バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

観客のリローデット ダブモン!!13話13

観客のリローデット ダブモン!!13/13
 
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 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「来い、デヴァルチャ!!」
 「ダブモンNo.163、砂嵐の遊砂民、デヴァルチャ!!」
 俺の前に突如砂嵐が巻き起こり、それに跳ばされながらも上に舞う砂漠色の一体の茶鷲が現れる、
 顔の左右と後ろを覆う布の付いた革製の薄汚れた白い帽子をかぶり、
 先の黄色いくちばしは複雑にうねり濃いピンク色の肌には黄色い足に端の白い茶色い羽毛に覆われた両翼を持ち、
 その悪い目つきは悪い根性と生命力の強さが垣間見える
 「ヨーォカ!!」
 「ダブモンNo.310、変幻の助演手品師、ヨーォカ」
 対峙する男の前に闇が巻き起こり、消えた向こうに現れたのはええっと・・・魔法使いの格好をした狼?
 濃い紫の三角帽子に同じ色の裏が赤いローブ、一つだけ中央に緑の宝石の入った金色の球体をつなぎ合わせたようなネックレス、
 灰白い毛皮がそれにコントラストを生み、先に緑の宝玉のはまった濃い色の木の杖を持つ
 「コストには照らされる舞台光と劇場演武 乱入からの味方護りを指定!!」
 「こちらはバリッシュクラッシュエレメンタルとマルチエレメンタルパワー!!」
 「ふふふ・・・助演も面白い・・・」
 と、ユードリッドがヨーォカに憑依!
 空いた手の方に白いタクトを持ち、後ろの四つのカンテラを浮かばせた!
 「さて、行こうか!」
 ねずみのカンテーラと狼のユードリットが対峙する
 「さて、二回戦と行こうか!」
 「そいつでいいのか?」
 「いいさ!言ったろう?助演も面白い!」
 言いながら大きく両腕を広げるユードリッド、とと、この間に・・・
 「まずはデヴァルチャの効果を発動!!『ヨーォカのパワーを300下げるぜ!!』」
 デヴァルチャが両翼からユードリッドの動きを邪魔するように風を送るもユードリッドは何のためらいも無くタクトを振ってカンテラを広がるように操り、カンテーラにビームを放つ!
 しかし、カンテーラは華麗に跳躍して避け
 「なら、主演は俺、いや、俺達だな!!相棒!」
 そうだな!よし行くぞ!カードを表に!!
 「マルチパーストエレメンタルパワーを発動!これでパワーが上回る!!」
 「おっと、劇場演武 乱入からの味方護りで相殺!」
 カンテーラの口から黒いブレスが、カンテラから炎が出る!
 混ざる赤黒のブレスに対し、ユードリットは
 「ふむ、魔法は得意なのだよ」
 杖を外側より振るってカンテーラに向けると杖よりカンテーラに向かって雷光が放たれ、カンテラのレーザーと合わさり、赤黒のブレスと拮抗する!
 そこにカンテラ二つがカンテーラの左右上からレーザーを打ち出す!
 「これならどうだ!」
 男を見つつカードを右手で表に!
 「マルチバルエレメンタルパワー!!『マルチパーストエレメンタルパワーをコストに指定してパワーを1000アップ!!』改めてこれでパワーが上回る!!」
 ゴウ!
 赤黒のブレスを足元に!?
 光が貫いた時には、そこにはカンテーラはいなかった!
 「馬鹿め、上か!」
 四つのレーザーと雷光が上をくまなく幾度も貫く!
 「見え見えなんだよ!」
 しかし、直後に地上よりカンテーラが突進!
 それを見て一瞬こわばるユードリット
 「何だとっ!?」
 「ジャンプ力を調整して、すぐ着地するようにしていたのさ!」
 あ、なるほど、大仰しく赤黒のブレスを上に広げたのは高くジャンプしたと錯覚させるためか!
 そのまま突っ込み、もう一度
 「同じパターンでやられろよっっ!」
 赤黒のブレスを至近距離より放つ!
 そのブレスが晴れた時、ユードリットは焼け焦げ、後ろに倒れ爆発、消滅した・・・
 「行け!デヴァルチャ、二番」
 「ここで私はヨーォカの効果を発動!『3番にヨーォカの分身を召喚!!』」
 な・・・!?
 気が付くと、カンテーラの横後ろに雷で出来たようなヨーォカが、
 デヴァルチャが一気に対峙する男に突進し、ユードリットが右腕で防ぎつつ大きく出して弾く間にも、
 分身ヨーォカは俺に向かって杖を振るい電撃を飛ばす!
 「ぐっ!」
 「カンテーラ!?」
 「これが俺の仕事だからな・・・」
 が、寸前にカンテーラが出てカンテラで電撃を受けつつ、そのまま後ろに跳躍して俺の前に戻ってくる
 ユードリッドがカンテーラを見下ろす
 「子供だからかばっているのか?」
 カンテーラもユードリッドを見据え返し
 「邪魔が入らずに仕事をしてほしい、それだけだ」
 対しユードリッドはほんの少し一瞬だけ顔を下に傾け
 「ふむ、」そして顔を戻し「一理ある、だが、それは信頼していないことと紙一重ではないかね?」
 「言ってろ、守らないことも裏切りと紙一重じゃないか?」
 「ふむ・・・考え方次第、と言ったところか、言っておくが、私は彼を信頼しているぞ?」
 「私もだ、」
 言いながらルードリッドを見ながら大仰しく両腕を広げる男
 「この仕事において最高のパートナーだと考えているよ」
 「俺もそうだぜ?」
 言って視線を相棒に向ける俺
 「な、カンテーラ?」
 カンテーラが少し顔を横に向けた横眼で俺を見て
 「そうだな、相棒!」
 こうして、俺たちは再び対峙する!!
 
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