バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

オリジネイトスター/17

オリジネイト・スター 17
 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
f:id:OirenW:20200602181345p:plain
 
 サーキットを駆け抜ける・・・
 そして、ピットに戻ってきた
 「やっぱり、調子出ませんか?」
 「まぁな・・・」
 「ま、気楽に行けばいいと思うがな・・・眉間にしわが寄っとるぞ」
 「気楽にって・・・」
 ウォッチに反応が・・・
 
 あれはブレイザ!
 ビル立ち並ぶ広場で髪の毛のダークマターを目撃する!
 スマホでマホに連絡を取る、
 「マホ!急いできてくれ!」
 「わかったわ!」
 その後、変身!!
 「チェンジ!!ミスリル・スターァアアアア!!聖なる銀の鎧を身に纏いし闇に光をもたらす存在、ミス・リル・スターァアアアア!!」
 「来たわよ!」
 後ろからのマホの声!近くにいたのか?
 「おっし行くぜ!」
 「おっと!これ以上近づいたらどうなるか、わかってますか?!」
 と、いきなりブレイザが髪の毛を四方八方に伸ばし、
 「な!!?」
 俺の方に来たものは拳でどうにか防ぎながらもその間にもブレイザの髪の毛は人々を巻き取って自身の背後に集め、そこに半球状の髪の毛の檻を形成し捕らえる!?
 「卑怯だぞ!」
 「卑怯?私たちは人類絶滅を目指しているんですよ?」
 ブォオオオン!
 左手より大型のバイクが飛んでくる!
 「チェンジ!!プレーンドアストォオオ!!星天の力秘めし闇にありて光宿す戦士、プレェェェェエエンドアストォオオ!!」
 バイクを着地させて降り、ブレイザと対峙する!
 「おや、あなたも来るんですか?いいんですか?この人たちがどうなっても」
 右手を真横に広げ、檻とその中にいる人々を見せるような動きを取るブレイザ、
 「っつ・・・か・・・関係ない!俺の目的は・・・お前を倒すことだ!」
 あいつ、戸惑ってやがる・・・当然か・・・
 「うぉおおお!!」
 だが、それでも向かっていく!!
 「ほほう・・・それなら・・・一人殺してみましょうか?」
 「っつ・・・!」
 が、アストの動きが止まる・・・
 「ほっほっほっ・・・やはりだめみたいですね・・・」
 アストが髪の毛で一蹴される!
 「がはっ!!」
 ん?上から金色のロボットがブレイザに向かい飛んでいく!?
 「邪魔です!」
 ブレイザの髪の毛にこちらも薙ぎ吹き飛ばされ、俺の方に飛んできて地面に転がる!?
 俺はロボットの方に思わずかがんで目をやり
 「おい!大丈夫か!!」
 「ええ・・・何とか・・・」
 「行くぞ、サンジャスティスだ!!」
 俺は立ち上がり、ウォッチにメモリを入れる!
 「双子座、獅子座、射手座、サァアアアアアン、ジャスティイイイス!!」
 「その姿は・・・!?」
 「太陽のようにあたりを照らす温かな心とを正義を持つ戦士・・・サァアアアアアン、ジャスティイ「いいか、ここから弓で・・・」
 アストが戸惑う中で弓に矢をつがえブレイザを狙う・・・しかし・・・
 「あのダークマターをひるませたところであの檻が解除されるとは思えません・・・」
 S-NN301の声、
 「ならどうすればいいんだよ・・・」
 「残念ながら、私は動体の解析には長けているのですが・・・より解析能力が必要なのは私の同期に・・・ああ、来ました!」
 右手の方より、円柱の上に半球体を乗せたような白に青ラインの白い三角キャタピラ付きの人の半分ほどの大きさのロボットが来る・・・
 「がはっ!」
 そこに攻撃を受けたアストが転がる
 「くそっ!」
 拳を地に叩きつけるアスト・・・
 「俺はどうしたいんだ!復讐を果たすんじゃなかったのか!たくさんの人を前に・・・」
 「ピピロピロピロ・・・」
 白ロボットが分析するかのようにアストのそばによる
 「退け!」
 が、ロボットをはねのける・・・
 「俺は・・・俺は・・・復讐者じゃ・・・無いのか・・・」
 そこに髪の毛が来る!
 「ええい!」
 弓で髪の毛を撃って止める!
 「おや?面白い攻撃をしますね?これならどうです?」
 複数の髪の毛が来る!だが、俺は何とか弓で撃って応戦していく・・・
 「キリがない!アスト!どうにかしろ!!」
 「俺は・・・復讐とあの人たちのどっちが大事なんだ・・・」
 見てみると、アストの視線の先に家族のようにまとまる一団が見えた、そう、壮年の父と母・・・その子供なのか似た感じの兄と妹・・・そんな感じの・・・
 「彼らを悲しませるのか・・・?」
 「・・・今だけだ・・・今だけ・・・」
 「はぁああああ!!」
 アストが立ち上がりブレイザに走り込み殴り掛かる!俺にかまっている今こそ!
 拳をブレイザに叩き込むみ、その隙にドームとブレイザの間に入り込む!
 「そんなことをしても無駄だ!まずは一人!!」
 人質に髪の毛が巻き付く、だが、アストは無理矢理右手を髪の檻に突っ込み、その髪の毛を引っ張り取る!
 「何だと!ぐはっ!」
 隙を見せた瞬間に背後より矢を当ててやった!
 「こっちのこと忘れんなよ?」
 そう言って再び矢に弓をつがえる!
 「ぐぅう、おのれ、こうなれば破れかぶれだ!!」
 と、髪の毛がドームより一斉に人達を襲い始める!こうなったらブレイザを倒すしかない!!
 だが、犠牲者が・・・間に合うか!?
 「ピピロピロピピ・・・」
 「何だお前は・・・」
 アストのそばによるロボット、そこにコスモスターが三つ宿る!?
 そして、データチップに変わりアストのもとに、その右手で握り受け取るアスト
 「そうか、これを使えというわけだな・・・」
 ウォッチにセット!
 「ふたご座、乙女座、射手座」
 デジタルウォッチを押す!!
 「ムゥウウウンエンフェレェス!!」
 すると、アストの顔前面に三日月のようなパーツが、同時に、体を青い鎧が包む・・・
 その右手には俺の赤い刀と対をなすような白い刀があった・・・
 「白き射手と月の力、精緻の戦士、ムーンエンフェレス!!」
 「見える・・・見えるぞ・・・そこだ!!」
 弓となった刀より放たれた矢が、ドームの頂点手前の一点に当たり、そこから髪の毛がすべて解除される!
 「マホ!!」
 「皆さん逃げてください!!」
 マホがたくさんの人を逃がしていく・・・!
 「行くぞ、アスト!」
 「わかっている!!」
 「サンジャスティスフィニッシュ!!」
 「ムーンエンフェレスフィニッシュ!!」
 二人して弓矢を構え、一気にブレイザを撃ち抜く!が、一瞬見えた、奴が自身の体に髪の毛を球状に展開し、盾にしたところを、
 攻撃のショックによる爆炎が晴れたころには、ブレイザはいなくなっていた、くそ、引き際がいい奴だぜ、星座の力を使うべきだったか・・・?
 
 サーキットを一位で駆け抜ける
 そしてピットに戻ってきた!
 「調子、戻ってきましたか?」
 「ま、そうかもな・・・」
 「ま、何か言うつもりは無いわ、眉間のしわにならんでよかったの、だが、どうせまた何か悩み始めるんじゃろう」
 「何だとじじい!、だが、そうかもしれないな・・・」
 「最近悩み多すぎじゃないですか?元気出していきましょうよ!少なくとも、レースは調子いいんですから」
 「ああ、そうだな!」
 元気出さなきゃ、世の中楽しくならないよな!
 
 それに、救えるもんも救えなくなるかもしれないしな・・・
 
 新たなるアストのメモリ!!
 「ムゥウウウンエンフェレェス!!」
 月の力でパワーアップ!!
 「ふたご座、乙女座、射手座、ムゥウウウンエンフェレェス!!白き射手と月の力、精緻の戦士、ムーンエンフェレス!!」
 DXムーンメモリー!!
 
 手に入れろ、カードメモリーシリーズ!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――