バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

新事実と目的への手がかり/21 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン16 新事実と目的への手がかり21
 
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 「はっ!」
 リュッケンが大爆発する中、
 アリスがトランプを僕に向かって投げてくる!僕はとっさに首を右肩の方に傾けて避け、アリスの方に視線を向け
 「まだやる気なの?勝ち目ないと思うよ、とっとと通してよ!」
 「言ったでしょ、私達の沽券にかかわるのよ」
 「あのメインサーバの方にどうしても通したくないの?」
 「このまま負けたままでいるのも悔しいし、ね、例えチップのひとかけらになったってあなた達に噛みつくわ」
 「いいぞいいぞ!もっと言ってやれ!!」
 上から降ってきたリュッケンの生首が無責任な事を言いつつ地に落ちる
 ううむ・・・これは・・・どうすれば・・・
 等と考えている間にも、LVカーディンのトレーラー部が消える!
 げっ!
 そのまま落ちるカーディンとレオリング!
 だが、カーディンは上に頭とパトライトを出して兜を飛ばしながらパトライトごと顔部を前に出し頭部とパトライト部を上下反転、そこからパトライトの下二つを下に下げてX字のパトライトとしつつ体の二つ折りを伸ばし元に戻して、パトカー前部を左右に開け、頭部をそこに下げてからパトカー前部を閉めて頭を収納し、パトライトを元の位置に還させ、パトカーになりつつ着地し、
 レオリングは両つま先を下に回して後ろ胴部を上に跳ばしつつ収納し両足の下だった部分の両後ろ脚部分を伏せさせ、剣の前後を合わせた尾を後ろに移しながら底部を合わせて上下反転、
 顔部後ろを折りたたみつつその途中で中に四角いパーツを入れさせ閉じ、そこから両前足を回収、一体化して完全に前部と戻り、そのまま後部と合体、着地した
 げっ!カードの有効時間が切れた!2VS2だったせいか?最近特に有効時間が短い気がするな・・・
 「はぁ・・・仕方無い・・・」
 レオン君がため息をつき、僕の方に視線を向ける、今度は・・・?
 「双歩君、ここは僕に任せて先に行ってほしい」
 「え・・・」
 何だ、突然・・・
 「それは構わないけどさ、突然どうしたの?」
 僕の質問に、レオン君が改めて僕の方に向き直り
 「なに、一飯の恩義を返すために君達を通すと決めていただけの話だ、リュッケンもああなったし、後は僕一人で抑えられる、それと・・・」
 と、レオン君がいきなりレオリングに視線を向ける
 「レオリング!」
 「グルォ」
 「お前は一緒に行け!」
 「グルォッ!?」
 レオリングが驚いたように声を上げる、
 「いいの?」
 「必要だろう?」
 まぁ、確かにいてくれたら心強いけどさぁ・・・
 「ただし、一時貸すだけだ」
 ふうむ、ま、レオン君がああ言っているわけだし・・・
 「いい?レオリング?」
 「グルォオオオオオオ!!」
 僕の言葉に、レオリングが大咆哮で返答する、どうやら当機も了承してくれたようだ
 「行こう!カーディン!!」
 「ああ!!」
 奥の方に走り向くカーディンの助手席側に急いで走り、助手席ドアを右手で取って開け、中に乗り込み、後ろ手で閉めて窓際のロックを押し閉じ左肩上のシートベルトを引き出し右腰の金具に着け、カーディンとレオリングが走り出す!
 「行かせない!」
 「おっと!」
 アリスがこちらに動こうとした次の瞬間、レオン君がアリスの前に立ちはだかった!
 「抑えるといったはずだ」
 「くっ・・・」
 レオン君とアリスが対峙し、リュッケンが見守る中で、僕達はただただ、先へと進む、この先に、一体何が待っているのだろうか?衝突無く先に進めればいいが・・・
 
Wカードフュージョン16話 新事実と目的への手がかり
 
FINISH!!
 
Wカードフュージョン17話 メインサーバの元、現れしエンジニアに、続く!!
 
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