旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話/19
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「リチャージ!」
「さぁ、少々手荒に行くわよ!」
フリィジアが槍を振り上げ、そこに氷の破片が巻き上げられていく・・・
「量が足りないわ・・・」
「ドロー!セット!」
「相棒?」
フリィジアが向こうを向いたまま問いかけてくる・・・
「やれるだけやるさ、オープン!!フリィジア!!」
「行くわよ!」
さらに向こうの方のカードが表に・・・オロシウム・・・コスト3のモンスターか・・・
「僕はフリィジアのコストにアイスエレメンタルパワーを指定!」
向こうはスノカマス、フラスノボン、アイスブラッシュエレメンタル・・・
そして、スノカマス、フラスノボンを召喚ね・・・
中央の触手持つ巻貝イカがオロシウム、
左の魚みたいのがスノカマス、
右の変な三日月みたいなのがフラスノボン・・・
お~っし!行くぞ!!
「さらに2番戦闘、フリーズクラインドエレメントを発動!!」
しかし、向こうのアイスブロウジングシールドエレメンタルで相殺か・・・
「氷属性のフロストボールエレメント!!」
向こうのアイスクライルエレメンタルで相殺・・・でも!
「さらに、フリーズペリングエレメントを発動!スノカマスをトラッシュに!!」
「さぁ、研ぎ澄ますわよ・・・」
冷気がフリィジアに集まっていく・・・
「ほら、あんた達も!」
視線をそらさずに行ったフリィジアの台詞に三体が、
「お・・・おう!」
「やってやろうじゃん!」
「精霊種が一緒なら百人力だぜ!!」
意気よく答え、フリィジアがらせん状に飛ぶと同時に、軌跡が氷の道と変わっていく・・・
「コストでフロッテを召喚!」
「やるじゃない相棒!」
こちらを一瞬見て言ったフリィジアに
それほどでも!
と、答えつつも、フリィジアは頼もしく再度前を向き、
「それじゃ一気に行くわよ!受け止めなさい!」
「はい!」
「ああ!」
「わかりました!」
中央にオロシウム、スノカマス、フラスノボンが集結し、
「フリィジア!」
「大丈夫、相棒から受け取った力、無駄にしない!!」
思い切り三体の方を見降ろし・・・
「いっけぇええええ!!」
フリィジアが上空よりありったけの冷気を叩きつけた!!
辺りに冷気がほとばしる!!
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