オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

失踪、失意、絶望、/16 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン9話 失踪、失意、絶望、16
 
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 カーディンが前のめりに倒れこむ、
 が、カーディンは倒れた時に広がったその右手を少しずつ握りしめて行き
 「まだだ、まだ、戦える!」
 今だカーディンの闘志は燃え尽きてはいない!
 そうだ、そんな簡単にカーディンはくたばらない!って、緑の画面に
 ダメージ判定!!ライフカードを2枚引いて手札にしてください!!
 って出てる、二枚か、さっきのボルトドライバー ドリルプラスターの効果で一枚、さらに、ボルトドライバー ドリルプラスター自身の攻撃で一枚ってところか、
 ううむ、痛いけど仕方がない、右手で順にライフカードを引く、左端、それから右端の計二枚っと、
 出てきたのはバトルマシンズ フロストジャイロヘリコプターとバトルマシンズ サンダースパイクダンプ、
 とりあえず、左手の手札に移して、
 続けて、右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返し、
 「リチャージ!」
 カーディンに向かい、再度、右椀拳が向き
 「カーディンを援護しろ!」
 署長の声が響き渡ると同時に、左側にいる隊員たちが右椀拳の方に一斉射撃!右椀拳の注意がそちらの方に向く!
 これでカーディンはもう少し、無事でいられるか?とにかく、早い目に僕も援護に回ろう、右手で山札の一番上のカードを引いて、
 「ドロー!」
 が、安心するのもつかの間、今度は左椀拳がカーディンの真上に来た、
 「やらせるな!注意を引け!」
 署長さんの声により、今度は右側にいる隊員たちの銃が火を噴く、
 しかし、隊員達の奮戦むなしく、左椀手のドリルがカーディンの方を向く、
 ええい、ちゃっちゃとやるか!
 今引いたのはバトルマシンズ カーディン カーモード、
 ふぅむ、今はバトルマシンズ カーディン カーモードは手札に置いておいて、左手の手札にこのカードを入れつつ、左手の手札から二枚カードを引いてチャージゾーンと1番に裏側で置き、
 「セット!」こいつなら、援護も戦闘も行けるはず!カーモードじゃパワー低いし!
 左椀手のドリルがカーディンに向かって行く!
 1番に裏側で置いたカードを右手で持って表に!
 「オープン!バトルマシンズ フロストジャイロヘリコプター!」
 ドリルがカーディンに届く!寸前、水色のヘリコプターが右手側から飛んできて、左椀手に体当たりし吹っ飛ばした!
 その水色のヘリコプターはところどころ凍った氷のような水色のボディに、上には白い二連プロペラ、後ろには白いローターが付いている、
 ふぅ、危ない、危ない、間一髪・・・
 と、そのヘリコプターの後ろのローター部が180度回転し、斜め上下左右に分離、
 ローターの外れた元上部分が足を下に伸ばすように移動していき両足となり、
 ローター部擁する元下部分が後ろから左右に両腕を伸ばすように展開しつつローターと本体の接続部が両肘を曲げ下に曲げるように変形、
 曲がった部分が両腕となり、ローター部が両肩となった、
 さらに、上のプロペラが後ろに行きつつプロペラのあった上部に、前から顔を起こすように頭が出現!
 それは、ヘリの前部のような水色の兜をかぶった精悍な鋼鉄の顔を持っていて、水色の氷瞳を持ち、右腕と左足がちょっと凍っているロボット!
 と、今度は輪ロボの尻尾の先に円柱状の六角ソケット、それに、尻尾の根元上にええっと、見えづらいけど、丸い穴開きの六角形、あれは、ナットか?が出現、
 胴体のナットに尻尾のソケットがはめ込まれ、ソケットが高速回転!
 ギュイィイイイイ!
 ナットが締められたのか少し胴体に埋まる、これで、一体何が起こるんだ・・・?
 っと、こっちでもやることやっておこう、よし、それじゃあ、
 「バトルマシンズ フロストジャイロヘリコプターのコストとして、機鱗の盾、マシングラシスオード、バトルマシンズブーストを指定」
 そして、その三枚を右手で表に!
 で、向こうのボルトドライバー ナットレンチのコストは・・・?
 ボルトドライバー ドライバーぶん回し、ボルトドライバー ステークパワード、ボルトドライバー クラストチェンジャー
 これなら、向こうの発動できるカードも、こっちの発動できるカードも無し、っと、この状況、僕は防御を優先してチャージゾーンに裏で置いておくカードを選んだ、もしかしたら、それが裏目に出てしまうかもしれない・・・
 状況はカードを見る限りこっちの方が有利だが、さて、どうなるか・・・
 フロストジャイロヘリコプター、ジャイロがそのまま左椀手に追撃しようと飛んで追う、
 が、そこに左手側から隊員たちを追っていたはずの杭の付いた右椀拳が向かってきた!あわてて上に退避していくジャイロ、それを追う右椀拳、
 どうやら、左椀手がピンチと見て、あわてて追ってきたようだ、
 って、その代わりになんか尻尾が僕に一直線に向かってきた!思わず右足側に避ける!
 と、僕のいた床に尻尾が叩きつけられ、
 ギュイィイイイイ!
 さっきのナットが締められた時と同じ音が響き渡り、尻尾が上に上がる、
 ポコッ
 そこにはさっきのナットと全く同じものが地面に埋まっていた、
 その穴は人一人と同じぐらい、しかし、どうなるのかわからないのに、実際に喰らうつもりは毛頭無い!
 「双歩!はぁああああ!!」
 カーディンの声が聞こえたと思ったら、カーディンが左手前から走ってきて、尻尾を蹴っ飛ばして合流してきた!
 「貴様の相手は私だ、来い!」尻尾とカーディンが対峙する!
 一方、ジャイロは今だに空中で右椀拳に追い掛けられていた、
 が、追いかけられるばかりでは無く、突如、背後に振り返り、両肩のローターと背中のプロペラから吹雪を放出!右椀拳を凍らせていく!
 しかし、右椀拳もただ凍っていくだけじゃなく、自分に付いた杭をジャイロに向けて撃ち出す!
 ステークハマーのカードが緑の画面に表示!?ここで効果発動か!?このままじゃ、ジャイロに当たってパワー的にも攻撃的にも相打ちになる、でも、そんなことはさせない!
 右手を前に出し、宣言!
 「フロストジャイロヘリコプターの効果を発動!ボルトドライバー ステークハマーの効果を相殺する!!」
 さて、これでどうなるか!?
 と、いきなりジャイロが両肩のローターとプロペラを高速回転させ、突き出た杭を吹き飛ばしながら右椀拳を更なる速さで凍てつかせていき、
 最後には右椀拳がすべて凍りつく、
 そこに素早くジャイロが跳び、上からその右の拳を下の右椀拳に向かって叩き付ける!
 叩きつけられた右椀拳は一気に下に落ちて行き、そこに向かってジャイロも急降下!
 右椀拳が地面に付いた瞬間にその両足で踏みつけ蹴りも付け加えた!
 ガシャァアアアン!
 氷の砕ける音を響かせつつ、右椀拳が氷を巻き込み爆発、消滅!!
 ・・・したように見えたのだが、しかし、右椀拳はまだ形を保ってそこに残っていた、
 そのかわりに手の甲の杭と覆っていた氷部分が無くなっている、どうやら、爆発したのは杭と氷だけだったようだ、
 杭の部分が氷の部分を爆発させるように一緒に爆発してしまったので、右椀拳が爆発したように見えてしまったのだろう、
 と、右椀拳はいきなり自由になったその手を激しくバタバタと動かして暴れ出し、その暴走にジャイロがひるんだ隙を突き、ジャイロの足の下から脱出した!
 一方、尻尾とカーディンが僕の前で対峙している、
 いきなり尻尾がカーディンに襲い掛かる!
 「そんなものは喰らわない!」
 カーディンが間一髪右手側に避けつつ左拳で即座に反撃し、ひるませつつ少し吹っ飛ばす!
 そのままカーディンが両手で尻尾を掴もうとするがするりと抜け、再び僕の方に向かって来る!
 僕もそれは喰らわない!思い切り右足側に跳んで避け、「てぃ!」
 ん?僕の上から、影?
 「危ない!」
 轟さんの声が響き渡る!こういう時は迷わず前にダッシュ!
 ズドン!!
 大きな音がして後ろをチラリと見ると、そこにはドリルと化して突き刺さった左椀手が!
 ふぅ、危ない危ない、こんなもん喰らってられないよ・・・
 でも、この状況、何か埒が空かないような・・・
 ジャイロは空中で右椀拳とにらみ合い、
 カーディンは尻尾を捕まえようと間合いを計っているし、
 ん?そういえば・・・
 チラリと後ろを見ると、今だに左椀手が埋まったままだ、
 なら、後は手段だ、えっと、そういえばあの尻尾、ナットが根元に付いたとたん、急に動き始めたな、もしかしたら・・・
 ええっと、今動いてないのは・・・いた!
 「カーディン、は、動けないよね、ちょっとキューブを借りるよ!!」
 「確かに、私はこの尻尾の相手で忙しいが、一体何を・・・」
 右手を大きく前に出し、
 「バトルマシンズ スケルトンキューブの効果発動!キューブ!」
 一旦右手を引いて、再度大きく前に出しつつ右手と右手の人差し指で輪ロボの下の方を指す!「輪ロボの尻尾の根元のナットを壊して!」
 キューブが素早く右手と右腕を外側に伸ばした後上に角度深く曲げて額に当てて敬礼し、僕の指示した場所に向かって走っていく!
 それに感付いたのか空中の右椀拳がキューブの方を向くがそこにジャイロが立ちはだかり、
 尻尾の方もキューブの方を向こうとするも
 「させるか!」
 その隙にカーディンが掴みかかり寸でのところであわてて避け、カーディンの方に向き直る、
 と、左椀手が激しく動いてようやく埋まった部分から抜けてキューブの方に向かう!
 しかし、このタイミングならキューブの方が速い!
 すると、キューブに向かって輪ロボが自身の体を横から振り回してきた!
 キューブはこれを華麗にジャンプして避けて跳んで行き、そのまま右拳を握り、空中からナットにぶち当てる!!
 だが、その一撃程度ではナットは壊れなかった、
 その少し先に着地するキューブだが、そこにドリルとなった左椀手が突撃していく!
 キューブはこれを頭を下げて避け、何かを思いついたのか少し頭を上に上げた!
 そこからくるりと後ろに回ってナットを両手に持ち、そのナットを外そうとまるでハンドルのように回し、
 そこで後ろから左椀手がドリルを回転させながら突撃してきた!
 が、なんとキューブがそこでナットを持ったまま跳躍し、ドリルを両足で挟み込んだではないか!
 僕が唖然とする中でキューブがドリルの回転でナットごと一気に回転し、
 キュポン!
 気持ちのいい音と共にナットが外れ、キューブと共に宙に舞い、
 同時にカーディンと向かい合っていた尻尾が力が抜けたかのように姿勢を下げる
 「今だ!!」
 カーディンがその隙を見逃さずに右拳を握って突進!尻尾をその右拳で吹っ飛ばし、
 そのまま前進しつつ両手に掴み、左手に持ち変えてもう一度、今度は思い切り右拳を振りかぶ
 「でりゃあああ!!」
 その右拳を叩き付ける!!
 これにはさすがの尻尾もぐしゃっと潰れ、爆発!
 ドッガァアアアン!
 よし、これで尻尾を倒したぞ!
 そう思ったのもつかの間、倒した尻尾から上方に向かってナットがばらまかれる!
 そのナットは大きく、カーディン達の体をも包み込むもの、
 そして、そのナットが、カーディンとキューブとジャイロの上から降ってきていきなり収束!
 巻きついたロープが如くカーディンとキューブとジャイロの動きを封じた!
 「ぐぉっ!馬鹿な!!」
 同時に、僕の周り左右と後ろにもナットが幾重も縦に振ってきて、僕を閉じ込める!
 げっ!ナットの穴を完全に防ぐように降ってきやがった!
 早めに正面から脱出を、そう思うのもつかのま、右椀拳が人差し指で親指を抑えて、ジャイロをデコピンし、続けて、キューブも同じようにデコピンして、カーディンの方にふっとばし、カーディンにぶち当てた!!
 「うおっ!!」
 ぶつかってカーディンは倒れ、ぶつかってきたジャイロとキューブも倒れた格好となり、一切の身動きが取れない状態となる、
 そこに、宙空斜め上からドリルとなった左椀手が飛んで行く!
 同時に、僕が脱出しようとしていた正面からも右椀拳が僕に殴りつけてきた!
 緑の画面にカードの表記!?名前はボルトドライバー ナットリテイカー!?ついでにボルトドライバー ナットレンチの表記もある!
 ちぃい、ここまで変なことが起こっていたのはカードの効果か、このままだと最悪カーディン、ジャイロ、キューブが危ない、
 でも残念、僕がチャージゾーンに裏側で残していたのはこの状況に対応できるカード!
  ライフカードを守るためにも使えるけど、ここは・・・後の展開のためにカーディン達を助ける!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表にしつつ宣言!!
 「僕は機木の盾の効果を発動!」
 僕が宣言すると同時に、僕の前に盾が現れた、
 まわりを鉄枠で覆われている上が短くて下の長い木の六角形の盾で、
 なぜか内部に下から上に向かって長さの違う鉄パイプがいくつも通っており、
 内部に何かの機械があるかのような外観をしている、
 っとと、宣言を続けないと、
 「僕はこの機木の盾でボルトドライバー ナットリテイカーの効果を相殺する!ほら、カーディン達の方行って、僕の方はどうにかするから!!」
 機木の盾がカーディン達の方に向かい、左椀手のドリルを受け止める!
 ギュリィイイイイ!
 強烈な金属の穿裂音を発しつつ火花を散らす機木の盾と左椀手のドリル!
 と、問題はこっちだな、
 僕の正面から右椀拳が飛んでくる!
 逃げることは出来なくても避けることはできる、頼むからカーディン達の時みたく縮んでくれるなよ?
 右椀拳が近づく中、急いで左側のナットの穴に入り込む、そこに右椀拳が叩き込まれた!
 ドカン!
 しかし、僕はもうすでにデカいナットの穴の中に、って、その穴が縮んでる!
 ええい、一か八か、思い切り跳んで右椀拳に掴まる!
 とぅ!ガシッ!!
 何とか右椀拳に掴まったぞ、ナットはもうかなり小さくなってる、
 今頃あそこにいたら動きを完全に封じられてたかあるいは・・・
 って、右椀拳が浮いてる!
 うわぁ!
 右椀拳は僕がいるのを知ってか知らずか、はるか高みまで登り始めた!
 
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