カードゲームライトノベル Wカードフュージョン14話 メインサーバのありし場所2
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「え~・・・」
だが、遠い!!たしかに、見えた城のようなものの方に向かって走っているのだが、まだまだ着きそうにもない
いや、大きくなっているから確実に近づいてはいるのだ、近づいてはいるんだけども!
「はぁ・・・」
思わずため息をつき、座席に寄り掛かり直す
「もう少しかかるな、とにかく、休んでてくれ、近づいたら声をかける」
「わかった・・・」
ううむ、にしても、あのお城、一体どれだけの大きさがあるのやら・・・
リュッケン達と別れた後も、色々見かけたなぁ・・・
そういや、山で工事している機械を見たな、解体破砕機 ゴレムタックラー
一つ目で立ったサイのような見た目、肩の挟み角でハゲ山の岩を解体してたっけ、
効果としては相手を手札に戻すだけ、か、相手がコスト0のみはネックだな~
それから・・・蝶々だ、蝶センサー チョーサーヒラーリ、珍しいと思ったらやっぱり機械だった、そして、速攻で頭を引っ込めた、今んところなんの影響も無く、通報とかされてる感じじゃないが・・・
効果としては手札からの召喚効果だ、
もっとも、コストが必要な上に多い、これを補い切れるかが活用できるかの分かれ目だろう、
で、他に・・・そう、岩に座っていた、太細色々な鉄パイプと球体関節と頭、それに頭の上の煙突で構成された偏屈そうなロボットがいたな、煙突力量機 ケンインダー、
ずいぶんと退屈そうな顔で考え事してたが・・・
カードの効果としては移動させるだけだけど、うまく使えば一気に相手にダメージを与えられるだろう、活用しきれれば・・・になるけどね
に、しても・・・
ほんの少し前の方を見ると、城がまだまだ大きくなっていっている所だった、
それはもう、城とかいうレベルを超越している、そう、言うなれば・・・
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