バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

海の街と鮫 ダブモン!!11話04

海の街と鮫 ダブモン!!11話/04
 
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 バトル-2
 
 俺と海賊は声を荒げて叫び宣言!チャージゾーンのカードを裏にし山札からカードを一枚引く!
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 そして、俺は2番向こうは1番、さらに互いにチャージゾーンにそれぞれカードを裏側で置く!
 「セット!!」
 「セット!!」
 さぁ、次だ!
 2番と1番のカードを表に!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 まずはこっちから宣言させてもらう!
 「来い!パチフィス!!」
 「ダブモンNo.264、漁突の銛作り屋、パチフィス!!」
 水中の影より僕の前に跳び出て現れたのは、灰色の甲殻纏うもの、エビのような平べったい楕円形の甲殻を基礎とし、触覚が一対頭についてそこに頭があることを主張しつつ先に鋏のようなものがある大きな両腕持つ、
 触覚の逆側には尻尾も長く伸びている・・・
 が、パチフィスを見て海賊が不敵に笑う
 「ほう・・・面白いな、だが、足の数ならこちらが上だ!!」そして、右手を大きく前に出す!「ツメミグモ!!」
 「ダブモンNo.295、探索の航海潜水士、ツメミグモ!!」
 海賊の前にこちらも水中より飛び出し、水中に足乗せ漂うのは細い体に八本の細い足、それに顎持つ頭を持つ、赤い体と白い頭持つ甲殻種・・・
 「『コストに飛び込み勢い水潜エレメント!、ウォータースラッシャーエレメントを指定!!』」
 役者はそろったか・・・
 向こうのコスト指定、よし、僕も宣言!
 「俺は『コストにフリーズフリーリブリングエレメント、アイスエレメンタルパワーを指定!!』」
 「『さらに、飛び込み勢い水潜エレメント!を発動!この効果でツメミグモは戦闘勝利時に何のカードも置かれてい愛場所に移動できる!!』そして、1番戦闘だ!!」
 ぐっ・・・この状況で追加攻撃ができるような効果を・・・?
 そんな僕たちの思惑とは別にフリィジアとツメミグモが対峙する!
 「先手必勝!」
 氷の槍から水色の光を放ちツメミグモを凍らせようとする
 が、ツメミグモは足を開きながら体を下げて間一髪で避け
 「この・・・!」
 フリィジアがもう一発放とうと前のターンからついていた氷の塊を振り上げると、ツメミグモが突如跳躍、氷の塊を挟んでくっついてきた!
 その不気味な顎をフリィジアへと動かし向け、まるで捕食を望むかのように開閉を繰り返すツメミグモ・・・
 「ギャー!!」
 恐怖と嫌悪感がないまぜな悲鳴を上げ、訳も分からず槍を振り回すフリィジア!
 「な・・・なんなのよこいつー!!」
 ああもう!
 「俺はフリィジアの効果発動!『相手のリサイクルカードの効果を発動させないようにし、その表側表示の枚数×400、ツメミグモのパワーを下げる』!!」
 「おっとぉ残念、『俺はツメミグモの効果で相殺だ』」
 槍から全方面に光が出てツメミグモを凍らせようとするも、ツメミグモはその前に前進、
 フリィジアを右前足で殴って叩き落した!
 「フリィジア!!」
 ツメミグモが離れる間にもフリィジアはそのまま水に落ちるが氷の特性なのか、水に浮いてそのままこちらに流れ着く・・・
 俺は大丈夫か心配になりフリィジアを抱き上げる
 「うぅううう・・・」
 うめき声が聞こえるも、微かに目を開き、僕の方を見てきた、大きな怪我とかはなさそうだが・・・
 「フリィジア、ごめん、休んでて」
 「ふぁあい」
 大口開けて返事したフリィジアを横に置きながら俺は立ち上がって右手を前に出しながら、宣言する!
 「2番戦闘!パチフィス!!」
 パチフィスが海よりいきなり海賊の前に跳びあがり、
 その伸びた甲殻の尾を上に振り上げ、そのまま振り下ろす、
 海賊はそれを右腕で守り
 「『この瞬間、俺は飛び込み勢い水潜エレメント!の効果で3番に移動させたツメミグモで攻撃!!』」
 と、ツメミグモが俺の方に這い上がってきて、右前足を振り上げ、俺は防御姿勢を
 「だりゃあああ!!」
 フリィジアが飛び出し、槍の柄を横に出してでそれを受ける!
 「フリィジア!?」
 「相棒に手は出させない・・・!」
 だが、ツメミグモが反対側の腕で下から横殴りに攻撃を繰り出し、フリィジアは腹に一撃を受けて吹き飛ばされて床を転がり、元の位置に戻り、倒れ伏す、
 「大丈夫、フリィジア!?」
 フリィジアがほんの少しだけ僕の方に頭を上げる
 「なんとか~、でももうちょっと休むわ~」
 そして、今度こそ完全に倒れ伏してしまった・・・あれで限界だったのだろう・・・
 「・・・ありがとう、フリィジア」
 そして、俺は海賊と対峙する!
 「さぁ、次のターンに行こうじゃねぇか!」
 「いいだろう!!」
 
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