バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話07

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話/07
 
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 「リチャージ!ドロー!」
 引いた手札を見て考え・・・これなら!
 「セット、オープン!!」
 「ダブモンNo.211、灼熱の粉砕屋、イグリード!!」
 イグリードが両こぶしを握り込み胸を張りながらその体から炎が巻き起こる!
 「おっし行くぜ!!お前ら!これ以上こっち来るならやけどするぜ!!」
 「やけどぉ?」
 「俺たち火属性のダブモンだぜ?」
 「やけどが怖くて火属性やってられっかよ!!」
 三体がこちらを見下す!
 「上等だ!どっちが熱いかケリつけてやる!!」
 「森火事には気を付けてね~!!『僕は、イグリードのコストにマグマエレメンタルパワーを指定!』」
 向こうでカードが表になる・・・なるほど、
 中央のテントウムシがロウネリヒ、
 右側のイモリがヒバシモリ、
 左側の猪のようなペッカリーがペカリー
 イグリードが拳を握り、三体に殴りかかっていく!
 拳が地を穿つも、三体は拡散して避ける
 「核属性なんざ地属性が混ざったまがい物よぉ!!」
 「火属性こそ真の熱さ!!」
 「溶岩じゃ体験できない熱さをお見せしますよ・・・」
 「おもしれぇ!なら、核属性の爆発力と粘り強さを見せてやろうじゃねぇかぁ!」
 「ええっと、ヒートアップしてるとこ悪いけど、3対1だし、カード使うよ、このままいけば森火事になりかねないしね・・・『核属性のマグマボールエレメント!ヒバシモリをトラッシュに送る!!』」
 「はぁあああ!!」
 イグリードがロウネリヒに殴りかかる!!
 「この!」
 炎をまとった前足が拳とかち合う!
 「へっ、人間の力借りなきゃ勝てないってかぁ!」
 「それはこっち三体ですし・・・」
 「その突っ込みはこっちにブーメランだと思います!」
 僕がフォローしたのに!
 「考えなしの仲間を持って大変だなぁ!!おらぁ!!」
 拳で吹き飛ばすものの、ロウネリヒは少し後ずさっただけ・・・相殺されてる!
 「やれ!二体とも!」
 「あいよ」
 「りょーかい」
 背後よりヒバシモリとペカリーが炎を吹きかけてくる!!
 「イグリード!『マグマベイルエレメントでヒバシモリをトラッシュに!!』」
 「うぉおおおお!!」
 イグリードが炎に巻かれていく!!
 また相殺されてる・・・でも、これで最後だ!!
 「『ヴォルカニックマシンガンエレメント!!で二体をトラッシュに!!3番で追加攻撃を行いつつコストにバッフレイムを指定して核属性のマグマボールエレメントをコストに2番に召喚!』」
 イグリードが燃え上がり・・・
 「どぉおおりゃああああ!!」
 と、イグリードが上昇すると同時に炎の竜巻が上にたまり、炎の球体と化していく!
 そして、炎の球体からいくつもの炎弾が降り注いで三体の逃げ道を防いでいき・・・
 ・・・嫌な予感・・・
 思わず後ろを向いて駆けだす
 「これで終わりだぁあああ!!」
 背中から感じたのは・・・
 盛大な炎の熱と爆発の圧力と三体の悲鳴だった・・・・
 その後、爆炎が消える中でイグリードが三体をまとめて引っ張ってきた・・・
 
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