バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話/23

旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話23
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 向こう、全然何も話してくれないけど・・・
 そうしてイグリードが三体を見る中で唐突に両腕を組み、首を縦に軽く一振り
 「ふむ、なるほど、そういえば、最近寒いもんなぁ・・・」
 わかるの!?
 「で、思わず、炭焼き小屋に手ぇ出したってわけだ」
 「なんだ~それならそうと言ってくれればいいのに」
 おばぁさんも冗談めかして話し出す、っていうか・・・
 「寒かっただけ!?」
 僕の疑問にイグリードが僕の方を向き見る、
 「寒さで力が足りないんだとさ、そのせいで冬を越せるかわからんのだと、ま、俺たちにとっちゃ死活問題だからな」
 それは精霊種であるイグリードだけでは・・・?
 確かに、普通の生命体も寒いと死ぬけどさ・・・
 「ならいいけど、おばぁさん」
 そう言いつつ僕はおばぁさんの方を向くと、おばぁさんはリラックスしたような優し気な笑顔で
 「よしよしそれなら、予備のやつ、持ってこようかねぇ・・・」
 「俺もいるからな、出来る限り熱く温めてやろう、今は思う存分熱をためて、寒さに備えておくといいぞ、はっはっはっはっはっ」
 そういうもの・・・なのかな・・・?
 イグリードが笑う中で僕の抱いた疑問は、イグリードが出した熱に吹き流されていくのだった・・・
 
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