オイレンのラノベもどき置き場

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

疾走、荒野の向こう/20 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう20
 
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 「さて、この辺りだな!」
 サーキットを出た後、来た道を戻りつつカーディンが唐突にUターンをし、とある店の前に停まる
 「おばちゃん、クリスタバーガー一つ!」
 「あいよ!」
 そこは木材な石材で構成された八百屋みたいな土産物屋、
 そう、レースの情報をくれた鉱椀食料品店という、み・や・げ・も・の・や、である、
 そして、カーディンが後部座席の窓を開けつつ、そこに補助アームを突っ込み、後部座席のさっきの金属袋から金色の金貨のような物を取り出し、
 一方のロボおばちゃんの方はといえば、中央の台の上にある包みの一つを右手に取りカーディンの方に向き直り
 「これでいいか?」
 カーディンが取り出した金貨をロボおばに見せる、と、ロボおばちゃんがその金貨を見
 「おお!これでいいよ、センサーにも本物って出てるしねぇ、ああ、おつり渡さないと、ほれ!」
 おばロボが左手にお金を受け取りつつ右手の包みをカーディンの補助アームに持たせ、
 カーディンが包みを後部座席に入れている間に左手の金貨みたいなものをお腹のポケットに入れつつお腹のポケットから銀貨をいくつか取り出し
 「そういえばさぁ」
 「ん、なんだ?」
 おばちゃんロボがこちらの方に視線を戻す、一体何だろ・・・?
 「あんた、人探しって言ってたよねぇ、古い癖でそう言っちゃう奴もたまにいるけどさ、その言い方はやめといたほうがいいよ、おおかた、どこかのロボットだとは思うけどねぇ、あ、そうだ、誰か探しているならさ、メインサーバにアクセスしたらいいじゃないかい」
 「メインサーバ、あのガイキシンが守護しているという?」
 「そうそう、そのメインサーバだよ」
 そういえば、レースする前にそんな説明を聞いた気が・・・
 「なんでも、世界の全てを記録しているという話しでね、情報の閲覧にはガイキシン様の許可がいるけど、きっと、訪ねロボが見つかるさね」
 そんな便利なもんがあったのか・・・そして、それをあのガイキシンが守っている、と
 「なるほど、それは話が早そうだ、それで、それは、一体どこに?」
 「ここからずーっと」ロボオちゃんが左手と左人差し指を思い切り道路の先の方に伸ばし、指し示す「北にいったところさね、ここ、シャムシャール・リッジから、まずはフランベルジュ・ヒルトにまで行って、そこでまた聞きなさいな、そこまでならこの道路を」今度は左手を前後にクイクイッと動かし「このまままっすぐに行けばいいからさ、なぁに、有名どころだから、すぐに知ってるロボが見つかると思うよ」
 「ありがとう!」
 ロボおばちゃんが姿勢を戻し左手の銀貨みたいなものを差出し、それをカーディンが補助アームで受け取り、後部座席の金属袋に入れる
 「それでは!」
 そして、カーディンは後部座席の窓を閉めつつ走り去って行く・・・
 「またねぇ~」
 右手を上げて振るおばちゃんロボットの声を聞きながら・・・
 「さて双歩!」
 「え、なに?」
 「食料が手に入ったぞ!」
 「は?食料・・・?」
 食料が手に入ったって、今手に入れたのはあの包みしか・・・
 「ああ!センサーで簡易検査をしてみたが大丈夫、人の食べられるものだ、後ろの包みに入っているから開けてみるといい!」
 はぁ、あの包みにねぇ・・・さっきの店には食料品らしきものなんて一切なかったのだが・・・
 仕方なく、後部座席に置かれているさっきの包みを体と右腕を伸ばしてなんとか、あとちょっと・・・右手中指にひっかけて引き寄せて取り、助手席に座り直す、
 砂色の紙包みに丸平っべったく包まれたそれは、手の感触から中身が石のように硬く感じる・・・・
 「さぁ、開けてみてくれ!」
 「あ・・・うん・・・」
 両手に持ち直しつつ右手で少し紙包みを引くと、下手前の方からはがれて行ったのでそのまま包みを右手の方のみ外して半分残した状態で包みの無い部分を上にするように持ち直す、
 それは、上下のパンが肌色の石で、間のハンバーグが平丸円柱の濃い紫の分厚い宝石で出来たハンバーガーだった、
 食べ物ではなく工芸品である、揶揄ではなくそう感じる、石化したレタスのような菜っ葉が中央下に少ししかれている所からもそう感じる、
 上下のパンズは正確には肌色で粘土質の石で出来、中央の宝石はよく見ると重黒紫の宝石であり、レタスのような菜っ葉も黒緑色の石だ
 「それの名前はクリスタバーガー!」
 クリスタ、バーガー?クリスタルのハンバーガーという意味だろうか?
 「タイセキ大陸、タイセキクリスタ地方、このシャムシャール国あたり発祥の名物で、上のパンは擬似化石粉、下に食用石ダマスを高熱殺菌して焼かれたパンで、内部のそれは食用人工宝石だ、もちろん、食べられるぞ、元は食用石ダマスで上下をはさみ、内部の宝石も天然物を高熱殺菌していた物を使用していたのだが産出量の減少により現在の人工物に置き換えられていったという歴史が・・・」
 「え・・・いや、そうじゃなくてさ・・・」思わず言葉が突いて出た、僕が聞きたいことは多分、そんな事じゃない
 「ん?なんだ」
 「いやあ、その・・・これが食料っていうのも正直半信半疑なんだけど、ううん、そう、なんでこんなもん買ったのさ・・・すごくなんというか・・・うん、食いづらそうなんだけど・・・」
 「腹持ちがいいからだ!!」
 「・・・」
 思わず呆れてしまった、これは、とりあえず食べてみないと話が始まりそうにない
 「さぁ、食べてみてくれ!」
 ま、まぁ、さっきの説明を聞けば少しはおいしそうに、おいしそうに・・・ええい!
 意を決し、思い切りかぶりつく!
 ガキン!!冷徹なる音が響いた!
 ・・・
 「かってぇぇぇぇぇえええええええ!!!」
 
Wカードフュージョン10話 疾走、荒野の向こう
FINISH!!
Wカードフュージョン11話 策謀の中の少女に、続く!!
 
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