オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

失踪、失意、絶望、/18 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、18
 
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 再び右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返しつつ、
 「リチャージ」
 左腕手がその拳を握り、カーディンに向かって殴りかかってくる
 「そんなものは効かない!」
 カーディンが右腕でその拳を外側に這わせるようにして受け流す!
 「っつ、」カーディンは痛みを感じたのか少しひるみながらも「どうだ!」威勢よく発破をかけて行く、
 再度、右手を山札の一番上にかけて引きつつ宣言!
 「ドロー」
 今度は右腕拳がスパイクに向おうと振りかぶられた、
 しかし、そこにジャイロが吹雪を吹きかけて凍らせていき、
 なんとかガチガチに冷えさせられながら拳を放つも、スパイクの両腕ガードにきっちり受け止められ、
 右腕拳は動きを鈍らせたまま輪ロボの方に戻っていく
 さて、僕が引いたカードはフィッシュフライ・タルタル、よし、早速発動させて手札を増やしておこう!
 フィッシュフライ・タルタルを持った右手で左手の手札から一枚引きつつ右手に持った二枚を前に出して宣言!
 「僕はフィッシュフライ・タルタルの効果を発動、闘魂ロボット研究工場食堂日替わりセットをトラッシュに送り山札から三枚引く!」
 宣言した瞬間、僕の前に細身銀色の魚、さんまが泳いできた、
 そこに鋭き包丁が飛んで行き、さんまの頭を上から根元から切り落とし、残った体を先の方から縦に斬り裂き、返す刃でもう一度斬り裂いて三枚に降ろし、
 そこでさんまの左右の切り身に塩コショウが降り注ぎ、卵とボールが現れて卵がボールの端にぶつかり、
 ガッ!
 卵にひびが入るとボールの上で開かれ、
 パカッ!!
 卵の中身がボールの中に入れられ、そこに木箸が現れてボールの中の卵に差し込まれ、卵をかき混ぜて行く
 チャチャチャチャチャチャ!!
 さらに、十分にかきまぜられた卵に塩コショウがかけられたさんまの切り身が入れられ、
 さんまの切り身でボールの底をなめるように卵を十分にまとわせると、宙に浮き、その切り身の上に四角のパン斤が現れ、そのパン斤を包丁が一気に切り刻んでいく!
 ザシュ、ザザザザシュシュシュシュ!
 パン粉と化した切り刻まれたパン斤が切り身に降り注ぎ、そこに、下に火が付いた油がたくさん入った黒色の鉄の大鍋が現れて、
 その中にさっきの切り身二つが放りこまれ、油の弾ける音が響き渡る!
 ジュウウウウウ!!
 そして、切り身が白黄色に変わっていく!
 うう、油の匂いといい、おいしそうだなぁ・・・
 そう思っている間にも、下の方に波が青と白で描かれた四角い皿が現れる、その上には、大きな緑の葉が乗っていた、あの葉はおそらく大葉だろう、
 そこで箸が大鍋に差し込まれ、何かを持ち、引き上げられる、そこには、こんがり上がった切り身が掴まれていて、その切り身が、大葉の乗った皿のさらに上に置かれ、
 さらに、その皿の左の方に、白い椀が現れた、白いご飯の盛られた白い椀、続けて右の方に赤い椀が現れる、濃い色の赤味噌の味噌汁、わかめと白い豆腐が中に入れられた味噌汁の入った赤い椀だ、
 次いで、揚げられた切り身の乗った皿の左奥に、半円のたくあんとなで斬りのきゅうりの漬物の乗った白い丸小皿が忽然と置かれ、
 それらの手前に赤い箸と左手の方に赤い箸置きが出現した、左手前の方に箸置きが置かれ、その箸置きに箸がおかれているという格好で、だ、
 と、その箸が突如浮き、上げられたさんまの切り身の一つを掴んで、僕の口の方に運んできて、僕の口に押し込んだ!
 ううん、衣のサクッとした感触に上げられた魚のうまみが・・・
 等と考えた次の瞬間、その口の中のさかなの揚げ身と共に目の前の料理一式が消え去った、
 うう、毎度毎度残念だ、ほんと・・・
 いや、そんなこと言ってる場合じゃないか、
 カーディン達は輪ロボに対峙しているし、
 まわりに散った隊員たちの中にはチラチラとこちらを見てくる人たちもいる、ただし、その目はおいしそうとかそういう意味ではなく、何やってんだこいつ、という非難の目である、
 仕方ないけど・・・
 とにかく、右手で山札の上三枚を引くっ!
 出てきたのはインテリジェンス オールド&ニュー、バトルマシンズ ブースターブレード、バトルマシンズ カーディン ロボモード Volのこの三枚、
 ううん・・・今すぐ使うカードは無いな・・・
 なら、左手の手札に移して、そうだな・・・
 このターン、予の場所にはバトルマシンズフルブーストを置いて、チャージゾーンにはバトルマシンズスーパーフルブーストを置いておこう、
 左手の手札から右手でバトルマシンズフルブーストのカードを引いて緑の半透明の板中央手間の予の場所に裏側で置き、
 続けて、同じように右手で左手の手札からバトルマシンズスーパーフルブーストのカードを引いてチャージゾーンに裏側表示で置いて、
 「セット!」
 と、輪ロボの右腕の後ろ斜め上に何か出てきた、あれは、中央に穴の開いたねじりの無い円柱状のネジで、
 その中央の穴に上から細長い金属の棒が刺さってる?
 ・・・?
 一体何だろ、
 いや、どんなものであれ、あれが向こうの援軍だろう、
 なら、今は予の場所に置いたカードを表にするのみ!
 右手で予の場所のカードを持ち、表に!
 「オープン、バトルマシンズフルブースト!」
 突如、中空に浮いた棒の刺さったネジのような物が輪ロボの右腕の後ろ上から突き刺さった!
 そのまま刺さったねじのような物が深く深く突き刺さって行き、
 と、今度は尻尾の方から先の平たく全体が細いドリルのような物が現れる、
 えっと、あれは・・・
 そのドリルが、ねじの先反対の細長金属棒に覆いかぶさる!
 え・・・?
 そして、そのドリルが棒を一気に引き抜いた、
 ええっと・・・?
 刹那、右腕手の凍て貼りついていた分厚い氷も一気に弾け飛ぶ!
 え、ええ・・・
 途端に右腕がいきなり外側から僕に向かって薙ぎ払いをかけてきた!?さっきより速い!!
 慌てて右足側に走り、薙ぎ払いの円外に脱出する!
 入り口付近の壁に当たり、火花を散らす右腕手の先、
 ギュイイィイ!
 右腕手の先に当たって吹っ飛ぶ隊員たち!
 「ぐはぁ!」「うぉお!」「うぐぁあ!」
 右腕から伸びる線に思わずずっこけるカーディンとスパイクとキューブ!
 「うわわわわ!」
 ちょっと、何やってんのさ!いや、それより、
 「隊員さんたち、大丈夫!?」
 「ああ、平気だ」「このぐらい、なんてことないさ」「鍛えてるからな」
 壁にぶつかった隊員たちが各々に立ち上がってくる
 僕を狙ったものだから狙いを外したことを加味しても、あの一撃を耐えるとは・・・
 「わ、我々も行くぞ!」
 カーディン達も立ち上がり、輪ロボに向かって走る!
 お?緑の画面に向こうに今召喚されたあのネジの様な物、名前はボルトドライバー リベットリベッター、
 そのコストが緑の画面に向こうのチャージゾーンで表になった、
 えっと、ボルトドライバー ドライバーぶん回し、ボルトドライバー ステークパワード、ボルトドライバー クラストチェンジャーの三枚か・・・
 向こうは発動できるカードは無いな
 と、輪ロボがその右腕手で左手側からカーディン達に向かって薙ぎ払いをかけてきた!
 「スパイク、止められるか?」
 カーディンの指示を受け、スパイクが荷台を盾にして受けに行き、右腕手に荷台がぶつかる、
 ガッ!
 止まった!?と思ったが、右腕手の方が優勢、スパイクを徐々に押して行っている!
 「何の、私も手伝うぞ!」と、そのカーディンがジャイロの方を見上げ「ジャイロは吹雪の吹きかけを、」キューブの方を見て左手と左手の人差し指を輪ロボの方に向け「キューブはそのままあのロボの胴体に突っ込め!」
 そこからカーディンは右腕手を両手で持ち、ジャイロが両肩から吹雪を放出!右腕手を凍らせ、その動きを鈍らせていく、
 よし、このまま行けば押し返せるか?
 そう思った次の瞬間、一旦右腕手が引き、さっきより速いスピードで突っ込んできた!
 やはり、そう簡単にはどうにもならないか、でも、今のパワーアップはあのボルトドライバー リベットリベッター、リベットの効果みたいだ、なら、
 右手を前に出し宣言「僕はフロストジャイロヘリコプターの効果発動!ボルトドライバー リベットリベッター、リベットの効果を相殺する!」
 ジャイロの両肩の吹雪が徐々に強くなっていき、右腕手がもっと凍りつき、力も落ちているのか、またもカーディン達がさっきの様に荷台と両手で受け止め、押し返し始める、
 と、今度はキューブに向かって左腕拳が突っ込んでいく、避けようと身構えるキューブだが、左腕拳はその頭上を追い越して行き、カーディン達の方に向かって行く、
 カーディン達、気付いてない、ええい、くそ、届くか!?
 「カーディン、キューブの方から来る!」
 「なにっ?!」ようやく、カーディンがキューブの方を向いて事態を察する
 「ジャイロ、吹雪をあちらに、なに、一発かましてやるさ!」
 ジャイロがその吹雪を左腕拳の方に向ける、凍りつきながら動きが鈍る左腕拳
 次いで、カーディンがスパイクの方を向く「スパイク、ここは頼めるか?」
 スパイクが右腕手を押しながらかすかに首を縦に振る「なら頼んだ!」
 カーディンが左腕拳の方を向いて走り出し、その右拳を振りかぶり、左腕拳に向かって叩きこんだ!
 ドガァ!
 思わず吹っ飛び後退する左腕拳、
 その隙にキューブも輪ロボに向かって走り出す、
 右腕手もスパイクがうまく防いでくれてるし、これなら・・・
 すると、突如、右腕手に埋まったリベットがさらに埋まり、右腕手がスパイクを押し始めた
 「何だとっ!?」
 カーディンが驚いた声を上げつつも戻って再び右腕手を押す!
 が、少し侵攻スピードが遅くなっただけで完全には止まらない、ジャイロが吹雪を吹きかけても同じだ、
 ぐっ、新しい手、ボルトドライバー リベッターリチャイドの効果か!?でも、カード効果ならどうにかなる!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!
 「僕はバトルマシンズブーストの効果を発動!ボルトドライバー リベッターリチャイドの効果を相殺する!」
 「うぉおおおお!」
 突如、カーディンが叫び声を上げ、
 「ぬおりゃああああ!」
 一気に右腕手を押し飛ばした!
 「今だ、ジャイロ、行けぇ!」
 そこにカーディンの声を受け、ジャイロが追撃をかけ飛んで行く!
 そして、両肩のローターと背中のプロペラからさらに吹雪を放出して右腕手を完全に氷漬けにし、
 右拳を前に突き出し追撃!
 右腕手を完全に貫きながら中にあったリベットをその勢いで氷を砕くほど一気にふっとばし、
 リベットはそのまま放物線を描いて床にぶつかり完全に砕け、その破片が爆発!消滅!!さらに、キューブが輪ロボに向かって走っていく!
 が、輪ロボは無理やり胴部を地に近づけつつ右手側から振り回してキューブを牽制した、
 思わず足を止めるキューブ、恐らく、両腕手が使えないことからの苦肉の策だろう、がっ
 「ジャイロ!」
 カーディンの声一発、ジャイロが上空から吹きかけた吹雪によって、輪ロボの胴部の下の方が台座ごと氷漬けとなり、体を振り回すことができなくなる!
 しかし、輪ロボは体を動かして無理矢理、下の氷を砕こうとしていく、
 氷に少しずつひびが
 「そうはいかん!」
 今度は博士の声が響き渡ると同時に輪ロボの動きが鈍り、ひびの進行速度が遅くなる!
 恐らく、博士がコンソールから何らかの手段を講じてくれたのだろう、
 そこにキューブが跳躍、輪ロボの胴体に向かい、右足跳び蹴りを喰らわせる!
 輪ロボの胴体の防がれた部分に入った割れ目が、更に大きくなる!
 「我々も行くぞ!」
 カーディンの掛け声とともに、スパイクとカーディンが走り出す!
 輪ロボはなんとか動こうとするものの、氷とコンソールの二重呪縛はいかんともしがたいのか、やっぱり動けない!
 そこにカーディンとスパイクが左手側右手側に並び、跳ぶ!
 カーディンが右拳を振り上げ、大して、スパイクが左拳に電気をまとわせ振り上げ、
 輪ロボの閉じられた胴体に同時に叩き付け、胴体をひびをさらに大きく広げ、ひびは全体にまで広がった、
 よし、あそこまで行ったらあと一歩、
 そう考えた次の瞬間、突如として、輪ロボの一つ目に光が収束し始めた、
 
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