バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

戦獅との決着/17 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン15話 戦獅との決着17
 
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 「まずは、右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返し、」
 「リチャージ!!」
 「リチャージ!!」
 「さらにっ!山札の一番上のカードを引きっ!!」
 「ドロー!!」
 「ドロー!!」
 引けたカードは・・・来たっ!
 急いでこいつを1番に裏側で置き、
 レオン君が今引いたカードをチャージゾーンに裏側で置いて、続けて残った手札を1番に裏側で置く、
 僕の方も急いで右手で左手の手札のカード一枚を引き、チャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!!」
 「セット!!」
 「グルォオオオ!」
 「ぬぅうう!」
 カーディンとレオリングもにらみ合い、殺気立っている、
 まだ、最後の前哨戦なんだけどな、それだけ気合が入ってるっていう事なんだろうが・・・
 「天秤を動かす、僕は獅子クレマー!!フルメタルリングクレマー!!の効果を発動!!」
 レオン君が右手でチャージゾーンのカードを表にし、こちらの方を見てにやりと笑う、
 「さぁ、準備はいいか?」
 まったく・・・
 「いつでもどうぞ」
 いつの間にか、こっちも不敵な笑顔になってる気がする・・・
 そして、互いに右手で1番に裏側で置いたカードを表にするっ!!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「バトルマシンズ バトルポリストレーラー!!」
 「レオリング・メタル!!」
 「グルォオオオオオオオ!!」
 「来い!バトルポリストレーラー!!」
 このままだと、色々妨害されそうだが、まだ手はある!
 「出番、まだだよ!トレーラー!!」
 言って、右手で三枚のカードをチャージゾーンから前に出す!
 「レオン君、コストの見せ合いを!」
 「っちぃ、不意打ちの一つでもしようと思ったが、そんなことも出来るのか?まぁいい・・・」
 レオン君も右手でチャージゾーンのカードを四枚前に出してきた、
 「それでいい?」
 「いいさ!」
 そして、互いに前に出したカードを表に!
 まず、僕が表にしたカード!
 ビクトリーカーディン、バトルマシンズ カーディン カーモード、バトルマシンズ イースト&ウェスト
 続けて、レオン君が前に出したカード
 獅子レスディオ!!フルメタルリングレスディオ!!、獅子カノン!!パワーキャノンボール!!、獅子ロアー!!フルメタルリングロアード!!、爪銃獅子ズ・レオグレイツ、
 「僕はついでに、獅子クレマー!!フルメタルリングクレマー!!のコストとして獅子ダウナー!!パワーエネミーダウナー!!を指定!」
 ええっと、獅子クレマー!!フルメタルリングクレマー!!のコストは別にして、
 今、コストで召喚できるカードはこっちがモンスター、ツインズで、向こうがツインズのみ、
 そして、互いにコスト軽減効果は相殺、と
 「さぁ、思う存分、召喚するがいい!」
 「言われなくても、出番だよ!!」
 と、右手側の通路からポリスカラーのトレーラーが走ってきた、
 前部が上白下黒、上中ほどに左右まで伸びる狭い窓が存在し、上には赤いパトライト
 後部は前の方が上下左右に少し狭く、後ろは黒く、真四角となっている
 同時に、そのトレーラーに向かってレオリングが走って行く、ようやく呼び出したと思ったら、ええい!
 「まず、僕はコストで表にしたバトルマシンズ カーディン カーモードを3番に召喚!カーディン!!」
 「ああ!」
 カーディンが車形態に変形し、トレーラーの元に向かうレオリングに並走!
 「続けて、バトルマシンズ カーディン カーモードのコストにバトルマシンズ カーディン ロボモードVol2を指定!こいつを3番に召喚する!コストにはバトルマシンズ カーディン カーモードを指定!」
 「はぁあああ!!」
 ここでカーディンがロボット形態に変形!そのままレオリングの右後ろ足を両腕で掴み、そこでトレーラーがレオリングに突進!
 「でりゃああああ!!」
 トレーラーの力を借りながら、レオリングをレオン君の元に投げ飛ばす!
 「何っ!?」
 目を見開き驚くレオン君に向かい、レオリングが叩きぶつかる!
 よしっ!これで合体妨害は無いだろう、あれでやられる一人と一体でもあるまいが
 「バトルポリストレーラー!!フュージョン合体!!」
 カーディンがその右手をバトルポリストレーラーにかざした!
 すると、バトルポリストレーラーの窓が一瞬光って、トレーラーの下部から炎が噴出、トレーラーの前部が上に上がって行って、トレーラーの下部が下に前部が上となる、
 そこで、下のトレーラー後部が左右に割れ、後部下先から黄色いつま先を上から下に降ろすように伸ばして飛び出現させ、
 上のトレーラー前部の後ろ下の方が、腕を後ろに出すように飛び出て、トレーラの前部から上に向かい、白い何かが飛び出して行った後、
 前部が左右に割れて横の方に回転しつつ前部が両肩に、飛び出した部分を両腕にするように回り、
 両腕の部分がタイヤを外側にするように回って、その下部分に両の拳が飛び出し、完全に両腕となる!
 「とぅ!!」
 そこでカーディンがトレーラに向かって跳躍し、
 頭をパトライト部分ごと前に飛び出させながら飛び出たパトライトの反対の方二つが飛び出てX字型のパトライトとなり、
 両腕と腰が180度回転しつつ両腕が両肩と共に上がってパトカーの前部となり、両膝を大きく曲げて両足をパトカーの後部と成し、
 そこで飛び出た部分以外がタイヤを下の方にして二つ折りして変形し、そのまま頭とパトライトの部分が前後180度反転、車全体がパトカーの前部を外の方にしてトレーラーの胸部に収まる!
 そこでパトライトの下から黄色い翼の意図持つパーツが出て、上の方からさっきトレーラーの前部から飛び出してきていた四角い物体がカーディンの頭に覆いかぶさり、
 その勢いで頭とパトライトが一気に押し下がり、パトライトが胸部に収まる!
 その降ってきたパーツは、無骨な角の目だっている白い金属の兜であり、頭の上と左右に四角いダクトが付いていて、
 口の方には下に白くて四角いでっぱりのよなパーツの付いた白い金属マスクが付いており、額には、羽とパトランプを模した金尾エンブレムが付いている、
 そして、胸部のパトライトの下二つが、上に上がってVVの形となってパーポーパーポーと光り、鳴る!
 そこでビクトリーカーディンが地に着地!
 ズシィイイイイン!!
 地上から砂ぼこりを上げながら、目を思い切り光らせ、両腕を上げてそのまま左の拳を下げながら右拳を少し前に出して構えて
 「ビィクトリーィイイイカァーディィイイイイン!!」
 叫んだ!
 ここで僕は右手を前に出し、宣言!
 「僕は、ビクトリーカーディンの召喚効果・合体適応!!を発動!!ビクトリーカーディンに各種リサイクルなどのカードを適応できるようにする!!」
 「はぁああ!!」
 レオン君がレオリングを押して飛ばし、レオリングが見事に着地!
 「やるな、こんな手を使って来るとは!だが、これだけでは終わらない!!」
 レオン君とレオリングがビクトリーカーディン、Vカーディンに向かって走り出す!
 「来いっ!」
 呼応し、右手で右足外側を押して剣を飛びださせるVカーディン、
 その剣は、Vカーディンのパトライトと同じデザインで小さめのパトライトが付いた白銀の両刃剣!!
 それを右手にとって引き抜き、飛び出した部分を押して戻し、両手で前に構え走り出すVカーディン、
 でも、今のままだと獅子クレマー!!フルメタルリングクレマー!!の効果でパワー100アップか、天秤を動かす程度だが、きついな、カウンター狙いか・・・
 しかしだ、獅子クレマー!!フルメタルリングクレマー!!は戦闘直前からパワーを上げるカード、ならば、今、向こうに発動条件を満たしてるカードは無い、
 パワーを上げるカード、一枚だけならどうとでもなるという事だ、それなら!一気に踏み込む!!
 右手でチャージゾーンのカードを二枚表に!
 「僕はバトルマシンズブーストをコストに、バトルマシンズブースト Voを発動!ビクトリーカーディンのパワーを1200上げる!!」
 「はぁああああ!!」
 カーディンの足が突如速くなり、レオン君とレオリングに迫る!
 そして、剣を振り上げ、思い切り振り下ろす!
 が、レオリングはそれを少し斜め右後ろ足の方からたてがみを使って受け流すように受ける!
 「その程度で!」
 だけど、Vカーディンはそのまま剣の角度を変えて無理矢理たてがみに斬り込んでいく!
 「でやぁあ!!」
 そこにレオン君が右足跳び蹴りを繰り出し、Vカーディンの左手にぶち当てた!
 だが、Vカーディンは剣を落としたりせず、そのまま一気に剣に力を込める!
 「ちぃい、ならばこちらはどうだ!!」
 レオン君が右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕は獅子アタック!!パワーエネミーアタック!!の効果を発動!レオリング・メタルのパワーを800上げる!!」
 それなら、相殺を・・・
 刹那、レオリングがVカーディンの剣を弾き飛ばす!
 「よしっ!」
 「くそっ、間に合わなかったか、でもっ!」
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕はバトルマシンズ サポートエナジーの効果を発動!獅子アタック!!パワーエネミーアタック!!の効果を相殺!!」
 Vカーディンが両足に力を入れて踏ん張り、再び剣を振り下ろす!
 そこにレオリングが体当たりしてVカーディンを弾いて行く!
 が、Vカーディンは踏ん張りながらレオリングの下あごに向かい右足で蹴りを入れた!
 さらに、そこから左手に剣を預け右拳を叩き込む!
 「まだだ!」
 レオン君がVカーディンの右拳に向かって飛び蹴りを打ち入れる!!
 これにはVカーディンも一瞬足がひるんだ、が
 「はぁあああ!!」
 気合で持ち堪え再度拳を前に出し突貫、飛び蹴りを弾いて、レオリングに拳を叩き込んだ!!
 ゴッ!
 鈍い音が響き渡り、レオリングが後ろに飛び、四肢で着地する、
 互いににらみ合うVカーディンとレオリング、
 「グルォオオオオ!!」
 レオリングが走り、上に跳び、襲い掛かる!
 「ここだぁああ!!」
 Vカーディンがそれを、剣を横にして出し、受け止めた!
 「だぁあああ!!」
 「グルォオオオオオ!!」
 互いに押し合いになる、Vカーディンとレオリング、が、
 「はぁっ!!」
 「グルォッ!!」
 Vカーディンが押し切った!!
 Vカーディンはそのまま剣を大上段に上げつつ大きく右足で踏み込み
 「引けっ!レオッ!!」
 「グルォッ!!」
 次の瞬間、レオン君が一気にVカーディンの足元に跳躍!渾身の上跳び蹴りがVカーディンの両手にぶち当たり、Vカーディンの剣が一瞬止まる!
 そこでレオリングが後ろに下がり、剣の有効範囲から外れ、あえなくVカーディンは剣を空振りさせ、レオン君が後ろに下がる
 「ぐっ!」
 「言っただろう、これはプレリュード(前奏曲)だと!」
 カーディンが悔しそうな声を上げる中でレオン君が叫ぶ
 「だが、無粋なのがいるようだ」レオン君が右手で一枚のカードを表にする、あれは・・・獅子カムバック!!フルメタルリングカムバック!!?「おっと、こいつは相殺できないぞ、獅子クレマー!!フルメタルリングクレマー!!の効果でな・・・」 
 刹那、いつの間にか復活したのか、スパイクがレオリングに殴り掛かっていく!
 スパイクの右拳がレオリングの左たてがみに見事に突き刺さるも、レオリングは思い切り頭をそちらに振ってスパイクを振り飛ばす!!
 ん?右手側の通路の向こう空中に何か・・・あれは・・・まずい!
 「カーディン!左右に避け「ぐわあああ!!」
 遅かった!Vカーディンの背中の方から左脇を通すように、ザッシュの刃が通り過ぎて行ったのだ!
 「レオリング、すべてを吹き飛ばせ!!」
 「グルォオオオオオオオ!!」
 レオリングの大きな咆哮により、スパイクが吹き飛ばされ、ザッシュが大地に墜落し突き刺さる!
 僕の方にも衝撃波が伝わる!
 「ぐっ!!」
 このままだと吹き飛ばされ
 と、Vカーディンが僕の前にその左足を出し、衝撃波から僕を守ってくれた!Vカーディンが少しだけ僕の方に顔を向ける
 「大丈夫か、双歩!」
 「大丈夫、ありがとう、カーディン!!」
 「うむ!」
 Vカーディンは一つうなずくと再びレオリングの方に顔を向け直す、
 その間にも、スパイクが壁に叩きつけられてぺしゃんこにつぶれ、ザッシュは咆哮に耐えきれず中心から上下に真っ二つに折れ、
 互いに爆発、消滅する!!
 「サンダースパイクダンプッ!!」
 「さぁ、舞台は整った、残りは・・・」
 レオリングが咆哮を止め、レオン君と共にこちらを向く
 「大ボスと、そして、主役の登場だ!!」
 「グルォオオオオ!!」
 
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