飛んびつつその目線はバーンウルフを狙う!!
バーンウルフが先制攻撃とばかりに炎を吐きかける!
すると、セグロミユはその炎の方に飛びながらくちばしのドリルを体ごと回して炎を斬り裂き一気にバーンウルフを狙い突進!
バーンウルフが慌て右に避けると、その勢いのまま地中に突進!
予想してたけどこいつもこんな奴かっ!?
そのままバーンウルフの真下より飛び出すも、バーンウルフは間一髪で右に避け、
炎を吹きかけて反撃するも炎は斬り裂かれ
牙を向いて噛みつこうとするもドリルの回転力に弾かれる、
空地関係無く旋回し縦横無尽に動くセグロミユ!!
対するバーンウルフは上から来た時に爪を振り下ろすも弾かれる、
もはやなすすべなし!
「ちょろちょろと小賢しい!セグロミユ!」
「マルチパニシュシカルエレメントの発動で相殺!」
「ブラックトラストトラストエレメンタル!」
「え!?」
セグロミユの回転力が上がり、一気に地中に!
そして、その潜った地面が大きく揺れ、警戒して右に飛び避けたバーンウルフを下の地面ごと吹っ飛ばした!!
「『ブラックトラストトラストエレメンタルの効果でセグロミユの効果を再発動!!バーンウルフをトラッシュに送る!!』」
そこより一気に空を周り、吹っ飛ばされ空中で顔が下に回りセグロミユを視認できていないバーンウルフを腹より貫き爆発、消滅させた!?
さらに岩の破片がこっちに!?
思わず右腕で防ぐ俺!
「おっと!」
カンテーラが大きな岩の破片を右腕の刃で斬り裂くも、破片は右腕に当たる、
もっとも、この程度何でもないが・・・
「さて、これでターンエンドだ」
アグニスの台詞に右腕を避け、アグニスに向かって続ける
「ターンエンド!」
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