バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

観客のリローデット ダブモン!!13話10

観客のリローデット ダブモン!!13/10
 
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 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 こちらはユードロットのいる1番、向こうは誰もいない3番だ・・・
 「オープン!」
 「オープン!」
 だが・・・こっから・・・逆転してやる!!
 「私から行かせてもらおう・・・アビシツシ!!」
 「ダブモンNo.213、天機のオペラ機械技師、アビシツシ」
 向こうの前に現れたのは、頭に帽子をかぶってサスペンダー付きのズボンをはいた茶色の毛皮纏う体の長い、二足歩行の、ネズミのような顔をした哺乳類・・・
 「ならこっちは・・・ドブネズ!」
 「ダブモンNo.209、黒水道のどぶさらい、ドブネズ」
 出てきたのは灰色の毛皮の濃いネズミ、ただその目は黒く濁り抜け目なく相手を見ている
 「面白い・・・憑依!」
 そこにカンテーラが憑依し、首元に布とカンテラが付く!
 「私は、アビシツシのコストに劇場演武 乱入からの味方護りと舞台光のまぶしさと照らされる舞台光を指定!」
 「こっちのドブネズはコスト0だぜ」
 「それなら・・・」
 「1番戦闘!!」
 「1番戦闘!!」
 もう向こうは手札が無い、それにコストに出したのは前にチャージゾーンで使ったハンドカード・・・それなら!
 「さぁ行くぞ!」
 ユードリットが背中のカンテラを浮かせて縦横無尽に動かしレーザーを放つ!
 「おっと」
 カンテーラはそれらを右に少し動いて紙一重でかわす!
 「ほほう、これなら?」
 ユードリットがタクトを振ると、カンテラが動いて、上と横より薙ぎ払うようにレーザーを発射!
 「よっと」
 それを右手斜め上に跳んで回避!
 「それを予測してないとでも!」
 そこを残った二つのカンテラが狙い撃ちにしてくる!
 「それ!」
 しかし、カンテーラのカンテラから出した炎で自身の軌道を上に変えて回避!
 「なに!?」
 そして、濁った目でユードリットをねめつけ、
 「どうした?それだけか?それじゃあこっちから行くぞ?」
 「くっ・・・」
 カンテーラが炎を出してユードリットを燃やそうとして
 「なめるな!」
 それをタクトを前に出して突っ込み炎を斬り裂きながら突き進むユードリット!
 「今だ!」
 よし行くぞ!
 「マルチエレメンタルパワーで『パワーを600上げ』、さらに「バリッシュクラッシュエレメンタル!」「ぐ、無い・・・」
 対峙している男が黙り込んだ!
 カードを表にしつつ右手を前に出し宣言!!
 「バリッシュクラッシュエレメンタルの効果で『相手にモンスター三体、こちらが一体の時に一気に三体パワー2500以下をトラッシュ送りだ!!』」
 そして、相棒を見据え
 「カンテーラ!」
 「任せろ!!」
 タクトを寸前で避けつつユードリットに取り付くカンテーラ!
 「これなら?」
 至近距離より炎を出すカンテーラ
 「ぐわぁあああ!!」
 そのまま炎が集まり・・・
 「何を!?」
 大爆発!!
 ユードリッドが戸惑いの声を上げた次の瞬間に起きた爆発によりアビシツシとバリキマイラが爆発光の中に消え去り
 「さらに!」
 そのままカンテーラはユードリットを右拳で殴り飛ばした!
 そして、カンテーラが殴った反動でこちらに飛んで来て着地
 「さて、これでいいかな?」
 対して、ユードリッドは背中を向けて落ち、
 それを退治する男が助け起こし、二者してこちらを目を細めにらみ、立ち上がり、ユードリッドが浮かび
 「やってくれる・・・」
 向こうにいる男の声と共に、二者と再び対峙する・・・
 
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