バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

参上、ブラックカーディン/19 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン12話 参上、ブラックカーディン19
 
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 「ぐわぁああああ・・・」
 ブラックVカーディンが煙を上げながら倒れ、その衝撃でBカーディンが跳び出しつつロボ形態に戻り床に倒れ落ちる
 「カーディン!」
 「わかっている!!」
 Vカーディンがそのまま一気に輪っかに近づき、その剣で袈裟懸けに一気に斬る!
 輪っかはは斬られた側にくずおれて行き、床上に落ちた、
 ズシィイン・・・
 「ああっ!異世界への扉が!!」
 左手の壁際で研究員ロボの嘆く大声が聞こえた、見ると、その研究ロボが輪っかの方を、いや、その近くの他の研究ロボも、その他の研究ロボも・・・部屋を見渡してみると部屋中の研究ロボが一様に輪っかの方をじっと突き見ている
 「はっ!なるほど、それが目的だったってわけだ!!」
 響いた声、こんどはBカーディンの物、Bカーディンが立ち上がってVカーディンの方を見ているのが見えた、
 そして、それに返すようにVカーディンが目を点滅させ
 「そうだ、私達は私達の世界を守るためにこの場所に来た、あんなものをむやみやたらと作らせるわけにはいかない、そして・・・」
 Vカーディンが輪っか右の方に走り出して右のコンソールに剣を振り下ろして破壊し、
 今度は輪っか手前のコンソールの方に走り込みつつ剣を横に振り抜いてコンソールを切り裂いて、
 最後に、僕の近くのコンソールに向かって剣を下に出したまま走り抜き、下から上に剣を振り抜いて破壊し、Bカーディンの方を向き
 「やれるならば徹底的に破壊する!!」
 いや、決め台詞っぽく言う事じゃないと思うけど・・・
 「ふっ、言うじゃねぇか・・・」
 何感心してんだ何、いや、それより、
 「カーディン!もう他にこの装置と同じ反応は?」
 「いや、無いな」
 「よし、それなら・・・」
 「撤退だな!!」
 Vカーディンからカーディンが飛び出してきて、上に兜が飛びつつ頭とパトライトが上に飛び出し、
 二つ折りが戻りながら前部が左右に開いて頭部分が元のその間に戻りパトライト下の両翼の意図のパーツが上内部の方に回帰し
 前部が頭部を左右に挟んでしまい込み胸のパトライトの下二つが下に下がってX字型のパトライトに戻って全体が車形態となり地上に着地する
 「双歩!中に!!」
 「わかったよ!」
 急いでカーディンの方左側に駆け寄り、右手でドアを開けて助手席に座り、
 左手でドアを閉めて窓際の押し込み式のスイッチロックをかけ、左肩上のシートベルトの金具を引き出して右腰の金具に繋ぐ、
 ってあれ・・・?あのバズーカ背負った馬が・・・部屋の中に、いない!?
 「ねぇ!あの馬頭、どこにいるの?」
 「何・・・?」
 改めて顔を左右に見回すも、やはりどこにもいない・・・
 「逃げたんじゃないのか?」
 「いや、なんか、嫌な予感が・・・?」
 「おい?」
 げっ!?窓のすぐそばにいつの間にかBカーディンが見下ろしてきてる!?
 「聞こえたぞ、今、あの馬の事を話してたな・・・?」
 「そうだよ!部屋にいないからどこ行ったのかなぁ、って思ってね!!」
 「嫌な予感か・・・今なって私にもわかったぞ、双歩!」
 「俺様もわかった、」Bカーディンが顔を上げ、周りの黒機械達と研究ロボ達を見
 「おい!!お前ら!ここから出来る限り離れろ!大声を出して基地の奴らにも伝えながら逃げろ!いいか、きちんと渋滞せずに出て行くんだ!!」
 Bカーディンの声を聞き、皆が半信半疑といった感じで顔を見あわせつつも唯一の出入り口に向かって走り、すぐに居なくなってしまった、
 さすがに注意されたせいだろう、通路で詰まることは無かったか・・・
 「じゃあ、俺様も行くぜ!じゃあな!!」
 Bカーディンのの両肩が上がり同時に両腕も180度回りつつ上がって両肩が頭を隠しつつ両腕がその両肩に収納されながら、
 腰が180度回転しつつ前に倒れつつ両足を思い切り曲げて後部と化し、
 パトカー状態となりながら駆け出しUターン、出口に向かって走る
 「カーディン!」
 「ああ!!」
 僕達もその後を追うように部屋の出入り口に走り、そのままその先の坂を駆けあがって元の通路に出る、
 さすがにBカーディンの言葉を聞いたのか、入る時にいた黒い銃使い達はすでにいなかった、
 カーディンはそのままBカーディンの後ろと同じ左手側に曲がり、
 さらにその先をまた左手に曲がって、
 ん?なんだろ、先の方で左側が空いていて、その中にBカーディンが入って行く・・・?
 そして、その空いている場所でカーディンが止まる、
 おそらく、カーディンもこの先に何があるのか気になったのだろう、
 その部屋は、先の方にガラス窓が左右いっぱいに張りつき、
 その壁際に、上下にスライドさせるつまみやキーボード、湾曲した小さな鉄の棒の先に茶色く丸いスポンジが付いたマイクなどが付いた、上が斜めの台のようなコンソールが並んでいた、
 ここは・・・位置的には輪っかのあった部屋を見下ろせる場所に当たるのか・・・?
 そして、部屋の中には車体の影と馬人の影
 「そのスイッチを押すんじゃねぇ!!」
 Bカーディンの声が響き渡り、僕は声がかけられた奥の方に目線をやる!
 Bカーディンがロボモードに戻りつつそこにいた向こうを向く馬頭の影をにらむ!!
 そこにいた二足の馬の影は、前進が鉄色に輝いていて、黄色い目を持ち、水色のたてがみを持って砂色の軍服を崩して着、腰の方に上着を巻いて、緑色のタンクトップを上に来て、首元に鎖でつないだドックタグを付けており、
 左手には黒いバズーカを降ろして持っていて、右手の先には、コンソールの緑色と黒色の斜め色枠の中、薄いガラスの下に、オレンジの丸い少し大きめのスイッチがあった
 あいつは、Bカーディンと一緒にいたバズーカ馬!!
 「それを押せばどうなるかわかってるのか!!」
 「わかってるさ、だがな!!」
 こちらに右目からチラリと目線を向けた大筒馬の右口端がこれ以上ない位に歪む
 「今、リュッケンやレオンすら倒せなかった奴を倒すチャンスなんだ、倒せりゃ俺はここから昇格だぜ!!だから」
 右手が大きく上に上げられる!
 「もうあそこにはいねぇが今押せば間に合うぜ!押させてもらう!!」
 その右手を思い切りガラスごとスイッチに叩き付けた!!
 バリンッ!!
 ガラスの割れる音が響き渡り、
 ウーッ!ウーッ!ウーッ!
 警告音と共にあたりの光源が赤く点滅し、辺りを朱と黒に交互に染める!
 
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