バハムートの焼肉@オイレンのラノベ置き場・双札

月から金、土はときどきを目標に私が書いたラノベを置いていきます。

メインサーバの元、現れしエンジニア/8 カードゲーム小説WカードFu

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カードゲームライトノベル Wカードフュージョン17話 メインサーバーの元、現れしエンジニア8
 
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 とにかく、ガイキシンが右手でチャージゾーンの表側表示のカードを裏にしてきた!
 こっちも右手でチャージゾーンのカードを裏にして
 「リチャージ!」
 「リチャージ!」
 そして、ガイキシンの前に枝が伸びて行き、ガイキシンがその枝に着いたカードを右手に取る、
 僕の方も山札の一番上のカードを引き、
 「ドロー!」
 「ドロー!」
 引いたのは機械荒野の巻き砂!左手の手札に入れ、左手の手札を見る・・・
 よし、こいつで一気に・・・
 「おっと、機剰 メカロードの効果でバトルマシンズ イーストオーファイブは2番に移動している、1番にそいつは置いてもらうぞ?」
 「うわっと!」
 そう宣言した途端、ジープがカーディンに銃撃しつつもイーストの方に突進、イーストが左手の方に吹っ飛んだ!
 一体何をやらかす気だ・・・?
 思考を巡らせながらも、左手の手札から一枚引き、1番の場所に裏側で置き、
 さらに、もう一枚引いてチャージゾーンに裏側で置く、
 と、ガイキシンの方も右手で手札から一枚引いて1番の場所に置いて、続けて同じように引くと今度はチャージゾーンに裏側で置いた
 「セット!」
 「セット!」
 そして、向こうが1番に裏側で置いたカードを右手に持った!
 カーディンが両腕を前に出して銃撃に耐える中、こちらも右手に持ち、表に!
 「オープン!!」
 「オープン!!」
 「メガメカロード・ドリル!!」
 「バトルマシンズ ライフブレイカーS・L!!」
 向こうの方からデカいドリル戦車が重々と動いてくる!
 かどが斜め直線なオレンジ色の四角い機体に、上部には正面からは低い台形に見え、横からは向こうに盛り上がるような三角のようなボディ一体型コクピット、こちら側に向いた面にはそれぞれ緑色の面そこそこの窓など付き、下部には一対のキャタピラ、
 正面に大きなドリル一機とその斜め上下左右に少し小さめの小ドリルを持つ!
 その戦車がカーディンを押しつぶそうと迫る!
 「なっ!?」
 カーディンは一瞬ドリル戦車、メガメカロード・ドリル、メガドリルの方を見て驚くが、ジープの銃の乱射に、その両腕で防御を固めたまま
 「なら俺が!!」
 ここでイーストが左手から右手側に銃を乱射!メガドリルとメガジープにぶち当てる!
 しかし、メガドリルには効かず、メガジープは少し銃撃が遅くなったがすぐに元に戻る!
 「さぁさぁどうした?このままだと貫かれ、踏みつぶされてしまうぞ?それとも、こいつがお望みかな?」
 ガイキシンがその右手の剣をゆっくりと上に上げて行く、まずい!
 「ここは私に任せろ!!」
 突如、声が響き渡ると、左手後ろから、S・Lが走り込みながら頭の角を後ろに下げつつ顔を前に伏せつま先を収納しながら両腕を左右上に上げ、両腕両足を後ろにまとめて機首上の刃を後ろに抑えて機関車に変形しながらドリルに走り込んでいく!
 「うぉおおおお!!」
 その声を聴いたのかメガドリルもS・Lの方に方向転換し、
 S・Lとメガドリルが正面からぶつかり火花を散らす!
 が、メガドリルのドリルの回転が速くなり、S・Lが吹っ飛ばされた!
 「まだだ!!」
 すると、S・Lの機首の上後ろから白銀内藍片刃が立ち上がり、機体の中部から後ろが上下に分割、
 上の方が機首を胸部として後ろから両腕を左右に広げるように転回し、その端が開いて両の拳となりながら
 下の方が両足を出すようにしたに出て、中ほどから左右に分かれて両足となり、その上部が腰部を形成、
 そして、機首の上から顔のようなものが、前方から上に上げ出てきて、その後頭部から額にかけ、機首の上の物と同じ、白銀内藍の片刃が立ち上がり、S・Lが、着地!!
 ズゴン!
 それは、兜に胸部、腹部、両肩、手と足の中部から下が黄色に縁どられた藍色で染め上げられ、両手両足の中部が白く、頭には、口元に薄灰色の金属マスクをつけ、上部にカクカクした兜をかぶり、その緑の機瞳でメガドリルの方を見据え、メガドリルの方に走り出す!
 さらに、メガドリルのドリルを正面から両手で掴み、
 ギュイィイイイイ!!
 大きな音と共に両手から火花を散らしながらメガドリルを持ち上げ
 「どりゃああああ!!」
 メガジープの方に放り投げてメガジープにぶつけ、メガジープの射撃を中断させた!
 「ぬん!!」
 そこにガイキシンの剣が降ってくる!
 これをカーディンは左足側に、S・Lは右足側に跳び回避!僕を含めて周辺に衝撃波が走る!!
 「ぬ・・・避けられたか、まぁいい・・・」
 ガイキシンがごちりつつ、剣を右手薬指小指にひっかけてチャージゾーンのカードを三枚前に出してくる、
 コストの見せ合いか!慌てて僕の方もチャージゾーンから三枚のカードを前に出し
 「これで!」
 「ならば行くぞ!」
 互いに前に出したカードを表に!
 まずは、僕が表にしたカード!
 バトルマシンズ カーディン カーモード、バトルマシンズ カーディン ロボモード Vol2、バトルマシンズフルブースト、
 続けて、ガイキシンが表にしたカード!
 機発 メカロード、機閃 メカロード、機抜 メカロード、
 向こうは三枚とも戦闘前タイミングのリサイクルカード、こっちは一枚だけ召喚できるけど・・・
 「僕は表にしたカードを召喚しない!」
 「ならばこいつだ!!」
 ガイキシンが手札から右手でカードを引いて見せてくる!
 「私は機羅 メカロードの効果を発動!残った裏側表示のカードである、バトルマシンズブーストを指定し、そちらのリサイクルカードの効果を封じる!!」
 「僕はバトルマシンズブーストでそうさ・・・いや・・・」
 落ち着け、残ったリサイクルはこれ一枚、どの道使えないなら・・・
 「どうした、相殺しないのか?」
 「ライフブレイカーS・L!!」
 「ん?なんだ・・・?」
 S・Lが僕の方に顔を向け・・・
 「耐えて!」
 「え?」
 「耐えて!!」
 「え!?」
 「そうだ、耐えるんだ!ライフブレイカーS・L!!」
 「ちょ・・・カーディン、一体何を言ってるんだ!?」
 S・Lが戸惑い、少し右手側のカーディンの方を見ようが、僕達はお構いなしである
 「と、とにかく、行くからなっ!!」
 「おろかな・・・」
 ガイキシンが機羅 メカロードの効果でメインサーバから伸ばしてきた枝に付いた一枚のカードを右手に取り
 「それならば・・・鉄槌喰らわせてやろう!!」
 ガイキシンが右手の剣を振り上げ、その剣から火の粉のような炎が放出
 「ぬん!!」
 炎が一直線にS・Lに向かって行き、その体にまとわりつく!
 「ぬわぁああああ!!」
 S・Lは声を上げるが、すぐに正気を取り戻し
 「この程度に・・・負けるかぁ!!」
 メガドリルに向かって行く!
 「私達も援護するぞ!!」
 「おぅ!!」
 カーディンとイーストもメガドリルとメガジープに立ち向かう!
 そこでガイキシンが剣を前に振りおろし
 「行くのだ!メガメカロード・ジープ、ドリル!!」
 ガイキシンの指示を受け、メガジープがそのアサルトライフルから銃弾を乱射!
 だが、そこにイーストが走りながらメガジープのアサルトライフルに向かって銃を撃ち、アサルトライフルの照準を狂わせる!
 「お前の相手はこっちだぜ!!」
 メガジープがその銃の照準をイーストに向ける!
 メガドリルが補助のドリル下二つをミサイルとして発射!カーディンとS・Lに向かって行く!
 「そんなのありなのか!?」
 慌てて外側に跳んで避けるカーディンとS・L、しかし、二つのミサイルは上方に飛びつつカーディンに向かって行く!が、カーディンはS・Lの方に顔を向け
 「ここは私に任せろ!」
 「わかった!」
 そのまま両拳を握って構え、ミサイルドリルの方を見据えて、その間にS・Lがメガドリルへと走る!!
 が、メガドリルが上二つの補助ミサイルも、S・Lに向かって放つ!
 「そんなものは喰らわない!!」
 向かってきたミサイル左側を、右拳で弾き、続けて右側を左拳で弾く!
 おおっ!これはひょっとするかも・・・
 そのままS・Lは突進し、回転するメガドリルのドリルに向かって右の拳をぶつけて少し飛ばし、追撃とばかりに左拳を打ち据え吹き飛ばす!
 が、メガドリルも意地か、ドリルの回転数を上げ、突進し返してくる!
 「はっ!」
 これをS・Lは両手で正面から持ち、振り上げた!そこに背後から二つのドリルミサイルが突進してくる!さっき弾いた二つかっ!?
 「ライフブレイカーS・L!!」
 カーディンが叫び、走り出す!が、カーディンに向かっていたドリルミサイルは突如カーディンとS・Lの間を横切り、カーディンの足を止めさせ、そのままカーディンの周りを回り始め、さらに停止を促す
 「ぐっ!」
 しかし、S・Lは両手にメガドリルを持ちながらも右足を後ろに降り回し
 「はっ!」
 ドリルミサイルを弾き飛ばす!!
 そのまま上に跳躍し、メガドリルを下に向け
 「このまま地面に叩き落してやる!」
 一気に地面に降下していく!よっし!!
 「そろそろ潮時か・・・」
 と、ガイキシンが左手の手札から右手でカードを引き、こちらに見せ
 「私は、機奪 メカロードの効果を発動!メガメカロード・ドリルのパワーを100上げ、バトルマシンズ ライフブレイカーS・Lのパワーを100下げ、さらに、手札のメガメカロード・ドリルで相手にダメージを与え、山札から一枚引く」
 ギュイィイイイイ!!
 メガドリルのドリルが回転し、下部のキャタピラも勢いよく回りだす!
 「何の!このくらいでは!!」
 S・Lがしがみつき、それでも一気に叩き落としていく!そして、メガドリルが地面に激突・・・した、次の瞬間、その地面に着いたキャタピラにより、メガドリルが一気に正位置に向かい回転!
 「何だとっ!?」
 上にしがみついていたS・Lが吹き飛ばされ、地面に落ちる!
 「ぐあっ!!」
 そこにメガドリルが今までにない速度で突進!!S・Lの腹を貫こうとしつつ吹っ飛ばす!!
 「ぐわぁああ!!」
 「ライフブレイカーS・L!!」
 一方、イーストとジープが突進しつつ銃を撃つ!
 互いに銃弾が当たるが、決定打とはならない
 「このぉ!」
 イーストが一気に距離を詰め、左の拳を振り上げ叩き付けるも効かない、
 代わりにジープが突進し続け、あえなく右足側に跳躍避け、
 S・Lが吹っ飛ばされたが、今は涙を呑んでこっち!もう向こうに手札は無い、メガメカロード・ジープの効果もハンドカードも使えないはずだ!!仮に発動できたとしても、まだ!!
 右手でチャージゾーンのカードを一枚表に!
 「僕はバトルマシンズブーストを発動!バトルマシンズ イーストオーファイブのパワーを600上げる!!」
 想定通り、相殺は無い!このまま一気に行く!右手を前に出し、宣言!!
 「僕はバトルマシンズ イーストオーファイブの効果を発動!メガメカロード・ジープのパワーを300下げる!!」
 「ふむ・・・それならこっちはこうだ!」
 ガイキシンが機羅 メカロードの効果で引いたカードを見せるように前に出す!あれは、メガメカロード・ジープのカード!?
 「私は、メガメカロード・ジープの効果を発動!!メガメカロード・ジープをトラッシュに送り、バトルマシンズ イーストオーファイブのパワーを500下げる!!」
 再び始まる互いの銃撃、だが、その中でイーストの銃撃が威力を増し、同時に、メガジープの銃撃の威力も増していく!!
 互いの体が傷ついていき、メガジープが前進しつつ右前輪側に転回、イーストの方を向き、一気にイーストに走り込む!
 「おらぁああ!!」
 が、ここでイーストが走り込み、左腕一本でメガジープを止めながら右手のアサルトライフルで接射する!
 メガジープの装甲は徐々にへしゃげるが、近いということはメガジープからの射撃も受けるという事っ!
 メガジープのアサルトライフルイーストに向けられる!
 「たぁっ!」
 が、ここでなんと、イーストが跳躍!上の方からメガジープのアサルトライフルに向かって銃撃を撃ち込み、アサルトライフルが根元から壊れ、メガジープから外れる!
 「おっしゃあ!!」
 しかし、メガジープもアサルトライフルが外れたせいで覚悟が決まったのか、一気に前進しつつ右前輪側にUターンし、そこで止まり
 「そんなんじゃただの的だぜ!!」
 イーストがアサルトライフルを打ち込んでいく中で一気に突進を開始!
 「それなら・・・」
 イーストが間合いを計り、右足側に跳び、メガジープもそちらに一気に急カーブ!
 「なんだとっ!?」
 狙って曲がれるタイミングではない!始めから体当たりするつもりで曲がったのだ!イーストが立ったままか反対側に跳んだらそのまま逃げを打つ気だったのだろう、
 「うぉおおおお!!」
 しかし、イーストも負けてはいない!そのままメガジープに向かってアサルトライフルを乱射!
 互いにぶつかり、爆発する!!
 そして、メガドリルがS・Lを吹っ飛ばしたその勢いのまま、カーディンに一気に突進!
 自身の四つの補助ドリルを戻しつつ、再度一つずつ発射してカーディンを牽制!!
 「何だと!?」
 ドリルが時間差で体スレスレを飛んで行き、動きの止まるカーディン、そこをスピードを上げてメガドリルが突っ込んできて、メガドリルのメインドリルがカーディンを貫き弾く!!
 「がぁああぁあああ!!」
 「カーディンッ!!」
 そこに、僕の後ろからガイキシンに向かって錆色の砲弾が飛んで来た!!

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