バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

観客のリローデット ダブモン!!13話04

観客のリローデット ダブモン!!13/04
 
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 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!このまま一気に行かせていただきましょう・・・!」
 そう言って、対峙する男がこちらを真正面より見据える・・・
 さて、どうすべきかな・・・と考え手札を見直す・・・
 今の手札なら・・・これなら同じコスト2で・・・
  チャージゾーンとユードリットのいる1番に裏側で置き、
 「セット!」
 「セット!」
 モンスターゾーンのを表に!
 「オープン!来い、スネプチャ!」
 「ダブモンNo.103、蛇尾の彫刻師、スネプチャ!!」
 俺の前に突如、岩がせりあがったと思ったら、大きな茶のまだら蛇が降ってくる、全身に濃い抹茶色の輪のような模様があり、全身の鱗をぬめりけあるように光らせ、尾にある平刃で木の持ち手の彫刻刀で一気に筋肉ふわ髭付きの男性胸像を作り上げ、
 その鋭い蛇の目でユードリットをにらむ・・・
 「ならばこちらはパセテコウ!!」
 「ダブモンNo.336、鋭手先の小道具制作、パセテコウ!!」
 対峙する男の前に青いアルマジロが現れる、
 とはいっても足は長く、体全体が大型化しており、尾も顔も少し伸びている、
 おし、コスト指定!
 「俺はスネプチャのコストにマルチバルエレメンタルパワーとマルチエレメンタルパワーを指定!!」
 「では、私はパセテコウのコストに劇場演武 乱入からの味方護りを指定!そして1番戦闘!」
 「行くぞ!邪悪な蛇よ!」
 ユードリットがスネプチャに向かって飛び駆ける!
 ユードリットがそのタクトをスネプチャに突きつけるも、スネプチャがその石像を掴んで殴り飛ばし、その勢いを利用し噛みつきかかる!
 慌ててユードリットが後ろの明かりより四筋のレーザーを発射する!
 も、そのレーザーの合間を縫ってユードリットの右腕に噛みつきかかるスネプチャ!
 ユードリットは後ろに下がり避けようとするもその右腕はつかまり
 「私は、舞台の闘演出光を発動!『この効果でユードリットのパワーを800上げる!!』」
 対峙する男が左手の手札を右手で一枚取ってこちらに見せ宣言してきた!?
 「スネプチャの効果で相殺!!」
 いきなり降りかかる閃光をスネプチャはその石像で防御!
 「しかし、舞台の退場演出光!!『ユードリットのパワーを300上げたうえ、次の次のターンにドローしない代わりに次のターンドローを1枚増やす!』」
 な!?右手のカードをずらしてもう一枚見せてきたっ!?
 いきなりの斜め下からのレーザーに胸元を撃ち抜かれ、目を向いて動きの止まるスネプチャ!?
 「ここだ!」
 そこをユードリットがタクトを突剣のように引いて、突き!
 スネプチャを貫き爆発!消滅させた・・・
 「まだあるぞ、二番戦闘!」
 対峙する男の右手人差し指を突き出しての指示にパセテコウガがいきなり体を丸くして転がってきて、俺の前でその体を展開、
 口を大きく開けて飛び掛かってくる!
 ガッ!
 それを鋼の刃が受け止める!
 「悪いな、少し寝ていたようだ」
 「カンテーラ!!」
 そう、俺の前に右手から両刃の刃を生やしたカンテーラが立ち塞がっていたのだ!
 が、パセテコウの悪あがきの右爪が振り下ろされ、カンテーラを傷つける!
 「ぐっ!この!!」
 一気に刃を押してパセテコウを押しのけるカンテーラ!
 「一ダメージといった・・・・ところかねっ!!」
 ユードリットのローブを翻しての言葉
 「これぐらいどうってことないさ!」
 に、意地の台詞で返すカンテーラ!
 「大丈夫かよカンテーラ?」
 俺の問いかけに、カンテーラは少しだけこちらを見る
 「言ったろ?これぐらいどうってことないって」
 そして、向こうに向き直った!、
 「さぁ、カードバトルを進めようじゃないか!」
 「いいぜ!やってやる!!」
 「ははは・・・その言葉、実にいい!!」
 タクトを外側に振りながらのユードリットの声が、劇場に響いた・・・
 
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