バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

海の街と鮫 ダブモン!!11話07

海の街と鮫 ダブモン!!11話/07
 
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 バトル-3
 
 俺と海賊は対峙しつつ宣言していく!!
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 チャージゾーンのカードの表側表示のカードを裏に返しつつ宣言!
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 山札から互いに一枚引く!
 来た!高パワーカード!!
 おし!こいつで一気に攻める!!
 「セット!」
 「セット!」
 俺は引いたばかりのカードを1番に裏側に置き、もう一枚をチャージゾーンに同じく裏側で置く、
 向こうは2番とチャージゾーンだ!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 互いにモンスターゾーンのカードを表に!まずはこっちから!
 「グリブレイ!!」
 「ダブモンNo.31、生命の壊し屋、グリブレイ!!」
 俺の前に風の玉が着弾し、その玉より巻き起こった嵐をその角で斬り裂き一体のグリフォンが現れる!
 白い、鷲の頭と体の内と翼の内側、茶色い獅子の後部と体の上部と後ろ足、黄色いくちばしや鳥の足のような前足を持ち、
 その額からは中ほどが四方向に少し、星のように膨らみ伸びる透明な両刃の刃を持つ
 「なら、わしはこいつだ、ヒョウモン!!」
 「ダブモンNo.314、海水の麻酔師、ヒョウモン!!」
 海賊の前の海よりいきなり大しぶき上げて巨大なタコが現れた!
 青を基調とした丸い頭に飛び出た口と八本の触手足を持つ体は、ところどころ重なったりしている黄色と黒の大きめの班点で彩られている
 「『コスト!!』」
 「『コスト!!』」
 チャージゾーンより互いに三枚のカードを表にする!先に海賊の声が響き渡る!
 「『飛び込み勢い水潜エレメント!、ウォータースラッシャーエレメント、電導抵抗水ストリームエレメント!!』」
 「『フリーズフリーリブリングエレメント、アイスエレメンタルパワー、アイスウォーターウィンドエレメント!!!』」
 そのまま勢いに乗り僕は叫ぶ!
 「1番戦闘!!」
 グリブレイが僕の声に応えヒョウモンに向かって飛ぶ!
 その中でヒョウモンがグリブレイに全ての触手を伸ばすが、その前にグリブレイが空に回避、
 そのまま大空を旋回し始め・・・
 額の刃を向けヒョウモンに一気に飛んでいく!
 「潜れ!」
 向こうの指示からかヒョウモンが水中に潜る、
 が、グリブレイはいきなり翼を羽ばたかせて風の渦を作り出し、それが上へと回り水をかき回し水中より、潜り切っていなかったヒョウモンを引きずり出す
 「そんなのありか!?」
 ありか無しかは知らないが、とりあえずこのまま・・・!
 「グリブレイ!!」
 グリブレイが宙に浮くヒョウモンに刃向け向かって飛んでいく!
 「墨だ!!」
 ヒョウモンの口から墨が吐き出される!しかし、グリブレイがとっさに両翼より撃ち出した風に巻き込まれそれらはすぐに散開した
 「このまま!」
 「ちぃ!仕方ない!『ヒョウモンの効果でパワーを300上げ、さらに、引いて返す渦潮波エレメント!!』」
 な!?
 すると、ヒョウモンがその足を延ばし、コマのように回り始める!
 グリブレイが横より襲い来る触手に弾き飛ばされた!?
 さらにその衝撃からか風が弱まる
 「今だ!墨!」
 そこでヒョウモンがグリブレイに墨を吐く!
 グリブレイの目に墨が付き、前足で何とか取ろうとする、
 その間にもヒョウモンが水中に戻り、口より水と墨の混合弾を吐く!
 目をつぶされ動けなかったグリブレイに直撃!その衝撃で後ろに吹っ飛ぶ、
 「今だ!!オクトパスハンマー!!」
 ヒョウモンが水中より飛び出し、八本の触手を集め上に伸ばしてそこより一気にグリブレイに叩きつけた!!
 「『ヒョウモンの効果でチャージゾーンにある水属性のコストで表になった時のリサイクルの枚数×300、ヒョウモンのパワーを上げ、さらに、引いて返す渦潮波エレメントの効果でグリブレイのパワーを300下げる!!』」
 ヒョウモンにまとめた触手を叩きつけられた勢いのまま海に激突し、爆発、消滅するグリブレイ!!
 「グリブレイ!?でも、2番戦闘が」
 「それを言うなら3番戦闘がある!!」
 パチフィスその足で向こうに泳いでいく間にも、
 ツメミグモがその細長い足を駆使してこっちに向かい潜り泳いでくる、
 パチフィスが水中より海賊の前に飛び出し、その両鋏を叩きつけ、
 ツメミグモが俺の前に飛び出す!
 「相棒は傷つけさせないって言ったでしょぉおおおお!!」
 その両前足を叩きつけてきた瞬間、突然フリィジアが俺の前に跳び出し、槍を前方向に横に出し、長い足に少し体がかすりながらも俺を守る!
 「フ、フリィジア・・・そんな無理しなくても・・・」
 だ、大丈夫なのか・・・
 声を掛ける俺にフリィジアは顔を横から僕の方に向ける、
 そこにあったのは、力強い笑顔・・・
 「もう回復したから大丈夫よ、相棒!」
 その笑顔がいろんな意味で怖いんだけど・・・
 「は!ダブモンに守られるとはいい御身分してるじゃねぇか!!」
 海賊の声に、踵を返すようにその顔を目じりを鋭く上げた怒気交じりの表情に変えながら向け返すフリィジア、
 「相棒はまだ子供なのよ!守るのは当然でしょ!!」
 が、再度さっきの笑顔でこちらを向き返し、
 「でも、大人になったら、私を守ってね!」
 ・・・大人になっても勝手に守ってる気がする・・・
 「さ!私の調子も戻ったし、行くわよ、相棒!!」
 「あ、うん!」
 そうして・・・フリィジアと共に再び海賊と向き合う!!
 
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