オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベもどきを置いていきます。

参上、ブラックカーディン/2 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン12話 参上、ブラックカーディン
 
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 「またしばらく町が無いのかね?」
 進む方向に向き直りながらカーディンに尋ねてみる
 「さぁ?だがおそらくは・・・いや、しかし・・・」カーディンの声のトーンが疑問を呈するものに変わる
 「何か心配事でもあるの?」突如声の感じが変わったカーディンに対し、思わず訊き返していた
 「そういえば、さっきの街には食料品店が無かったな、と、出来れば補充しておきたいのだが・・・」
 確かに、大きな町ではなかったし、裏通りとかも無く、全ての家が通ってきた一本の道路に面していた、
 そのおかげで、通っただけで街の全容を把握できたのだが、確かに、食料品店らしきものは全くなかったな、だけどな・・・
 チラリと後ろの後部座席の方を見る、そこには、上に枝がちょいと伸びた拳大の丸い石青黄色い木の実、三日月上の房がいくつも連なった橙の果実、内部の葉っぱが幾重にも丸く集まった青紫の野菜、平たいパンズが平べったい黒紫の宝石を挟んだものが入ったぺしゃ丸い包み、
 それらがいくつもの紙袋に分別され入れられて割とかなりの量存在しているのだ、
 もちろん、それらは全て石のように固く、食う時には適当にすりつぶしてしまうため味は少しはわかるのだが食感などはわからない、
 もっとも、真面目に食ったら、すべて食感はとてつもなく硬い以外にはないとは思うけど・・・
 うんざりしつつ、さっきのカーディンの言葉に対し返す、
 「割とまだまだ食料あると思うけど?前のとこで結構買いだめしたじゃん・・・」
 ちなみに、これらの食糧はその硬度のせいか知らないが、かなり日持ちするらしい、カーディンが言ってたが、
 容赦なく買い込んでいたところから、カーディンからしてみれば、これらの食料は全て腐る前に僕の腹に収められる量なのだろう
 「しかし、何が起こるかわからない、少し多いぐらいでいいと思うのだが・・・」
 「これでもまだ少ないんかい」
 「ああ!!」
 自信満々で返した来たカーディンに対し、思わずうんざりしてしまった
 「そうだ、そろそろ勉強の時間だ!今日は理科だな!観察は出来ないが、知識は頭に叩き込んでもらうぞ!」
 「ふぁ~い」
 仕方なく、前のダッシュボードの下にある物を入れる空間に両手を伸ばし、そこ入ったホワイトボードとマジックペンのセットを取って出す
 「よし!準備完了したな!!それでは、今日は植物と季節についてだ!」
 「はぁ~い!!」
 この荒野の、植物が一切生えておらず季節感もくそも無いところでんなもん学んで何か意味があるんだろうか・・・?
 僕の名前は鋼野 双歩(ハガネノ ナラブ)
 上着に外側が赤く下端袖端の白いジャケットを着て、
 そのジャケットは左肩の裏側に車輪と飛行機の肩翼が付いたようなオブジェが付いており、
 その下にオレンジのシャツを着、
 腰には茶色のベルトを巻き、
 足には濃い色のジーパンをはいてその下に白いスニーカーを履いていて、
 茶髪を前の方に上げ、よく童顔だと言われる、
 飛角小学校の四年生なのだが、ややあって今の先生はこのカーディンである、
 で、今僕が乗っているこの車がカーディンだ、元は上の方にX字のパトライトの乗った上白下黒の色をしたパトカーなのだが、
 今は正体がばれないように全体が紫色で上に同色の大量の棘々が存在しているデザインの車となっている、
 そういえば、ここに来るときにいろいろ見かけてきたなぁ、植物以外で・・・
 例えば・・・そう原っぱに突っ立っていたこれ、
 機原ストーンアックス、
 コスト2のイクイップで、相手を移動させる効果を持つが、それ以外にもスキップ効果を持つ、
 うまく使いこなせるだろうか・・・
 そういや道路の途中の山にぽっかり空いた洞窟もあったな、名前は機械洞窟ファング、
 単なる洞窟だと思ったんだけど、洞窟前の看板にトンネルの距離と通過予定時間となぜか時刻が書いてあったんだよね、肝心な部分がかすれてたんだけど、行ったら時間ぎりぎりで途中で洞窟が上下に閉まってくんの、何とかギリギリで抜けたけどさ・・・
 効果としては全体のパワーを下げてトラッシュ送りと、モンスター以外と組み合わせたら使えるかな・・・
 で、もう一つ、こっちも時間ぎりぎりで何とか抜けたっけ、機械谷バイト、
 効果としてはさっきのカードにコスト条件が入ったみたいなやつ、
 上手くこっちが高コストばっかり召喚してる時に使いたいけど・・・
 「わかったか、双歩!」
 「はいはい」
 カーディンの話を適当に聞き流しつつ、いや、ちゃんと聞いてはいるんだよ、後でテストもきっちり来るしさぁ・・・
 まぁ、聞き逃した部分は後でカーディンがみっちり教えてくれるから、聞き逃してもあまり気にならないというか・・・
 そうこうしているうちに先が十字に分かれた場所に出る、
 いつの間にか広くなった道路の十字路というだけあり、そこそこ大きい、斜め四隅に本道を裂く形でカーブするための曲線道路が付いているくらいである、
 こんな車の走らぬ荒野に必要ないと思うのだが、まるで大きな町のデカい交差点以外がさっぱり消え去ったような、まわりに鉄筋がところどころ飛び出た灰石のがれきもあるし、それとも、こう見えて昔は車の交通量がそこそこあったのだろうか・・・?
 カーディンがそこを右に曲がって行く、明らかな十字路なのに信号が無いのが気になる、交通量が無いから取っ払ってしまったのだろうか?横断歩道は多少風化してても書かれていたのだが・・・
 授業を受けつつしばらく走り、先の方で大きく左の方に曲がり、
 ん?
 先の方に黒い影を見つけた、上にX字の黒いパトライトを付け、白もコントラストも無い全て黒に塗りつぶされたボディを持つパトカーのような車
 「あれは、カーディン?」
 
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