旅の日々と騒動の日々と・・・ ダブモン!!10話14
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「いや、すごいなあんたら・・・負けだ負けだ」
「ですね・・・」
「鋏から降ろしてくれません?」
三体を鋏から降ろすウィルピー
その三体は私達を見て、
「じゃ、力試しに付き合ってくれた礼だ、街までの道はだな・・・」
「あっこから・・・」
「あっこで・・・」
と、先の方を指など差して教えてくれる、けど・・・
「いや、それよりも、なんでこんなことになったのよ?」
すると、メスタオテが驚いたようにひるみ、
「え?お前たち、約束してた修行相手じゃないのか?そのために木々の配置もわざと迷いやすく障害物が多い配置にしたのに・・・」
「そういえば、ダブモン単体で・・・」
「デッキケースを使うという話もなかったはず・・・」
おい・・・
「まぁいいわ、ありがとう!じゃあね!!」そう言って右手を力なく振り「修行相手に会えますように、後、修行終わったら元に戻しておくのよ!」
「わかってるって、元気でな~!」
「また!」
「機会があれば~」
そうして、私たちは街への道を歩いていく・・・
「さぁ、修行再開だ~」
「お~!」
「お~!」
まったく・・・
気配が背後向こうにに消えていく・・・
こうして、私たちは町まで戻ったのだった・・・
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