バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

進め!火山遊園地!! ダブモン!!12話/11

進め!火山遊園地!! ダブモン!!12話11
 
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 「次はここか・・・」
 暗いせいか深い藍色の水をたたえたウォータースライダを僕は見上げる山のようなものに白い登りレールが見えている・・・いや、この熱気は・・・
 僕は振り返り、皆に声を掛ける
 「で、誰が乗る?」
 「次は僕たちが乗るよ」「あなたたちばかりに負担を掛けさせるわけにも行かないしね」
 言い出してくれたのはアクリスとレファンだ、しかし、そこでイグリードの視線が
 「相棒?」「僕も乗るよ、イグリード、一緒に行ってくれるね?」「おうよ!守り切ってやる!!」
 そう言って不敵に笑うイグリードの言葉に乗せられ、一緒に乗ることになる僕・・・
 「俺は上空から見張ってるから、ウィルピーは?」
 「私はここで四葉さんを守ります!」
 「了解」
 カンテーラが上に飛んでいく・・・
 というわけで乗り場に来たわけだ、壁の無い小屋のようなものの奥に凸凹の岩でできた箱型のコースター・・・いや、触ったところ少し熱い、岩を模した金属のようだ・・・
 それに僕らは乗り、凹の字型の黒い安全バーを降ろし、コースターが線路に沿って徐々に上に登っていく・・・
 「こういうのいいなぁ・・・」
 前に並んだ二人から声が聞こえる
 「何がです・・・」
 「今まで、こうやってたくさんの人と一緒に騒ぐのは馬鹿らしいと思っていた・・・」
 「僕も・・・正直言って、少し馬鹿らしいとすら思ってました・・・」
 アクリス?レファン?
 「あの島で少し楽しいと思ってから・・・」
 「ええ、僕もそんな感じです・・・」
 そんなこんなしているうちに一気に下りだす!!
 洞窟に突入し、内部は水の満ちる藍色の空間、光るキノコの造詣などがありそこを一気にカーブかかりつつ駆け抜ける!
 そして、小人がキノコを拾ってる様子やトカゲの化け物に命からがら追いかけられた物語の造詣を見て、がけ下に飛び込む色付き像があり・・・
 一気にスライダーが下っていく!
 そして、水に飛び込む!
 ・・・ではなく、藍色のマグマに飛び込み、あたりにマグマを跳び散らす!
 「おらぁあああ!!」
 イグリードが自身から炎を球状に発して内部の僕たちを守り
 「離れてくださいです!!」
 スライダーの外より見守っていた皆は離れつつウィルピーがしぶきをハンマーと鋏で弾き、地面に固まったしぶきが転がる・・・
 どうやらみんな大丈夫そうだけど・・・
 そうして、コースターが乗り場に戻った後に降り、皆の元に戻る・・・
 思わずこちら側の皆に声を掛ける
 「皆!大丈夫!?」
 「大丈夫だぜ」いつも通りの良星に
 「離れる準備はしてたし・・・」「まったく、なんて欠陥品よ・・・」呆れて言う兎白に対し心底呆れた様子で視線をそらしつつ言うフリィジア
 「ほんとにしぶきが飛んでくるなんて・・・」「最悪でしたね・・・」こちらは呆れで力が抜けたかのように言葉を発した四葉さんと加えて目を一瞬つむりつつ言うウィルピー
 「お前ら大丈夫か~」
 上から呑気にカンテーラが降りてくる、一応、大丈夫というのを察知しての言葉に違いない・・・
 「ともかく、二回目はもう乗る気しないな、次行こうぜ次」
 イグリードの言葉に、僕たちは首を縦に二度振り深く深く同意したのだった・・・ 
 
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