オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

失踪、失意、絶望、/2 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、2
 
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 「ぐっ、また負けちまったぜ」
 「じゃ、片づけるよ~」
 子慎君が顔を下に下げ悔しがる中で、机の上の僕の方のカードをまとめて行く、
 僕の名前は鋼野 双歩(ハガネノ ナラブ)
 今は座っている椅子の左側にランドセルを置いている、茶色の髪を上に上げた童顔の少年、
 上着に袖端や下端が白い赤いジャケットを羽織っており、
 このジャケットには左肩裏に車輪と飛行機の片翼がくっ付いているようなオブジェが付いていて、
 その上着の下にオレンジのシャツを着、腰に茶色のベルトを着け、下半身に濃い色のジーパンをはき、
 足元には上が白、底が赤い薄汚れた上履きをはいている
 「ちぇっ、これで終わりかよ」
 「時間無いから一回だけって言ったでしょ」
 「まぁ、そうなんだけど・・・」子慎君が残念そうにつぶやき、顔をうつむかせる 「はぁあ・・・」
 今度は溜息か・・・
 今溜め息を付いたのは子慎君、黒髪黒目で、横にバサッと広がった髪が特徴的な、
 身長が少し高めで、紫色で中央に黄色い星が描かれた長袖シャツを着ていて、下には薄黄色の長ズボンをはいている少年だ、
 「何ため息ついてんのよ」
 と、子慎君の背後から弧菜さんが子慎君に話しかける
 「いや、元気無いこいつにも負けると思うと・・・」
 「元気無くても実力差あったら負けるでしょ、何事も、」
 「う、そうなんだけどさ・・・」子慎君が一瞬たじろぎつつ返した、
 今、子慎君と掛け合いやってるのが弧菜さん、
 活発そうで、茶髪短髪の少女、黄色いシャツを上に着て、下に半ズボンのジーパンをはいていて、さらにその下に白に底が赤い上履きをはいており、
 今は赤いランドセルを背中に背負っている
 「にしても・・・」
 子慎君が今度は僕が両手にまとめているカードを見てくる
 「なんか、前も前も似たカードで負けた気が・・・」
 「そういえば、いっつも同じカードだったよね・・・」
 「まさか、同じ手札じゃないだろうな」
 「同じだよ」
 「え!?」「え!?」
 思わず漏らしてしまった・・・
 ま、不正しているわけじゃないんだけどね、
 「なんでか、同じ手札ばっかり来るんだよね、なんか、不思議と」
 「くっそ~!そういえば、俺の時も三枚同じカードだった~」
 「ちゃんと切れてないんじゃないの?」
 「まぁ、今度から気を付けるよ」デッキケースのシャッフル機能に頼りっぱなしでシャッフル下手な気がするし・・・
 「俺も気を付けよ」
 「にしてもさ・・・」
 不意に弧菜さんがどこか心配そうな目で僕を見てくる、
 「時間が無いって、今日も行くの?」
 「迷惑かもしれないけど、行くつもり、嫌がったら、間を開けるよ」
 「そう・・・」
 心臓がギュッと締め付けられる、エルドガンがさらわれたことは深沙さんにはまだ話していない、いや、話すつもりもないけど・・・
 「そうそう、時間が無いって、実は今日は別の用事も入ってるんだ」
 そう話してる間にも、両手にカードが集まり左手にのみカードを持ちつつ、机左側に置いたデッキケースを右手に取り、左手のカードを入れ、左手でデッキケースのふたを閉じてジャケットの左内ポケットに入れる、
 そして、左手に床に置いた黒いランドセルを取って、右腕をランドセルの右背負い紐に入れつつ左腕の方も左側の背負い紐に通してそのランドセルを背中に背負い、右手側背後にある扉に向かって向いて走り
 「双歩!」
 「双歩くん!」
 ん?一体何だろ、
 振り返ると、子慎君と弧菜さんが僕の方に歩いて近づいてきて、心配げな顔で改めて僕を見据える
 「双歩、お前はちょっと切れるところあるけどさ、」
 「どうしたの急に」なんか、変な感じだな・・・
 「いいや、最近、お前、どうしてか、抱え込んでる気がして、病院の前でお前が何か、一悶着起こしたって話も聞いたし、」あれは悶着とかいうレベルではないけど「絶対何か隠して抱えてんじゃないかって」弧菜さんがふっと子慎君の方に顔を向ける
 「それは・・・わたしも感じてた、」次いで、弧菜さんが眉をひそめた心配そうな顔して僕の方を向く「何かあったら言ってね、」
 ・・・いいや、言えるわけない・・・深沙さんの命が・・・
 「双歩、お前は、切れるところあるけど、絶対に間違ったところで怒ったりはしない奴だから、だから、信頼してるぜ、ま、勘違いで怒ったりはしたけどな」
 「ふふ、だから、何かあったらわたし達も頼って、わたし達も力になるから」
 精一杯、今度は騙し切れるように、笑顔を浮かべる
 「ありがとう、それじゃあね」
 偽りの笑顔を浮かべ、改めて右の手側後ろの方でいつの間にか開いていたの教室のドアへと歩き、
 廊下を左側に向かって動き、廊下の先の右側の階段を下り、その下の左から手前の扇状の階段を左側に降りて、
 降りた場所からさらに左の方に歩き、横に四つ奥に向けて並んだ木材で出来た大きな靴箱の中央通路に入り、
 中央左側の靴箱まで歩いて靴を脱ぎ、脱いだ靴を右手で持って左手で靴箱を開けて中の上段に入れると同じ右手で下段の白いスニーカーを取り、右側の床に置いて左手で靴箱の扉を閉めつつ履く、
 そして、靴箱の先さらに右側の出入り口から外に出た、
 あの笑顔で騙し切れただろうか、二人に相談しても仕方のないことだ
 ・・・
 僕が知ってても、どうにもできないことだ、僕は、どうしたらいい・・・
 
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