バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

戦獅との決着/11 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン15話 戦獅との決着11
 
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 急ぐぞ、まずは、右手で裏に返すカードの無いチャージゾーンに向かって
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 レオン君も一瞬遅れて、右手で表側表示のカードを裏に返してきた、
 続けて、山札に右手をかけ引くっ!
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 レオン君も山札からカードを引いた、
 さて、今僕が引いたカードは・・・バトルマシンズ ライフブレイカーS・L!
 向こうのチャージゾーンは獅子ロアー!!フルメタルリングロアード!!、無いし、あったとしてもコストの見せ合いで防げるはず、
 もう一枚は・・・バトルマシンズブーストで、
 コスト4モンスターが怖いけど、まだ来ない、と思う!なら!
 右手に持つバトルマシンズ ライフブレイカーS・Lを1番に裏側で置き、
 続けて、左手の手札から、バトルマシンズブーストを引いてチャージゾーンに裏側で置いて、
 「セット!」
 と、レオン君の方も左手の手札から右手で一枚のカードを引いて1番に裏側で置き、続けて、もう一枚、カードを引いてチャージゾーンに裏側で置いて
 「セット!」
 宣言を返してきた!
 さぁ、ここからだ、行くぞ!
 互いに1番に裏側で置いたカードを表に!
 「オープン!」
 「オープン!その前に、僕は獅子ロォアップ!!フルメタルリングロォアップ!!効果を発動!手札にある獅子ロアー!!フルメタルリングロアード!!をチャージゾーンに置き、その分を補充、さらに、召喚したモンスターに戦闘後の効果を付けながら2番戦闘をスキップしつつ、その場所に、合金獅子 チタンファングレオを置く!!」
 「なっ!?」
 「では改めてオープン!剣騎闘獅子 グラディナイトレオ!!」
 「オープン!バトルマシンズ ライフブレイカーS・L!!」
 突如、通路右手後側から黄ふち藍色の機関車が、
 その反対のレオン君が走ってくる方から、灰鋼の獅子が走り込んできた!
 機関車の方はところどころが黄色で縁取られ、機首中央にはパトライトと翼のエンブレムが付いている、
 一方の獅子の方は、胴の部分が灰色の金属で覆われ、たてがみや尻尾の先、爪が黄の金属で出来ており、顔は白くて、四肢の爪上前部分に刃のような意図を持ち、赤い機瞳を持っていた、
 その機関車と獅子が互いに一直線に思い切りぶつかり
 ドガァ!!
 機関車が右手壁のカーディンの方に、獅子が左手壁のレオリングの方に飛びつつ、
 機関車の機首の上に、いきなり外銀内藍片刃の刃が立ち上がった!
 さらに、機体の中から後部が上下に分割、上の方が左右に分かれ、左右それぞれが、機首の部分を胸部として後ろから両の肩を出すように展開し、端の部分が開いて両手となりつつ脇を閉めるように下がって両腕となり、
 そこから分離した下部分が下の方に移動し中ほどから後ろが左右に分かれて両足となりながらその上部分が腰部となって、
 両足を使い着地して、すっくと立ち上がる!
 そして、機首の上の方から、前に伏せていた顔を上に上げるようにその頭を上げた、カクカクした兜をかぶり、顔の口元には薄灰色の鋼鉄のマスクが付いていて、
 その後頭部から額に向かい、機首の物と同じく、外銀内藍片刃の刃が立ちあがる!
 それは、黄色く縁取られた藍色で、兜や胸部、腹部や両肩、それに、手と足の中ほどから下が彩られ、
 両手両足の中部が白くなっていて、その緑の機瞳で正面のレオリング達の方を見据える
 「グルォオオオ!!」
 そこでいきなりレオリングが吠え、獅子がそちらの方に向かって跳ぶ!
 すると、獅子の尾がまっすぐに伸び、それを挟み込むようにして両後足も後ろに行き、
 そこで両肩が左右に飛びだしつつ、今度はその両前足が後ろ足の付け根を挟み込む様に移動、
 頭が上の方に回りつつ、胴部の下から棒のようなものが首を中心にして頭があった場所まで回り、
 そいつは、刃と柄の部分の間に獅子の顔がある、全体的に灰色と黄色の配色がなされた剣と化す!!
 そこで柄の部分が90度下に回ったと思ったら、柄の先がレオリングの背中に刺さってレオリングと一体となる!!
 「グルオォォォォォォオオオオ!!」
 次いで、機関車、ライフブレイカーS・L、S・Lと、獅子、剣騎闘獅子 グラディナイトレオ、グラディの剣を背負ったレオリングが走り込み、
 S・Lがその右拳に力を込めて撃ち込み、グラディの大剣をレオリングが大きく振り上げ振り下ろして、そこでS・Lがグラディの大剣をその右の拳で横から弾いて剣を外させ、
 互いに後ろに跳んで距離を取る!
 よし、ここでコストの見せ合い!
 僕がチャージゾーンから右手で三枚のカードを前に出すと、レオン君が同じように、チャージゾーンから、二枚のカードを前に出してきた!
 って、二枚っ!?
 「僕はここで獅子ロォアップ!!フルメタルリングロォアップ!!の効果により、剣騎闘獅子 グラディナイトレオのコストを2にする!!」
 ぐっ、しまった、これじゃあ・・・ええい!!
 「それじゃあ、僕はこの三枚をバトルマシンズ ライフブレイカーS・Lのコストに指定!!」
 「僕はこの二枚だ、さぁ、表にするぞ!!」
 僕とレオン君は互いに前に出したカードを表にする!
 まずは、僕が表にしたカード!バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2、バトルマシンズ カーディン カーモード、機砂荒野の迷い鉄砂!
 続けて、レオン君が表にしたカード!飛刃獅子 ザッシュトルネードレオと獅子ロアー!!フルメタルリングロアード!!!?
 ぐっ、向こうは召喚と発動出来るカードが二枚、そしてこっちは、一枚!
 「どうだ!コストが下がった事で、飛刃獅子 ザッシュトルネードレオが召喚可能になり、トラッシュにカードが無いことで獅子ロアー!!フルメタルリングロアード!!が発動できるようになった!そっちよりも発動出来るカードが一枚多いから、僕は獅子ロアー!!フルメタルリングロアード!!の効果を発動!!剣騎闘獅子 グラディナイトレオのパワーを300上げる!!」
 再び、S・Lとレオリングが走り出す!
 そして、レオリングが左前足側から大剣を振るってきた!
 「今度は私もいるぞ!!」
 そこにカーディンが走り込み、両手で上下から大剣をはさみ、大剣を止める!
 今度こそ、右拳を振り上げ、レオリングに殴り掛かるS・L!
 「ようやく追い付いた!」そこにレオン君がカーディンの上右手に向かい、跳び蹴りをかける!
 「ぐっ!」
 慌ててカーディンは両手を動かして蹴りを避けようとするも、跳び蹴りはカーディンの右手をかする!
 「うわっ!」
 ただそれだけで、カーディンの右手は大剣を離れ、その隙にレオリングは大剣を振るい、カーディンごとS・Lに直撃させる!
 だが、カーディンとS・Lは吹き飛んだだけで斬り裂かれてはいない、カーディンが止めたことで勢いが無くなったせいだろう、二体ははそのまま吹っ飛び倒れるものの、すぐに立ち上がる、
 カーディンとS・L、レオリングとレオン君が止まり、時間が流れる、
 っちぃ、このままのS・Lじゃ、パワー不足か、相殺されるとはわかっているが、仕方が無い、
 チャージゾーンのカードを右手で一枚表にしつつ宣言!
 「僕はバトルマシンズブーストの効果を発動!バトルマシンズ ライフブレイカーS・Lのパワーを600上げる!!」
 「甘い!僕は剣騎闘獅子 グラディナイトレオの効果を発動!バトルマシンズブーストの効果を相殺する!!」
 ぐっ、やはり・・・
 S・Lがレオリングに向かって走り、姿勢を下げつつ右足でスライディングを放つ!
 これをレオリングが大剣を前方の床に差して防ごうとするも、大剣が蹴りの勢いで吹っ飛ばされる!よし、これなら、
 がここでレオリングが大剣を思い切り後ろに振るい、その勢いでS・Lの頭にヘッドバットを叩き込む!思わず後ろ飛ぶS・L!!
 さらに、レオリングが追い立てて再度振り上げた大剣が迫る!
 「やらせない!!」
 ここでカーディンが右拳を打ち込んで大剣の軌道をずらす!
 「うっとぉしぃ!!」
 が、これはレオン君に対しての隙を生み、レオン君が思い切り正面から跳躍蹴りを叩き込こんできて、思い切り吹っ飛ぶ!
 「ぐぬぅ!!」
 吹っ飛ばされ、背中から着地するも、慌てて立ち上がって行くカーディン
 「今だ、レオリング!」レオン君の瞬時に視線を向けた一言に
 「グルォオオオ!!」レオリングが吠えて答える!
 そして、剣を背上で後ろに流しながら一気に走り出した!これは・・・?
 対抗し、今度はS・Lが、四肢でで跳躍しつつ額の刃を後頭部に下げて頭を前に伏せ、両腕を上げつつ後ろに回し、両足を一体化させながら後ろに出して、機首の外銀内藍片刃の刃を下げて機関車に変形しつつ反対に走り出す
 勢い万全の両者、Uターンして近づいていき、といきなりレオリングが前方に剣を思い切り振った!
 S・Lを斬るためではない、勢いで一気に前進するためだ!そのまま激突する両者、勢いに負けたのは、S・Lの方!
 そのまま吹っ飛び、ロボットに変形しつつ何とか着地するS・L、だが、目の前にはレオリングが迫っていた、
 防御姿勢を取ろうとするも間に合わず、右わきの方に通りがかられつつの大剣の一閃を受け、体が上下に両断!
 そのまま体が少しズッっとズレ、爆発!消滅した・・・
 「ライフブレイカーS・エェエエエル!!」
 カーディンの声がこの広い通路に響き渡る、
 ぐっ、まさか、こんなことに、獅子ロォアップ!!フルメタルリングロォアップ!!だなんてカードが・・・
 向こうのレオン君の顔がにたりと笑った気がした・・・
 ここから、どうする、行けるか?
 ともかく、次に引けるカードにかけるしかない、
 さぁ、やれるところまで突き進もう!!
 
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