オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

参上、ブラックカーディン/20 カードゲーム小説WカードFu

 f:id:OirenW:20170721181016j:plain
 
カードゲームライトノベル Wカードフュージョン12話 参上、ブラックカーディン20
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 
 「アト、三十ビョウデジバクシマス」
 や・・・やっぱりかっ!薄々そんな気はしてたけどっ!!
 「てめぇ!とうとう押しやがったな!!」
 「はっはっはっ!これで俺は昇進確定だ!!」
 「ちぃい!」
 Bカーディンがいきなり右拳をバズーカ馬に叩き込んだ!!
 「おごぅ!」
 そして、鉄筒馬が倒れる中で急いでこちらを向き、車形態に変形し、走り出す!
 って、こっちも悠長に待ってる暇はない!!
 「カーディン!」「わかってる!!」
 カーディンも先に向かって走り始める!
 先の方で左手に曲がり、その先を右手の方に曲がり、
 「アト、二十ビョウ、デス」
 あ!先の方の扉が上に開いてる!!
 そして、そこに黒や白のロボット達が殺到している!
 あれじゃあ通れるかどうか
 「アト、十ビョウ、デス」
 ええい、クソ!
 「お前ら!道を開けろ!!」
 この声、カーディンじゃない、後ろの方から・・・?
 チラリと右肩の方から後ろを見ると、そこには、僕達の後ろに付くようにBカーディンが走ってきていた、
 そして、そのBカーディンの声を聞くようにロボット達の山が左右前方に広がって行く!
 「カーディン!!」「ああ!行くぞ!!」
 その間を僕とカーディン、そして、Bカーディンが駆け抜け
 「アト、五ビョウ、デス」
 先の方に門が、あ、あった!!
 でも、こっちもいっぱい、まわりの金網を上ってるのまでいる始末、
 「ジバクシマス」
 ドッ!
 大きな音が響き渡ったと思ったら、前のガラスに爆発の光が映り込む!
 まじか!?このままだと爆発に巻き込まれる!!
 「お前ら、どけぇええええ!!」
 刹那、突如、Bカーディンが叫びながら、右後輪の方から僕達の前に回り込む!!
 すると、ロボット達が鬼気迫るBカーディンの様子を見てあわてて左右に分かれ、
 あわやギリギリのところをBカーディンがロボット達ごと門をくぐる!!
 その後を僕とカーディンも追って門を通り、基地を離れる!
 そして、しばらく走って爆発の光が消えた後、左手の方に大きく回って停車、改めて基地の方を見ると、
 そこには爆炎で無残に吹っ飛び黒こげになった基地の姿があった、
 が、ロボット達はどうやら全員かどうかわからないが無事なようで、そこここに動いているのが見える
 「どうしてだブラックカーディン・・・」
 ん?カーディン?
 「どうして私達を助けた?」
 「けっ、たまたま俺様が走るのに邪魔だっただけだよ、その後にお前らが付いて走った、やはり、俺様の方が走力は高いようだったがな・・・」
 「仲間たちを犠牲にしてでもか?」
 「あいつらは多少爆発に巻き込まれてもどうにかなるさ、機械だからな、だが・・・いや、言うまい」
 右手の方から、Bカーディンが返答を返してきた、その先は・・・聞くだけ野暮か・・・
 「次は俺様から質問だ、カーディン」
 「何だ?助けてくれた礼だ、答えられる事なら答えよう」
 「助けたわけではないと・・・まぁいい」
 Bカーディンのため息が聞こえた気がした
 「なぜだ、なぜ俺様は負けた?お前よりも俺様の方が優れていたはずだ」
 「私には、いや、私達には守るべきものがある、だから負けるわけにはいかなかった、そうだな、双歩」
 「まぁ、うん、まぁ・・・」
 頭の中に思い浮かんだ顔に、思わず言葉を濁してしまう
 「守るべきもの、か、そんな物、俺様には無いな・・・」
 少しの間、Bカーディンが押し黙り
 「そういえば、お前ら、あの門の事を嗅ぎまわっていたな」
 「あ、ああ、そうだが、それが・・・?」
 何だろ、一体・・・?
 「あの門の先の事だがな、お前らの世界で言う、アメリカ大陸南西部に繋がりそうだったらしい、研究員どもが言っていた、俺様はそれが残念だったんだが・・・」
 アメリカ大陸!?なんでんなとこに?だけど、これは・・・まずい・・・
 元の街ではなく一瞬安堵しかけた心を理性で必死に抑え、小さく言葉を紡ぐ、
 「ねぇカーディン、あのピアノみたいな次元安定機はアメリカ大陸には?」
 「当然のごとく、無い、効果範囲も町一つが精一杯、届くわけがない」
 「やはり・・・」
 「何話してんだお前ら?」
 「何でもない」
 「そうだ、なんでもない」
 Bカーディンの察しに必死にごまかしを入れる僕とカーディン、
 でも、あの門は破壊したんだ、あのピアノがたとえアメリカ大陸になくても、これで当面は大丈夫なはず、
 「そうか、なら、この話は知ってるか?あの門、ここ以外にも各地で研究、開発が進んでるってことだ」
 「な・・・」
 「なんだって!?」
 僕が言葉に詰まり、カーディンが大声で驚く!
 「やはり、知らなかったか、あの門は色々な場所で研究が進んでいてな、どのくらいの数があって、どこに繋がっているかは俺様も正確には把握していない、ユーラシア大陸の北側か、アフリカ大陸中央部か、あるいは・・・」
 「くそっ!それじゃあ、私達にはどうにも・・・」
 「だがな、全てを止める手が無いわけじゃないんだ」
 「何っ!?」
 「そんな手があるの!?」
 思わず意気込んで問い正す!
 「ある、そもそも、あの門はメインサーバーと同期していなければ動かせない」
 「メイン・・・」「サーバーだと・・・?」
 まさか、メインサーバーが次元に穴を開ける鍵だってこと・・・?
 「そうだ、こう、わざわざぶっといケーブル地下から繋いできてな、次元関係の演算をメインサーバーが担っているらしいんだ、そいつの同期をそれなりの時間切れば、また計算し直しで一からやり直す羽目になる、ここの実験見ただろ、次元の歪みを利用する以上、一度同期を切れば一気に厄介なことになるんだ、復旧には時間も数か月以上かかる、メインサーバでしか演算できないしろものという話だ、俺達の頭脳じゃ、それを理解すること自体不可能なんだと」
 理解することすら不可能か・・・
 でも・・・
 「双歩」
 「うん、メインサーバに行くべき理由が増えたね」うなずき、カーディンに返事を返した
 メインサーバに行って、あの輪っかに繋がっているケーブルを全て叩き斬れば、少なくとも、あの輪っか達は動作を停止するだろう、
 それに、メインサーバなら、輪っかの場所が記録されているかもしれない、それならば・・・
 ヒュゥウウウ、ポト
 ん?なんだ?突如前方に落ちてきたのは、鉄色の馬の一本の足・・・?
 「はーはっはっはっ!どうだ、生き残ってやったぜ!って、お前らも生きてたのかっ!?」
 この声は、もしかして、あのバズーカ馬か!?あの爆発喰らってまだ生きてたんだな、足だけだけど!!
 「くそう!だが、ブラックカーディンもいるじゃねぇか!おい、あの爆発でダメージ負ってるはずだ!一緒にやっつけちまうぜ!!」
 「嫌だね」
 Bカーディンが一も二も無く答えた
 「仲間や俺様をあんな自爆攻撃で巻き込もうとしたあんたと一緒に戦うなんて御免だ、次はあんたの実績作りのために後ろから撃たれるかもしれん」
 「だが、あの爆発で明らかにダメージを」
 「いや、」これにカーディンが応え
 「どう考えても」僕が返し
 「あの爆発で一番ダメージ受けてるのは」Bカーディンが締めた
 「あんただ」
 「うぐぅ・・・」
 「それじゃあな!」
 Bカーディンが先に向かって走り出す!
 「待て!」カーディンがすぐさま呼び止めた
 「何だ?」Bカーディンがすかさず止まる
 「なぜ、門の事を教えてくれた?これからどこへ行くつもりなんだ!?」
 「門の事を教えたのは単なる気まぐれだ、別に理由があるわけじゃない、後、これからは、基地に戻って部下をまとめるつもりだ、その馬の処遇も考えないとな、仲間を巻き込もうとした罪は司令官といえども重い、だが、その後は・・・どうするかな・・・おっと・・・」
 Bカーディンが運転席の下の方からいくつかの黒い鉄の棒と鉄球、それに丸い三日月型の三本爪で構成された補助アームを出し
 「こいつを忘れてたぜ」
 バズーカ馬の足を持って掲げ
 「え?」バズーカ馬のすっとんきょうな声
 「今度こそ、じゃあな!」 
 Bカーディンが走り出し、基地の方、左手斜め前に曲がって向かって行く・・・
 「じゃあ、僕達も行こうか、カーディン!」
 「ああ!!」
 カーディンが右手の方、元の道路がある方に向かい走り出す
 「待ってぇぇえええ!懲罰と降格は嫌だぁあああああ!!」
 そんな、バズーカ馬の言葉を後ろに聞きつつ、僕達は走る、
 メインサーバで探し人を探して輪っかの機能を閉じ、映命さんを、僕達の世界を、救うために!
 
Wカードフュージョン12話 参上、ブラックカーディン
 
FINISH!!
 
Wカードフュージョン13話 急襲、キューブフィアーザー!守れ、牧場!!に、続く!!
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
 

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com

oirenw.hatenablog.com