バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

カードライバー レイドライヴァー!! /◇○☆/2


カードライバー レイドライヴァー!! /◇〇☆ 2
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

f:id:OirenW:20190814173759p:plain


 「それでは、ここでルールのおさらいだ!」
 え、え、どうなってんだ!?
 実況の声を聞きながら俺はさらに戸惑っていた・・・
 「このカードバトルは、会場8場所でおこなわれる、全世界のみんな、決勝戦の勇士が見れるぞ!!」
 「わぁああああ!!」
 湧き上がる観客の声・・・
 「『山札以外の状態は保持、デッキケースからカードを外しても、紐付けのカードアルバムに入れても紐付けされて状況を再現してくれる』から、カードは捨てないでくれよ?」
 「わぁああああ!!」
 「ただし、『山札のカードは山札の枚数が同じなら自由に変えてもよい、その変わり、ターンの最初に山札は自動シャッフルされる』から、注意してくれ!!」
 「わぁああああ!!」
 「それじゃあ、説明も終わったところで、早速対戦者は次の会場に向かってくれ、タイムリミットは三日、会場は・・・火の都市、サンサンドラのファイアドームだ!!」
 「わぁああああ!!」
 すると、互いのカードがそれぞれのデッキケースに回収され、◇◇◇◇がデッキケースを手に取り振り返り去って行く
 「おい、ちょっと待てよ!」
 「ここにいる意味なんてないだろう?」顔を横に向けての鋭い視線「君も早く次の会場に向かったらどうだ?」
 う・・・確かにその通りだ・・・
 俺も振り返って会場の外に出る
 「ようベェイビー!乗せってってやろうか?あはぁん!?」
 「◎◎=!」
 こいつは陽気なデッカーバイク!◎◎=!
 道路を横切る、黒鋼に赤のアクセントが眩しいバイクだ、
 国家検定一級企業のAI搭載で、免許が無くてもオートオンリーなら俺だって乗っていい
 「おいおい、バイクだと思われたら困るだろ、今の俺は電動自転車だぜ、あはん」
 え・・・!?
 「俺の心を読んだのか!?」
 「俺様は、国家検定一級企業のAIだっぜ!持ち主の息子の心を読むなんてリチャージ前さぁ!!」
 そうだ、こいつは、親父のバイクだ、
 親父は今・・・自動車の整備工場で働いているはずだ!リコールが入ったとかで
 「おおっと、済まないがエネルギー切れだ、デッキを入れてくれ!」
 「おうよ!」
 ケースより、デッキを取り出し、右ハンドル上のデッキ入れに装填する!
 「くぅうう!新しいデッキの息吹を感じるぜ!」
 ジャキン!
 すると、バイク脇から開くようにペダル現れた!斜め上下一対の円状に回る仕掛けの・・・これはまるで自転車の・・・
 「これは・・・」
 「言っただろ?今の俺は電気自転車なんだってな!!」
 「そういう事かよ、やったろうじゃん!!」
 ◎◎=にまたがり、思い切りペダルをこぐ!
 「おぉりゃああ!!」
 ビルが一気に後ろに行き、景色が一気に様変わりしていく・・・
 町を通り、エリアを区切る道路のみの橋を渡り、その先に砂漠が見えてきて通るコンクリの道路が砂漠を通る道路と化していく!!
 一昼夜駆け、
 ん?なんだあれは、ドラゴン!?
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――