観客のリローデット ダブモン!!13話18
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私はオペラに向かって走っていた、
とりあえず、急に出ていったことについて謝ろうかしら・・・あいつの曲が好きだったことはごまかして・・・
よしよし、何か調子が戻ってきたわ、このまま行ければ・・・
・・・あいつがバハ魔ン枢機卿だったことは今は忘れましょう・・・
なぜかドレスやスーツ姿の人がたくさん談笑している劇場の前の道路、そこに出てきて劇場のある左手に曲がり出入口を開けて中に入る、
確か、右手の方よね・・・
「おい!どうなってんだ!!」
ん?オペラの方からあいつの声が聞こえた気が・・・
今、オペラの二つの扉の前には、上に玉ねぎのようなしずくが造形され下が円盤できちんと立つように作られた16角の柱のような金色の棒が扉の左右に間に赤い綱を渡すように付いていて、それが一組ずつそれぞれ突っ立っており、
あたかも通行止めに見えるのだが、はて・・・?
綱を無視して右の扉を開けて見てみると、そこには広々とした荘厳な風景が広がっていた・・・
薄黄色い照明の下には金縁で赤いクッションのイスで埋め尽くされ、八角形輪の前半分の角をつなげた辺のように通路が通っており、
壁には三階まで荘厳で湾曲的な金色の枠の席が一角手前のみ八つ、四つ左右上下に並び、
本題の舞台はやはり金枠に囲まれ、下には清潔感溢れる茶色の木の床で出来ていて左右には金色のひもが幾多も付いた幕がまとめられている、
が、私の目を引いたのはその舞台の上に乗る人物である、
左の方の羽付きベレー帽をかぶり太っている男性とフードにタクト持ってカンテラいっぱい後ろにつけたのはともかく、問題はそのもう一方、
右手の方にいる黒髪を立てた少年とカンテラ持った昏いフードの組み合わせは・・・
「良星!?カンテーラ!?」
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