バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

戦獅の咆哮/18 カードゲームライトノベルWカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン8話 戦獅の咆哮18
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「双歩っ!!」
 Vカーディンがレオン君を追い、僕の方に走ってくる、
 来るなら来い、また避けつつ色々どうにかしてやる!
 そのためにも、右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏に返す!
 「リチャージ!!」
 「これなら?」
 レオン君が僕の目の前まで近づいた瞬間、一気に右手の方に向いてレオリングに向かい一気に回り込んでいく!
 「なっ!?」
 あわててVカーディンがレオン君を追いかけようとするが時すでに遅し!
 倒れこんだレオリングの所に走り込んでいったということは、もしや!
 早めにことを進めよう、右手で山札の一番上のカードを引き、
 「ドロー!!」
 レオン君がレオリングの前に到達する、
 「レオリング・・・さぁ!」
 ええっと、今僕が引いたのは・・・よし、こいつでケリをつける!!
 今引いたカードをチャージゾーンに裏側で置き、
 さらに、左手の手札から右手で一枚のカードを引いて2番の場所に裏側で置き、
 「セット!!」
 「甦れ、レオ!!」
 レオン君が右手で胸元からカードを取り出し、掲げる、
 それは白と黒二色に分かれ、中央にWと書かれたカード!!
 右手で2番に裏側で置いたカードを持ち、表に!
 「オープン!!」
 レオリングの周りから、炎が広がっていく!!
 「見るがいい、異界の力・・・!!」
 「危ない、双歩!」
 僕の前にVカーディンが割り込み、向かい来る炎から僕の身を守る、
 その炎は、辺り一帯を火の海と化した、病院やあたりの道路にまで火が燃え移り、辺りにいた子供たちはみな逃げて行ったが、僕達にはどうすることもできない、
 僕達にできることは、この状況を引き起こしたものを倒すのみ、後は犠牲者が出ていないことを祈るのみだ、
 オーバー!!オーバー!!オーバー!!オーバー!!
 緑の画面が赤くなり、オーバー!!という大きな音と共にOVERという白い文字が左右からいくつも流れてくる、
 オーバー!!オーバー!!オーバー!!オーバー!!
 そう、こんな状況は予想済み、そして、対策済み、
 オーバー!!オーバー!!オーバー!!オーバー!!
 だから、どうにでもできる!
 今のうちに右手でチャージゾーンのカードを四枚表に!それ以外にも色々して、
 そうこうしているうちに、レオン君の髪が下から赤に染まって行き、
 レオリングの方も体が赤に染まって行って、同時に、レオリングの瞳が緑の光を放ち始め、
 レオリングの体とレオン君の髪が完全に赤に染まるころ、レオリングが立ち上がり、その背から、大きく金の翼を広げるっ!!
 「グルォオオオオオオオ!!」
 同時に緑の画面が暗くなり、そこに緑色の文字が表示される
 「4.00 レオリング・メタル・オーバー」
 暗い機械男性音がその文字を読み上げた!!
 立ち上がったのは、赤き鋼の獅子、
 真っ赤に染まった外骨格に覆われ、たてがみや爪、尾の先や側面に描かれた翼は黄金に輝き、
 その口には鋼の牙が生え、
 背中の両端に金のジェットブースターと、鳥の翼を一枚の純金の金属板で無機質に作り上げたような金の大きな翼が追加されており、
 強さと優美さをより強調した格好となっている、
 また、緑の画面にカードが映った
 か、この場合、オープンで表になったレオブレイズロアーリブレッシュの効果で山札から三枚のカードをチャージゾーンに置きつつ、
 その内の一枚、今映ったレオブレイズロアーを発動、レオリング・メタル・オーバーを召喚しつつそのパワーを800上げたという感じか、
 確かに、このままだと僕の負けになるかもしれない、だけどっ!
 遅ればせながら、向こうの方から一体の白鋼の獅子が駆けてきた!
 それは、その身を白い鋼の外骨格に覆われ、
 黄金のたてがみに四肢の爪を持ち、その口には鋼の牙を備え、
 尾の先には黄金のパーツが付いていて、その目は赤い機瞳であり、
 両横の前肢から後肢にかけ、金の翼が描かれている、
 「ばかな・・・あれは・・・」
 レオン君が目を見開き驚いている、
 そう、僕が呼んだのは、レオリング・メタル!!
 「グルォオオオオオ!!」
 向こうのレオリング・メタル・オーバーが自身の偽物に怒るように大きく吠える!
 「貴様!僕たちの幻影を使って勝って、恥ずかしくないのか!!」
 「勝つために手段を選んでられる状況じゃない!!それに、そんなこと言う柔い手合いに落ちたの?」
 レオン君が嘲笑するように鼻を鳴らす
 「ふん
  ならば見せるがいい、僕達の力を使った手段とやらをな!!」
 言われなくてもそのつもり!
 「カーディン!レオリングと合体だ!!」
 「え?」
 「なにっ!?」
 Vカーディンが呆然と立ち尽くし、レオン君が驚いて目を見開く、
 と、Vカーディンが右手の人差し指で自身とレオリング・メタル・オーバーとを戸惑う様に交互に指し、
 「違う!そっちじゃない、あっち!!」
 僕が右人差し指で呼び出されたレオリングの幻影の方を指し訂正する
 「いや、でも、これは・・・」
 しかし、カーディンはレオリングの幻影と自身を交互に見て戸惑っている、
 ええいもう!!
 「いいからやれぇ!やれるはずだ!!」
 カード以外根拠のない僕の一喝が飛ぶ
 「ええい!最近想定外の合体が多い気がするが仕方がない!!」
 Vカーディンが覚悟を決めたように右手をレオリングの幻影の方にかざす!
 「超フュージョン合体!!」
 レオリングの幻影が吠えて返し上に跳ぶ!同時にVカーディンも上に跳んだ!
 そして、レオリングの両前足と胴体の後ろ部分が分離、何かの白いパーツが上に飛び、
 同時に、Vカーディンの両腕も左右に分かれ、分かたれたレオリングの体の後ろ部分から尾の部分が離れて、同時に左右に分離し、
 左右に分離した部分内側から胴前後に分かれた方向に黄色いつま先が現れたと思ったら、後ろ足部分が左右外側に上がるようにして変形、
 後ろ足が上下逆になるように、Vカーディンの両足の左右に着くように、つま先が出た胴部分が足の下に来るように、Vカーディンの両の足に、合体、
 ガシン!!、ガシン!!
 続けて、胴前部から分かれた右前足が爪を先にしてVカーディンの右の腕に付き、刹那、同時進行で、左前足も左の腕に付き、
 ガシャン!!、ガシャン!!
 分離した前胴部が顔を残しつつ左右に開いて、外装が顔を中心として左右に開くような形となりながら開いた胴部後ろ直角に外装の内側の間接を通す穴がある白い装甲持つ内部が外装と別れ左右それぞれに立つように変形し、
 Vカーディンの胸部のパトライトと羽のパーツが顔と共に上に上がりながら羽のパーツが後ろ内側に収納されて、そのパトライトが上がった胸部にレオリングの顔と胴パーツが付き、
 ズガァン!!
 垂直に立った部分が胴部の左右に来て、Vカーディンの両腕が元に戻るようにその垂直に立った部分外側に付いて開いた穴の部分から外装ごと隙間なく接合しつつ機械の関節を繋げ、
 ガシィン!!、ガシィン!!
 分離していたレオリングの尾のパーツが先とそれ以外に分離、Vカーディンの剣の先に尾の先が付き、柄の先にそれ以外の部分が付いて、
 パシィィイイン!!
 白銀の両刃剣の先に金のパーツが付いた格好となり、
 さらに、Vカーディンの頭の上にレオリングから飛んで行っていた白いパーツが降ってきて、Vカーディンの顔部分にかぶさりつつ顔のみを下に沈み込ませて
 パトライトを額の部分に持ってきながらその下の空洞に降ろすように顔を露出させ、
 バシィイイン!!
 その額のVVのパトライトがピーポーパーポーと光って鳴り地面に着地!!
 ズドォオオオオン!!
 そして、その右手の剣を両手で持ちながら体の下前で横に構え
 「レオッ!!」
 剣を上に構え
 「ビィクトリーィイイイ!!」
 両腕をクロスさせて思い切り外に開放しつつ
 「カァーディィイイイイン!!」
 叫んだ!!
 それは、獅子の鎧まとう剣士、
 胸部に獅子の顔をたたえ、両腕には獅子の爪が付き、
 両足外側には獅子の両後ろ足が反転して装着され、足の下にも金の足鎧をはき付けており、
 その剣には先に金の切っ先が、柄の下に獅子の尾が追加され、
 その頭には額にVVのパトライトが付き、後頭部をカバーするように白い四角い兜が付いている
 「ば・・・ばかな・・・その姿は・・・」
 レオン君が目を見開いて驚き、声を失っている、
 「グルォォォォォ・・・」
 レオリングも驚いているのか、はたまた警戒しているのか、唸り声を上げている
 「そ・・・そんな、なんだと・・」
 レオビクトリーカーディン、LVカーディンも驚いて自身の両手を見たりしている、
 えっと、事態が動きそうにないから、今のうちに色々確認しておこう、
 まず、レオリング・メタルを召喚した時に、コストとして表にしたのがこの四枚、
 レオビクトリーカーディン、バトルマシンズ カーディン カーモード、飛び出し、キット、ニンジャ!!、斬り裂き、ギャリット、ザムライ!!
 そして、モンスターゾーンのビクトリーカーディンとレオリング・メタルをトラッシュに送りつつ、
 レオビクトリーカーディンを1番に召喚したっと、
 おっといけない、右手を前に出し、宣言!!
 「さらに、レオビクトリーカーディンの召喚効果・超合体適応!!発動!!召喚効果・超合体適応!!で、僕のこのカード以外の全てのカードに書かれたモンスター・プログレス・フュージョン・オーバーを4つ全て扱うように変更する!!」
 つまり、これで、レオビクトリーカーディンやレオリング・メタル・オーバーに僕の使うカードの効果が、通る!!
 「貴様・・・その姿は・・・」
 ん?なんだろう、レオン君がLVカーディンの方を見ながら両の拳を握って震わせて
 「行くぞっ!!レオッ!!」
 「グルォオオオオオ!!」
 いつもより怒気のこもった掛け声とともにLVカーディンに向かって走り出す!
 と同時に、レオリングも走り出した!!
 そこでレオン君が跳び蹴りを繰り出す!!と同時に、レオリングが上に飛び、LVカーディンに向かってその右前足の爪を振り下ろす!
 オーバーレオグラッシュ!?ええいっ!!右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕はバトルマシンズブーストの効果を発動!オーバーレオグラッシュの効果を相殺する!!」
 LVカーディンが大きく右手の剣を振るい、レオン君とレオリングを吹き飛ばす!
 が、レオン君は地上に着地後、今度は一気に走ってLVカーディンに近づき、
 対するレオリングは思い切り上に上昇、真上とも思える角度からLVカーディンに強襲をかける!
 とここでLVカーディンはその剣を地に突きつけ
 「ふんっ!!」
 ズガァッ!!という音と共に突き刺してレオン君の行く手を阻み
 「なっ!?」
 レオン君が足を止めている間に剣を軸に真上に蹴りを繰り出した!
 「グルォッ!?」
 これにはレオリングも驚き蹴りをまともに顔面にくらい、
 そのままLVカーディンがレオン君の真上に降り注ぐ!
 「くそっ!!」
 レオン君が後ろに跳んでこれを避ける
 「こうなれば・・・」
 レオン君がチラリと僕の方を見る、
 これは、やばい感じですか・・・?
 「行けっ!レオッ!!」
 そっちか!
 レオリングが空を飛び、僕の方に火球を飛ばしつつ飛んでくる!
 火球付きの空飛ぶ鋼のライオンの攻撃なんて避けきれんのかな・・・?
 「双歩っ!!」
 LVカーディンが僕の方を見ると同時に、僕は火球の攻撃をあわてて左手側に跳んで避け、レオリングがその右前足を思い切り振り上げてきた!
 オーバーレオバースト!?ええい、もうちょっと早めにカード出せっ!!
 慌てて今度は右半身側に跳んで避けつつ、右手でチャージゾーンのカードを二枚表にするっ!
 「僕はバトルマシンズブーストをコストに、バトルマシンズブースト Voを発動!オーバーレオバーストを相殺しつつ、相殺効果・臨魂を発動!レオビクトリーカーディンのパワーを300上げる!」
 「ぬんっ!!」
 今度はLVカーディンが真上にその剣を放り投げ、
 同時に、レオリングがまたも僕に向かって今度は僕の左手側からすくう様に右前足を振るう!
 範囲が大きすぎる、これじゃ避けようが
 そう思った瞬間、目の前にLVカーディンの剣が降ってきた!
 ガンッ!!という音と共に地に突き刺さる剣!
 カーディン、ナイスッ!
 しかし、これで止まると思ったが、レオリングは驚いたのか一瞬動きが鈍るもののそれでも右前足は止まらない!
 ちぃい、仕方ないな、
 慌てて右手前に跳び、剣の横、レオリングの右前足が剣に阻まれ届かないところに入り込む!
 と、レオリングが右前足を剣に当たる直前に慌てて引っ込め、今度は左前足を真上から叩き付けようと振り上げた!
 だがっ!
 そこにLVカーディンがこっちを向いて走り出し
 「させるかっ!!」
 レオン君が立ちふさがるも瞬時の大ジャンプで避けつつ
 「はっ!」
 「しまっ・・・」
 その勢いのまま走り込んできて右手の獅子の爪でレオリングの左わきを斬り裂く!
 「グルォオオオオ!!」
 耐えきれず、大声を上げて宙に飛び、レオン君の方に戻り、レオン君と合流するレオリング、
 LVカーディンが刺さった自分の剣を両手で持ち、引き抜く
 「でやっ!」
 そして、レオン君達の方を向き、その剣を構えた、
 と、今度はレオリングがひとりでに走り出し、同時に、LVカーディンも前に出る!
 突進していきその剣を右手側から左手側に振るうもレオリングは後ろに跳んで避け、その跳んだ反動を利用し一気にLVカーディンに跳びかかる、
 が、LVカーディンはとっさに剣を横にして前に出しレオリングの跳びかかりを防ぎ押し返し、
 いきなりレオリングが火球を吐いてきた!
 この火球をLVカーディンは剣を振り下ろして叩き切ってかわす!!
 とレオン君が大きく右手の方から回って僕の方に走ってきて、いきなり右足を大きく振りまわす!
 とっさに後ろに跳んで避けると今度は右拳を振り上げてからの一撃、これを左手側に移動して避ける、
 今度は左拳を突き出してのジャブだが、少し後ろに下がってかわすと左足を大きく振りまわしての蹴りが飛ぶ!
 これを右手でレオン君の左肩を借りて足を大きくひん曲げての跳躍で避け、ついでにレオン君の回転を利用してわざと大きく吹っ飛んで向こうで着地して距離を取る
 「っつ、なぜだ・・・」
 ん?なんだ・・・?
 「なぜ僕の攻撃をそこまで避けれるっ!!」
 そんなことは簡単だ、
 「前回と今回、ずっと君の動きを見てきたからね、
  だから避けられる」
 ・・・最近、修羅場をくぐってきたせいかむやみやたらと勘がさえるようになったのもあるけど・・・
 「それだけで・・・」
 「それだけで、なに?」
 「それだけで・・・ここまで避けられるようになるのかっ!?」
 「だって、僕は君に勝ちたいし、
  何より、君の攻撃を受けたら死ぬからね」
 さっきの勘もあるが、その勘を支えているのもこれ、
 僕はカーディンとは違う、ここにいる誰よりも貧弱だ、だから、攻撃は避ける、それしかない、
 だけど、他の人達は違う、反撃する、防御する、その他にも・・・
 それ以外の選択肢があるからそちらの方に気がとられる、
 避けるという選択肢しか無ければ、それに注力するしかない、
 もっとも、それでもどうしようもない時もあったけど、
 その時はカーディンが救ってくれた、他の仲間も、そうか、だから!!
 「それに、カーディン達がいるから」
 そう言って、付け足した
 「ぐっ、このお!!」
 レオン君が向かってきた!
 LVカーディンが宙に跳び、その剣を振り下ろす、
 レオリングはこの剣を後ろに翼を動かしつつ跳んで一気に後し避け、宙に飛ぶ、
 上空からLVカーディンの様子をうかがうレオリング、
 剣を下げ、ただただ待つ、LVカーディン、
 レオリングが上空からLVカーディンに火球を三連発で吐く!
 LVカーディンがこれを剣を上から下に、左から右に、右上から左下に振って叩き斬ってすてた
 レオリングもこのまま降りてこない、ということは無いだろう、
 仮に降りてこないとなると、次にカーディンが狙うはレオン君になるからだ、
 火球を僕の方にばらまくのもダメ、LVカーディンがレオン君を狙うきっかけになる、
 もっとも、僕としては火球なんてぶっ放してほしくないし、そんな考えに至る前に降りてきてほしいところだが・・・
 と、一気にレオリングがLVカーディンに向かって降りてきた!
 同時に、LVカーディンに向かって火炎放射を吐く!
 対して、LVカーディンが腰だめに右手の剣を構え、前進跳躍しつつ火炎放射ごと斬り裂くようにレオリングに向かって振り抜いた!
 さらに、レオリングが上に飛び、この剣をかわし、着地したLVカーディンに飛びかかり
 「はぁっ!」
 LVカーディンが頭突きをぶちかまし、レオリングをひるませた!
 そのまま下からすくい上げるように右手の剣を振り上げるもレオリングは何とか自身左前足側に飛んで避け、剣を続けて左手の方から右手の方に振るうも今度は上に飛んで避け、左肩上から袈裟懸けに振るうも今度は下右前足側に飛んで避け、
 そこにLVカーディンの左手の獅子爪が突き出され胴に突き刺さる!!
 「グルォオオオ!!」
 LVカーディンがそこから爪を深く突っ込んでレオリングの胴を掴み、下からレオリングの胴に右手の剣を突き立てた!!
 「ぬんっ!!」「グルォォォオオオ!!」
 レオリングが両翼動かして爪と剣を抜きつつ後ろに飛んで距離を取る
 「待てっ!!」
 LVカーディンが追いかけるも、レオリングが火球を乱射!
 「ぐっ!!」
 LVカーディンは一瞬足を止めて剣を左肩上から右腰下に振って自身に向い来る火球を斬り捨て、
 その間にレオリングが僕の所に向かおうとしていたレオン君と合流、レオン君がレオリングの方を見
 「レオリングッ!?そんなにこっぴどく・・・」
 驚いて注視する間に、LVカーディンが僕の方に寄ってきた、
 「双歩、そろそろ行けるか?」
 緑の画面にはさっき戦闘結果が出た、だから、
 「多分、大丈夫だよ、カーディン」
 「なら、行こう!!」
 LVカーディンがレオン君とレオリングに向かい、走り出す、
 同時に、僕の方もトラッシュのビクトリーカーディンとレオリング・メタルを右手で横にして右手を前に出し、宣言!
 「鋼の意志よ、電子の魂よ、生への願いよ!!今、勝利を導け!!僕とカーディンと僕達みんなに勝利をっ!!レオビクトリーカーディンの効果発動!!」
 「グルォオオオオ!!」
 いきなりレオリングが火球を吐きつつこちらに向かってきた!
 火球はLVカーディンの足元に着弾、LVカーディンは足を止める、だが、
 レオリングが近づき、
 「ここだっ!!」
 LVカーディンが横薙ぎに剣を放つ!
 レオリングは後ろに跳んでこれをかわすものの、たてがみの下の方に剣で出来た傷が見えている!
 そのままレオリングは後ろに飛んで行き、そこにレオン君が跳躍!レオリングがレオン君の背後からこっちに向かって炎を吐きつつ、
 同時に、レオン君が右足をこっちに突き出し、
 「はぁああ!!」
 レオン君が炎に包まれつつこっちに飛び蹴りをかましてきた!!
 レオ・リ・ガレットで相殺!?ちぃい!こう来るか、でも、あいにくと最後の手札はこいつ!!
 左手の手札を右手で引いて見せつつ宣言!!
 「僕はインテリジェンス オールド&ニューをコストにして手札に戻しつつ、インテリジェンス オールド&ニュー ナウを発動!レオ・リ・ガレットの効果後にレオビクトリーカーディンの効果を発動する!!」
 「はぁああ!!」
 LVカーディンが剣を振り降ろし、レオン君の蹴りとかち合う!
 そこにレオリングまで飛んできて、
 「グルォオオオ!!」
 大きく咆哮し、カーディンの気をかき乱す、だがっ!!「インテリジェンス オールド&ニュー ナウには相殺効果がある!近場からの大咆哮!!グオゥ!!は無意味だ!!」
 「ぬうおぉおおおおお!!」
 LVカーディンが咆哮をものともせずにその剣を振りおろしレオン君をレオリングごと吹っ飛ばす!
 レオン君は地に伏せ、レオリングは宙に飛ぶ、
 さぁ、もう一度、右手を前に出し、宣言!!
 「鋼の意志よ、電子の魂よ、意識への願いよ!!勝利を導け!!僕とカーディンと僕達みんなに勝利をっ!!レオビクトリーカーディンの効果発動!!レオビクトリースラッシュ!!」
 両手を振り上げ、剣を振るう様に大きく振り下ろす!
 「うぉおおおお!!」
 LVカーディンがレオリングに向って跳ぶ!
 レオリングは火球をいくつも吐いてLVカーディンを止めようとするが、火球を受けてもLVカーディンは止まらない!
 LVカーディンはそのままレオリングのそばまで跳んで左肩上からレオリングの翼を袈裟懸けに斬り、下に行った剣の反動で剣を斜め上に上げ、レオリングの両翼を叩き斬り切った!!
 そのまま落ちて地上に着地するLVカーディンとレオリング、
 互いに後ろに跳んで距離を取り、そのまま一気に向かって行く、
 「うぉおおおお!!」
 「グルォオオオ!!」
 「いっけぇええええ!!」
 「いけぇえええええ!!」
 LVカーディンが剣を振り下ろしつつ、レオリングが右前足を振り下ろしながら一気に通過!
 ・・・
 数瞬の後、レオリングの胴から横に一筋の光が漏れ、その光の部分が爆発した!!
 ズッガァアアアアン!!
 
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