オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

恋愛小説編!!/2

 

恋愛小説編!!(エクスクラメーションマーク!) 2
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 五年生になった時、クラス替えが行われた・・・
 私達の学校では、同性二人一組で交互のチェック柄のように机が配置される、
 その中で私は、一番後ろ窓際へと配され、そのすぐ前に、彼が座った・・・
 椅子を引いて座った時に垣間見た、その黒い瞳に秘められた氷のような澄みやかさ、
 座高より垣間見える周りより少し高い身長、
 周りを確認しようとしたのかこちらをほんの少し向いた時の、瞳を細めた時のクールな息吹・・・
 なに・・・何が違うの・・・他の男子と・・・着ているものは白い前ボタンシャツに紺色の前合わせの上着と同じ色の長めのズボン・・・
 ・・・そう、皆と同じ制服で・・・何も、何も変わらないのに・・・!?
 「それでは、席の確認を兼ねて改めて点呼を取ります、まず、愛野 美千(あいの みち)さん」
 えっ!?
 茶色の眼鏡と髪の緑のスーツを着た女性の先生の点呼に慌てて立ち上がり
 「はい!」
 返事を返す、
 勢いが良すぎたのか、まわりがクスクスと笑うのが聞こえる、幸い、前の彼は笑ってはいなかったが、
 少し恥ずかしいな・・・
 そう思いながら椅子に座り、まわりの点呼が続いていく・・・
 ・・・「桐栄 舞衣(きりえ まい)さん」「はい!!」・・・「空傘 耕哉(そらかさ こうや)くん」「はい!」・・・「為世 由比理(なせ ゆいり)さん」「はい」・・・
 「日比宮 黎(ひびみや れい)くん」
 「はい!」
 目の前の彼が返事を返しながら立ち上がり・・・そうか、日比宮 黎っていうのか・・・!
 授業が終わり休み時間に入る・・・
 鐘の音が教室に響き渡って行く・・・木の床の張られたコンクリートの校舎、白い壁紙が張られた壁と天井が教室を囲い、鉄の足と袋に木の天板を持つ机が並べられていていて鉄の足と木の座板と背もたれを持つ椅子が対となっている、そんな教室に・・・
 「それでは、今日の授業はこれまで・・・」
 その言葉が先生より吐かれた瞬間、私は、授業中、ずっと考えていた言葉を口にした
 「黎君!」
 「ん・・・?」
 黎君がこちらを億劫そうに振り返る、思わず力がこもり
 「これからよろしくお願いします!!」
 「お・・・おぅ・・・」
 黎君は・・・戸惑い気味に答えたのだった・・・
 ・・・それから少し経ち・・・
 「ちょっとあなた、こっちに来てくださらない?」
 話しかけられたのは給食が終わったころあい、見慣れない子だ、
 少し長めのスカートを伴う制服に後ろ髪が長くパッツンしていて前髪が両分けで間に赤のカチューシャ・・・
 目つきは鬼のように鋭い、うそです、少し鋭いくらいです
 その子は、私の手を強引に取るとぐいぐいと引っ張って行き、人気のない体育館の裏側まで連れてきて振り返り、
 「もう、日比宮 黎様に近づかないでもらえるかしら!!」
 「なんで?」
 
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