バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

煉瓦の聖都 ダブモン!!14話01

煉瓦の聖都 ダブモン!!14/01
 
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 「アグニス!お前はここで止める!!」
 「止められるものなら止めて見るがいい!!」
 名のある教会の椅子の排出された向こうに行くほど広くなる四分の一球状の石に囲まれた聖堂で、入口を背にするアグニスに対峙し、俺は宣言し、続ける!
 「リチャージ!」
 「リチャージ!!」
 右手側のチャージゾーンに宣言しつつ左手側奥手前の山札の一番上のカードを・・・引く!
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 互いに引いたカードを入れた自身の手札を見て、そこから1番とチャージゾーンにカードを裏側で置き
 「セット!」
 「セット!」
 このターンはこの手札に入ったカードで・・・リードする!!
 手札よりアグニスに目線を戻す、
 一見余裕綽々そうだが、その真意は・・・?
 右手を前に出し宣言!
 「オープン!」
 「オープン!」
 「行くぞ!カンテーラ!!」
 「あいよ」
 「ダブモンNo.22、幽明の案内屋 カンテーェラッ!!」
 カンテーラが前に出る、歩き空気になびくぼろぼろの濃紺のフードと袖付きマントに内部の黒いもや、左手の、黄色の燭台カンテラの炎、
 フードの中には黒の両瞳のみが見え、フードの左上には太陽と流星の中間のような、偏った楕円にいくつもの線を放射状に付けたものが付いている
 「ならばこちらは、ネクロス!!」
 アグニスの後ろに控えていた幽霊がアグニスの下を影のように通って前に出て影より現れるように実体化、歩く衝撃で背中の硬質の長い毛の毛皮が揺れる黒い影のような人とも獣ともつかない幽霊、
 鋭い印象を持つそれは、伸びる影のように足を持たず、目は白い空洞の様で感情が読めない・・・
 「ダブモンNo.66、漆黒の死刑執行人、ネクロォス!!」
 「カンテーラのコストにマルチエレメンタルパワーを指定!」
 「ネクロスのコストにダークエレメンタルパワーを指定!」
 1番戦闘!!
 カンテーラが駆けだした時、ネクロスが右手を横に振るってその指より影のナイフを四本解き放つ
 「またこれかよっ!」
 カンテーラは上に飛んで回避しつつ
 「カンテーラフレイム!」
 突き出したカンテラから炎を放出するも、その炎を円月刀に変形したネクロスは横に斬り裂く
 「カンテーラブレイド!」
 そこでカンテーラが右手から剣の刃を出して大きく振りかぶって斬り裂いていく!
 ネクロスとカンテーラの剣がぶつかり押し合い、弾きあう!
 互いに着地しつつのすかさずの炎と投げナイフは互いに届きそうになり上に跳んで回避、
 そこでネクロスは空中を後ろに蹴って勢いを付けつつ自身を槍と化して一直線に飛ぶ!
 「ちぃい!」
 思わず避けるカンテーラ、
 そして、振り返る間に、ネクロスは自身を標準体型に戻して壁に着地しつつその反動で再びカンテーラに飛びつつ槍に変わる!
 何とかかわすカンテーラだが、ネクロスはさらに壁に当たって反射していく
 それが繰り返されること五回・・・
 とうとう槍ネクロスがカンテーラの脇を貫通する!
 「しまっ・・・」
 そしてカンテーラが落ち、こちらに降ってくる
 が、ネクロスは先の壁からさらに反射、カンテーラを狙い続ける!
 「バックスタブエレメンタル!!を発動!!『この効果によりネクロスのパワーを下げて再戦闘!!』」
 カンテーラが一気にネクロスの背後に飛ぶ!
 「すまんな、シャドウブレイド!」
 そして、その剣で横なぎに斬り付けた!
 「・・・」
 斬り付けられたネクロスが弾かれ壁の方に、さすがにこれは効いたか、カンテーラを避け壁沿いにアグニスの所に戻り、カンテーラが俺の方に戻ってきて、ネクロスを見据える
 「さて、一気に行こうか・・・」
 よし・・・このまま・・・
 「ふざけるな!このままで終わるとは思うなよ!!」
 アグニス怒り声より黒い気迫が迫ってくる・・・!!
 
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