バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

海の街と鮫 ダブモン!!11話19

海の街と鮫 ダブモン!!11話/19
 
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バトル7
 
 一体、何が来るっていうんだ・・・?
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 「セット!」
 「セット!」
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 一気に進め、俺は呼び出したものの名を叫ぶ!
 「イテツキジカ!!」
 「ダブモンNo.329、凍壁の氷室番、イテツキジカ!!」
 海を凍らせながら、その上に白い毛皮に氷の蹄と角を持つ、鹿が舞い降りる・・・
 「それでいいのかぁ!!来い・・・伝説のダブモン!!ダイブシーク!!」
 伝説のダブモン!?
 いきなり大津波が流れてきて、それを貫通するように空中より魚雷が飛んできて、その爆発が島を揺らす!
 そして、大津波も到達し、そこに、小型の潜水艦を三隻も引き連れた巨大な鮫が出現し吠える!
 その体は腰が機械のようなブルーメタルの鎧で覆われ、その獰猛な瞳を潜水艦と共に宙に浮きながらこちらに向けていた・・・
 あれが、伝説のダブモン、ダイブシーク!
 でも、島のためにも、みんなのためにも、負けるわけにはいかない!
 「コスト!」
 「コスト!」
 「俺はイテツキジカのコストにアイスウォーターウィンドエレメント!、コールドフリーズブリザードエレメント!!、フリーズフリーリブリングエレメントを指定!」
 「俺はダイブシークのコストに飛び込み勢い水潜エレメント!、レッテグラウンドダウンウォーターエレメント、電導抵抗水ストリームエレメント、アンダーウォーターサデンヒットエレメント!!、引いて返す渦潮波エレメント、を指定するぜ!さらに引いて返す渦潮波エレメントを手札に戻し、ダイブシークの効果を発動し、『コスト1以下のリサイクル、スマッシュ、ジェイルの最初の2枚を相殺扱いで封印し、』そして一番戦闘だ!!」
 ダイブシークが水中に潜り、イテツキジカにダイブシークの魚雷が放たれる!
 すると、イテツキジカは左前足を足踏みのように突き、そこより海中へ拡大していく氷が魚雷を巻き込み凍結させ止める、
 が、今度は大きな津波が突如現れ、
 イテツキジカを水中に引きずり込む!
 そこでまたもイテツキジカに魚雷が!
 氷の角から氷を拡大させながらを振って氷を当てて魚雷を爆破させつつ浮上して逃げるも、一部魚雷は割れた氷の間をついて突き進む!
 「アイスエレメンタルパワー!!」
 「おっと、ダイブシークの効果で相殺だ!!」
 ぐっ、他には・・・無い!
 そのまま魚雷が迫る!
 ・・・向こうにはさっき戻したハンドカードがある、フリーズマーティエレメント!単独じゃ届かないし、今置いたばかりのカード一枚発動しても相殺されるだけだっていう感じで発動しない・・・
 助けられない苦々しい思いを抱えつつもイテツキジカが角を向けその氷の角より自身を守るための氷の壁を生成する!
 氷の壁に魚雷が五度程連続でぶつかり
 爆風によりイテツキジカが海上に向かって吹き飛んでいき海面に大しぶきを上げに飛び出したと思ったら、
 ドバシャァアアアン!!
 ダイブシークが追うように海より飛び出してきて、イテツキジカをまるまる口に咥え
 そこでイテツキジカが爆発!
 さらに、ダイブシークが海に戻りつつマルティマの周りに向かって魚雷を乱打する!!
 命中させる気が無かったのか、一発もマルティマに当たらなかったものの、さしものマルティマの動きが止まる・・・
 「さぁ、これでターンエンドだ!!」
 ぐ・・・くそう・・・
 思わず右こぶしを握り込む・・・
 「大丈夫よ、相棒・・・」
 フリィジア!?
 右肩のフリィジアが前に浮かんで、海賊に向かって槍を向け啖呵を切る!
 「どんなことがあっても、相棒は・・・この私が守って見せるから!!」
 フリィジア・・・この信頼に応えないと!!
 
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